Home > フランス旅行記 > ルーヴル・データベースの使い方

ルーブルの展示室の天井ルーヴル美術館の公式サイトには、Atlasという所蔵作品のデータベースがあります。
このデータベースは、ルーブル美術館の展示作品3万点の学芸員による作品情報や、作品の展示場所(←重要)を検索できるスグレモノです。
ところが、残念なことに使用言語がフランス語なんですね。
英語ならまだ何となく読めますが、さすがにフランス語だとさっぱりです。
しかも、日本語ホームページを探してみても、日本語操作ガイドがどこにも見当たりません。
それでも使い方そのものは普通の検索エンジンとそう変わらないでしょうから、試行錯誤で使ってみたんですが、「モナリザ」とか検索しても、「0 œuvre trouvée.(0の作品が見つかりました)」と追い返される始末。
当然のことながら、検索キーワードはフランス語で入力しないといけないわけです。
...面倒くせー。

そんなわけで、フランス語の分からない私にはあまりにも敷居が高く、ルーヴルに行く前は、ほとんど利用することがありませんでした。
しかし、こないだ妻がルーヴル美女くらべの記事を書いた折、せっかくだから作品のインデックスでも調べてあげようと思い、再びアクセスしてみたんですが、使い方のコツがわかると案外簡単に作品まで辿り着けます。
しかも、使えるようになると、めちゃめちゃ便利です。

そんなわけで、パリ旅行記ルーヴル編の締めくくりとして、今回はこのAtlasの使い方を簡単に紹介したいと思います。

検索の種類

ルーブル美術館データベースAtlas(別ウィンドウで開きます)
ルーヴル美術館のデータベースAtlasにアクセスすると、上部に5つのタブがあり、ここで検索の種類を選ぶことができます。
それぞれの検索の種類は以下の通りです。

Recherche simple(単純検索)
Recherche avancée(詳細検索)
Par salles(部屋ごと)
Par départements(部門ごと)
Acquisitions récentes(最近獲得した作品)

とりあえず、普通に作品を調べるだけなら、Recherche simpleだけで十分でしょう。

Recherche simple(単純検索)の使い方

基本的な使い方はGoogleなどの検索エンジンと同じです。
「Rechercher(検索)」とある入力フォームに調べたい作品のキーワードを入力し、Enterキーか「Lancer la recherche(検索開始)」ボタンを押します。
冒頭で書いたように、キーワードはフランス語で入力する必要があるので、調べたいキーワードのフランス語表記を、Google先生などであらかじめ調べておき、それをコピペする方法がいいでしょう。
入力フォームの下にあるチェックボタン・プルダウンリスト・チェックボックスで、検索方法や検索結果の設定ができます。

Tous les mots(入力したキーワードのすべてを含む作品)
L'un des mots(入力したキーワードのいずれかを含む作品)
L'expression exacte(語順を含め入力したキーワードと完全に一致する作品)
Nombre d'œuvres par page(検索結果を1ページにいくつ並べるか)
Seulement les œuvres illustrées(写真入りの作品だけ検索)

単純検索のコツとしては、作品名ではなく作者名をキーワードに検索し、検索結果のイメージを見ながら目的の作品を探していく方が簡単です。
というのも、作品タイトルのフランス語表記をググるのはけっこう大変で、そのわりに表記のブレなどで目的の作品がヒットしないことも多かったりするのですが、作者名だとwikiなどで簡単に見つかり、検索の精度も高いためです。
また、検索結果のイメージをクリックすると作品の詳細ページに行けますが、ここから検索結果に戻る際は、ブラウザの「戻る」が使えないので、「Retour à la liste des oeuvres(作品のリストに戻る)」ボタンで前のページに戻るようにしましょう。
作品の詳細ページで「Ajouter l'oeuvre à l'album(作品をアルバムに加える)」ボタンをクリックすると、ページの左上にある「Album」内にまとめられます。

Par salles(部屋ごと)の使い方

この記事を執筆しながらAtlasを使っていたら、実はPar sallesが凄いことがわかりました。
このモードは翼(Aile)と階層(Niveau)を指定すると、そのエリアの館内見取図が表示され、その中の展示室をクリックすると、そこに展示されている作品がリストアップされるのです。
操作は簡単なので、特に説明なしで使うことができるでしょう。
注意すべきは、階層表示がフランス風なので、「1e étage」が2F、「2e étage」が3Fを表すという点でしょうか。
このモードは、見たい作品がどこにあるかを調べるのには向きませんが、鑑賞ルートをシミュレートできますし、なによりヴァーチャルにルーブル美術館を鑑賞することができます。
Par sallesは美術好きにはたまらないモードなので(妻に教えたら一日中やってました)、ぜひ一度試してみてください。
【詳細記事】 ルーヴル美術館を自宅で楽しむ方法

ルーブル美術館を4時間で攻略するへ戻る

Comments:3

まさよ 2009年7月12日 17:38

初めまして。
ルーヴル関係の検索をしていてたどり着きました。

このルーヴルの検索機能の素晴らしさを分かってくださる方を見つけてとても嬉しいです。
私も知人などに広報しているのですが、皆さんあまりディープに知りたいとも思わないようで空振り気味。(笑)

サーチライトさんの説明はすごく分かり易いですね。
今度使い方を聞かれたら、このブログを紹介することにします。

この検索サイトとともにルーヴルサイトで紹介されている
「素描・版画部門の目録データ」も優れものなのですよ。
素描といっても水彩画も含まれているので、
適当に有名作家の名前を入力して見るだけでも画集を覗いているようです。
これはフランス語が解ればですが、作品がどういうルートで美術館にやってきたかや、どういう展覧会に出品されたかという履歴もわかります。
また、オルセーの素描類も一緒に管理しているので見ることができます。

次回はぜひこちらの検索方法も解説していただきたいです。
(私だとことば足らずで…)
そして、ぜひ次回のパリ旅行では予約して素描・版画部門も
ご覧になってください。
作品を手にとって見ることができる夢のようなところなのですよ。

長文ですみません。
お仲間を見つけたと思い、つい興奮してしまいました。

ちなみに私もB型で、サーチライトさんのプロフィールを読んで、
自分を見ているようでした。笑

サーチライト 2009年7月13日 12:47

まさよさん、はじめまして。
ちょうど、ヴァーチャル・ルーヴル・ツアーの記事を一本仕上げようと思っていたところだったので、グッドタイミングのコメントありがたく思います。
ルーヴルのデータベースは本当に使い込むと素晴らしいですよね。
日本語サイトにマニュアルがないとかの手抜きのせいで、いまいち真価を認められていないのが残念ですが、この記事がお役に立てるなら嬉しく思います。
あとは、データベースの重さを改善してくれると言うことなしなんですが。笑。
まさよさんのアドバイスを参考に、いずれ記事に仕上げたいと思いますので、気長にお待ちください。
なにぶん、神が降りないと仕事をしないB型なもので…。笑。

まさよ 2009年7月14日 10:06

神が降りて(笑)、ヴァーチャル・ルーヴル・ツアーの記事がUPされるのを楽しみに待っています。

ご存知かもしれませんが…
ルーヴルに行く前にお目当ての作品があるかどうかを調べておくのにも役立ちますが、
以前に展示場所は定位置を表示しているのに、作品が無かったことがあります。
その時は、ナポレオン・ホールの特別展に出品されていました。
館内なら展示場所は更新されないようです。

ナポレオン・ホールでなくても、館内の特別展示場所
(シュリー翼の日本式2階にある『ラ・シャペル』や、
リシュリュー翼半地下の『特別展示室リシュリュー』など)
に移動している場合も。

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