2007年7月21日16:45
道の駅・鳥海では岩牡蠣やサザエなどの海産物が売られていて、その場で串焼きなどを食べることができます。
串焼きを見るたびに思いますが、あの醤油の香ばしい誘惑は反則でしょう。
妻は生牡蠣を食べたそうにしていましたが、これから旅行に行くのに牡蠣に当たったら最悪だということで自重したらしく、ハマグリの串焼きを食べました。
この道の駅では15分ほど休憩して、いよいよ秋田へと向かいます。
国道7号は再び海岸沿いに向かい、象潟を過ぎると秋田県です。
象潟から岩城までの海岸線は比較的順調で、この調子なら意外と楽に青森まで行けるかもと思ったのですが、国道7号の過酷さはここからでした。
まず、秋田市に向かうにしたがって、異様に安全運転になります。
別に渋滞しているわけではないので、どうやら県民性らしいのですが、これで大きくリズムが狂いました。
しかも、秋田市を過ぎた辺りでとっぷりと日が暮れてしまい、道の駅は閉まるわ、景色は見れないわで、単調な運転に拍車がかかります。
そして、とにかく先が果てしないのです。
秋田を過ぎて能代へと向かい、これでも既に飽き飽きしていたのですが、能代から内陸の大館までがまた異常に長く感じられました。
距離だけ見れば、象潟から大館まで約150kmですから、たいした距離でもないのですが、行けども行けども先の見えない運転に、それまでの疲労もどっと出て、「秋田は飽きた」とかくだらないことを言い出す始末。
妻は今時珍しく車の運転ができないため、助手席でカーステレオを聞きながら、のんきに「ガンダーラ」を歌ったりしています。
ホントにどうしたら行けるのだろう、教えてほしいです。
本当は途中で美味しそうな店でも探し、秋田名物でも食べるつもりだったのですが、そんな気力も既になく、国道沿いの吉野家で適当に夕食を済ませました。
ようやく秋田を脱出し、弘前市に入ったのが21:30過ぎ。
休憩で立ち寄ったコンビニでは、昼間の元気もどこへやら、腰は痛く、腕は張り、頭も重く、精も根も尽き果てていました。
青森港までは残り50kmの距離ですが、今の状態ではまともに走れる気がしません。
やんぬるかな!
ふとコンビニの中を覗いてみると、そこにはクーリッシュ・グレープフルーツ味がある。
吸い込まれるようにクーリッシュを購入し、両手で溶かして一口飲むと、冷たい柑橘系の風味が心地よく、夢から覚めたような気がした。先刻の、あの秋田の囁きは、あれは夢だ。五臓が疲れている時は、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。
精神の疲労恢復と共に、わずかながら希望が生まれた。
走れる。行こう。
出港までには、まだ間がある。
走れ、俺!
青森の道路は快適で、秋田のかったるさが嘘のように順調でした。
そして23:00。新潟出発から10時間をかけて、ようやく青森港フェリー乗り場に辿り着いたのでした。








