2006年10月2日15:20
コンシェルジュリーを見学した後は、そのすぐ隣にあるサントシャペルへと移動です。
今回のパリ旅行で最も印象に残ったのが、このサントシャペルかもしれません。
ガイドブックなどを見ると、凱旋門やエッフェル塔、ルーヴル美術館やノートルダム大聖堂に比べてどうしても扱いが小さくなってしまうのはやむをえないところですが、初めて見学した時の衝撃という意味では、サントシャペルは他の群を抜いています。
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サントシャペル教会は行列を覚悟しよう
サントシャペルはパリの裁判所の敷地内にあります(これもすごいことですが)。
ですから入口では空港並みに厳重なボディチェックがあり、そのため順番待ちの長い行列ができています。
行列はサントシャペル内に入るためのものと、裁判所内に入るためのものの2列があり、もちろん長い方がサントシャペルの行列ですが、間違えて並ぶと係員に戻されてもう一度並び直しになってしまうので、最初に確認してから並びましょう。
サントシャペルへの入場券は、ボディチェックが終わってから購入します。
私たちはカルトミュゼがあったのでフリーパスでしたが、ここでも少し並ぶのを覚悟しましょう。
有名なステンドグラスは2階
サントシャペルの1階部分は貴族に仕える使用人たちの礼拝堂として使われていたそうで、19世紀になってから壁や柱に装飾も施されたため、それなりに綺麗な教会です。
ここでは簡単なお土産なども売っています。
しかし、サントシャペルの真髄は、入口横にある狭い螺旋階段を上がった先にあります。
朝から歩き詰めだったため、疲労困憊のシュクルは「ここで休んでる」とか言っていましたが、そのままでは完全に仁和寺の法師になるところでした。
サントシャペル教会のステンドグラスは光のパノラマ
シュクルを叱咤激励して2階礼拝堂に上がってみると、そこは360度パノラマの光の世界。
精緻なステンドグラスが壁全面に施され、まるで宝石箱の中にいるような美しさです。
このステンドグラスのうち720枚は13世紀のものがそのまま残り、現存する世界最古のステンドグラスだと半日観光のガイドさんが言っていましたが、そういう肩書きも必要ないくらい、それは神々しい光景でした。
ついさっきまで疲れて座り込んでいた妻も、一瞬でテンションが上がり、嬉々としてステンドグラスに見入っていました。
礼拝堂にはパイプ椅子があり、写真を撮った後は二人で座って時の移るのも忘れてみとれていました。
サントシャペル Sainte-Chapelle
4 boulevard du Palais 75001
アクセス メトロ4号線Cite駅から徒歩3分
開館時間 9:30-18:00(冬期9:00-17:00)
休館日 1月1日・5月1日・12月25日
入場料 7.5ユーロ(パリ・ミュージアム・パス利用可)
サントシャペルのホームページ(英語)
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