2006年10月2日8:15
この日の観光のメインはルーブル美術館です。
言うまでもなく世界最大級の美術館で、古代からルネッサンスを中心とした超有名作品が一堂に会する「美の要塞」。
もちろん世界的に名高いルーヴル美術館は、「パリのセーヌ河岸」の一部として世界遺産にも登録されています。
絵画が好きで美術館巡りを趣味とする妻は、このルーブル美術館を楽しみにしていたようですし、私もギャラリーフェイクの愛読者として美術に多少の関心はあり、ルーブルはぜひ一度訪れてみたい場所でした。
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「美の要塞」をいかに攻略するか
ルーブル美術館をじっくり鑑賞しようとすれば一ヶ月以上かかると言われますが、実際に訪れてみると、それは決して誇大表現ではありません。
ルーブル美術館は果てしなく広い
まず第一印象は、とにかく果てしなく広い。
敷地面積は40ha、展示面積は60000㎡だそうですが、これだけのスケールの建造物は、日本ではちょっとお目にかかれません。
そして、この日本ではありえない広さが、距離感覚を狂わせるんですね。
ルーブル美術館は内部構造が複雑
そして、内部構造の分かりにくさ。
横の動きはまだいいのですが、縦の動きが曲者でした。
中二階があったり螺旋状の階段があったりして、簡単に現在位置を見失います。かつては王宮として使われていたので、構造の複雑さはその名残でしょうか。
ルーブル美術館は収蔵作品数が半端ない
さらに、その展示作品の多さ。
ルーヴル美術館の常設展示数は26000点だそうですが、一作品を1分ずつ鑑賞したとしても、433時間かかる計算です(日数でいうと丸18日)。
とはいえ、ルーブルの所蔵作品数は30万点以上といいますから、展示されている作品はこれでもわずか一割に満たないわけですが...。
ルーブル美術館は人だらけ
最後に、その訪問者数。
ルーブル美術館の年間訪問者数は900万人だそうで、ルーブルとしては年間1000万人以上にする計画もあるとか。
ルーブル美術館は毎週火曜日が休館日なので、ざっくり計算して毎日3万人近い人々がモナリザやヴィーナスやニケを観るために殺到するわけですね。
ちゃんと予習しておけば4時間で攻略可能
そんなわけで、こんな途方もない美術館ですから、無策で挑むのは自殺行為です。
うちの妻が一人で行ったら、何時間もかけて同じところをさんざん歩き回った挙句、ようやく辿り着いたモナリザの前では鑑賞客の大群に流され、作品もほとんど見れずに散々の体で帰ってきたことでしょう。
ですから、ルーブル美術館については、公式サイトを見たり、鑑賞ガイドを購読したり、ネットでクチコミを集めたりと、かなり綿密な作戦を立てて挑みました。
その甲斐もあって、4時間という短い滞在時間ではありましたが、絵画に限れば一線級のほとんどを鑑賞することができましたし、ニケやヴィーナスの写真も満足のいく形で撮影できました。
あくまで美術に関してはミーハーな観光者という立場ですが、これからその攻略法を紹介していきたいと思いますので、参考になれば幸いです。
ルーブル美術館攻略記事一覧
- ルーヴル美術館基本攻略ガイド:ルーブル美術館に入場するまで
- モナリザを巡る攻防戦:ドゥノン翼の攻略
- 神の芸術サモトラケのニケ:「サモトラケのニケ」の鑑賞
- Viva La Revolution:「民衆を導く自由の女神」の鑑賞
- ミロのヴィーナスを見ろ:シュリー翼の攻略
- 生まれ変わったルーブルを満喫する:リシュリュウ翼の攻略
- 圧巻のルーベンスギャラリー:「マリー・ド・メディシス連作」の鑑賞
- ルーヴル美女くらべ:ルーヴル美術館で見ておきたい主要絵画作品
- カルーゼル・デュ・ルーヴル:ルーヴル美術館のお土産選び
- ルーヴル美術館に関するおすすめ本:ルーブル攻略のお供に
- ルーヴル・データベースの使い方:使い方がわかるとすごく便利です
- ルーヴル美術館4時間補完計画:「ルーヴル美術館4時間攻略法」の実践レポート
ルーブル美術館 Musée du Louvre
Musée du Louvre, 75001 Paris
アクセス メトロ1号線・7号線Palais Royal Musee du Louvre駅からすぐ
開館時間 9:00-18:00(水・金は夜間開館21:45まで)
休館日 毎週火曜日と一部祝祭日
入館料 9ユーロ(パリ・ミュージアム・パス利用可)
ルーブル美術館の日本語ホームページ
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