2006年9月29日10:30
成田空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港までは13時間弱かかります。
私たちの飛行機はエールフランスだったのですが、機内はきれいでしたし、設備も充実していました。
アイマスクや耳栓などは無料でもらえます。
また、東京→パリ直行便だったため、フライトアテンダントは日本人が中心で、もちろん日本語が通じるので非常に心強いものがあります。
しかし、ヨーロッパまでのフライトで何が一番苦痛かと言えば、飛行機の中ではタバコが吸えないという一点に尽きます。
今では全席禁煙が常識ですが、喫煙者にとって13時間もタバコを吸うなというのは、もはや拷問でしかありません。
いくら「長時間のフライトですが、おくつろぎください」と言われても、喫煙者にとってはくつろいだ時点で負けなのです。
しかも、タバコを吸えないことで様々な弊害も出てきます。
例えば、暇つぶしに本を読むにしても、本を読むとタバコが吸いたくなるので読めません。機内食を食べていても、食後の一服がしたくなるのは目に見えていますから憂鬱です。
そう考えると、機内ではもう寝るしかないわけで、目が覚めた時にはフランスに着いているという状況がベストでしょう。
だからこそ、私は昨夜の深夜バスでは一睡もせず、長時間のフライトに備えていたのです。
そんな私をよそに、隣の妻は離陸すると30分も経たない間にあっさり寝てしまい、この時ばかりは殺意すら覚えました。
一方の私はというと、困ったことにまったく眠くなりません。
既に30時間近く起きているというのに、タバコが吸えない恐怖心からか、むしろ目が冴えてくるのです。
仕方ないのでニンテンドーDSでマリオカートDSをしていたら、今度はだんだん気持ち悪くなってきました。
飛行機はただでさえ三半規管がおかしくなっているため、画面が動くゲームは危険です。
タバコが吸えない上に本格的に酔ってしまったら、13時間は地獄でしかありません。
そんなわけで、早々にマリオカートを切り上げ、目の前のモニターで現在位置を見ながら時が過ぎるのを待っていました。
出発から3時間くらいすると、機内食が運ばれてきました。
見た目は美味しそうなのですが、味は思ったほどでもなく、さらに私はマリオカートのせいで飛行機酔い気味だったので、全部は食べきれませんでした。
特に冷たくて固いフランスパンは、歯が壊れそうでした。
エールフランスでは軽食サービスとして日清のカップヌードルが食べられるのですが、実は機内ではそれが最も美味しかったです。
ビバ、化学調味料!
離陸から4時間が経過すると、ようやく私にも睡魔が降臨しました。
このまま到着まで眠っていれば話も早かったのですが、再び目を覚ましたのはそれから4時間後。
まあ、普段の睡眠時間を考えれば、狭い機内でそんなに長時間眠っていられるはずがありません。
ただ、一眠りして目が覚めると、タバコを吸いたい衝動がいくらか収まっていたのは幸いでした。
目を覚ましてからの数時間は、カップヌードルを食べたり二度目の機内食を食べたりしてやり過ごし、最後の1時間は満を持して投入したニコレットの力を借りて、何とかシャルル・ド・ゴール空港に到着することができました。
ホント、ヨーロッパ旅行の前に禁煙した方が身のためです...。
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