ナポリへ行って本場のナポリタンを食べるのです。
近所の本屋に平積みになっていた本の緑色の帯には、リュックを背負った灰色の猫のイラストとともに、でかでかとそう書かれていました。
白と赤と緑のイタリア国旗を模した単行本。
綺麗に装丁された表紙には、細々とイタリアの観光名所のイラストが描かれています。
「ナポリにナポリタンはないだろ常考」とつっこみつつ、気になってパラパラとめくってみると、カラーイラストと手書きの文字でびっしりと埋め尽くされたマンガ旅行記でした。
「フランス旅行記ならいいけど、イタリア旅行記じゃなあ...」と、その場は躊躇したのですが、後日やっぱり気になって、Amazonの送料調整役としてショッピングカートに入っていました。
旅ボン・イタリア編のレビュー
旅ボン・イタリア編は、イタリア10日間の旅を描いた旅行記です。
ボンボヤージュ(よい旅を!)というペンネームを持ちながら、自称ひきこもりイラストレーターで、外の世界には興味ナシ、もちろん海外旅行は初体験。
そんなボンさんと担当編集者のSUZUさんが、ローマ→ナポリ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノでやらかしてきた爆笑エピソードの数々を、158ページに渡って詳細に描いています。
累計150万部を突破した「ちびギャラ」作者だけに、イラストのかわいらしさには定評があり、しかも全編オールカラーで細部まで丁寧に描かれています。
本編にも書いてありますが、ただでさえ緻密なバロック様式の建造物を、これだけ丁寧に書き込めば、そりゃ手が攣りそうにもなるでしょう、製作期間に2年もかかるでしょう。
発売延期に次ぐ発売延期も納得の一冊です。
この旅には、イタリア語ペラペラの通訳兼ガイドのイセキ君が同行しているので、個人旅行としてはかなりハードルが高いと思われることもしています。
ですから、イタリア旅行のガイドブックとして使うには、少々危険が伴うかもしれません。
しかし、ちびっこいコマの中にイタリアの魅力がぎゅっと凝縮されていて、普通の読み物として読めば満足度は十分です。
SUZUさんの「いのうえさん」写真も、イタリアの魅力をユニークな視点でとらえています。
漠然と「海外旅行に行きたいなあ」と思っている人が読めば、読後「イタリアに行きたい!」という明確な目的地に変わること間違いないでしょう。
特に、私は2006年秋に初めての海外旅行を経験したばかりの人間だったので、ボンさんの一挙手一投足に、「うんうん、ワカルw」と共感しながら読みました。
そして、ゆめのりょけんの旅行記を書く時には、「旅ボンのように書けたらいいなあ」と、バイブルのごとく思っています。
旅ボン・イタリア編は、海外旅行経験の浅い人や、ヨーロッパ旅行をしてきたばかりの人に、特に読んでほしい一冊です。
3時間もあればさくっと読めるので、イタリア行きの飛行機の中でイメージトレーニング代わりに読んだり、イタリア帰りの飛行機の中で旅を回顧しながら読むのもいいですね。
ただし、人前で読む時には、ニヤニヤしすぎて周囲の乗客から怪訝な顔で見られないように、くれぐれもご注意を。
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ボンボヤージュ おすすめ平均 ![]() 脱力系『イタリア 旅の絵日記』。 ふきだす、ふきだす イタリアの魅力満喫 大変だったでしょう。 ガイド本ではありませんAmazonで詳しく見る |
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