アイスの話題が出たので、ついでにアイスでもう一題。
新潟県で生まれ育った人間なら、おそらく誰でも知っているアイス。
それが左の写真、セイヒョーのもも太郎です。
名前はもも太郎ですが、味はイチゴシロップなので、見た目が桃色だからもも太郎ということらしいです。
味は何の変哲もないかき氷で、よく言えば素朴な味。
かつて私が子どもだった頃は1本30円で売られていましたが、今では1本60円もして、時の流れを感じてしまいます。
もっと驚くのは、最近はネットショップでも、もも太郎やビバオールが買えるらしいです。
さて、もも太郎と言えば、私にとってお盆です。
かつて、新潟の夏がもっと涼しかった時代。
親戚一同でお墓参りに行った帰り道、お寺の前の小さな商店で伯母が大量のもも太郎を買ってくれて、伯父も伯母も両親もいとこもみんな、クーラーもない私の実家で一瞬の涼をとるのが常でした。
お墓参りの時、子どもたちが持つピンク色の提灯と、もも太郎の毒々しい桃色。
それらが妙にぴったりマッチしていて、今でもその二つの印象が強烈に結びついています。
あれから四半世紀。
お墓参りの帰りにアイスを買って帰るのは、私と弟の役目になりました。
今ではお墓から家までの風景もすっかり様変わりしています。
おそらく温暖化の影響でしょう、新潟もすっかり暑くなり、もも太郎だけで熱帯夜を過ごすことなど考えられません。
お盆に帰省する親戚の数も、昔に比べてすっかり減ってしまいました。
しかし、やっぱり私はこれからも、お墓参りの帰り道には、もも太郎を買い続けるのでしょう。
私にとって、もも太郎とは、そういうノスタルジーを感じる夏の風物詩なのです。
そんなわけで、これから実家に帰省してきます。
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