2007年11月11日6:00
一転して拷問へと変わった深夜バス8時間の旅を何とか乗り切り、京都駅前に到着したのは予定より5分ほど早い6:00ジャスト。
まずは荷物を京都駅のコインロッカーに預け、身支度を整えて京都観光へと繰り出します。
深夜バスでせっかく早朝に到着したわけですから、昼だと混雑が予想される観光スポットを先に回ってしまおうというのが、この日の午前中の作戦です。
となれば、やはり清水寺でしょう。
修学旅行のメッカとも言える京都の中でも、一、二を争う大混雑地帯。
混雑する時間帯に訪れたら、若気の至りで暴走する修学旅行生の中でもみくちゃにされ、風情どころの話ではありません。
しかも、清水寺は我々を招くがごとく朝6時から観覧可能なのです。
「お化粧してくるからちょっと待っててね」と言って女子トイレに行った妻が、ちゃっかり着替えまで済ませて戻ってきた時に7:00を過ぎていたのは、まったくの計算外でしたが...。
京都駅バスターミナルから市バス100系統に乗り、清水道に到着したのが7:25。
清水寺周辺の二年坂・産寧坂界隈は、石畳にいかにも京都らしい町家が連なる美観地区です。
辺りにはまだ観光客の姿もなく、秋の早朝の凛とした空気が漂っています。
八坂の塔の前ではおばあさんが掃除をしていたり、まだ開店していない土産物屋の前では猫が集会を開いていたりして、日本の良さを再確認できました。
清水寺は修学旅行で一度訪れたことがありますが、正直なところ清水の舞台くらいしか憶えていません。
今回改めて訪れてみると、境内が意外と広いことに驚きました。
仁王門をくぐり、まずは三重塔のあたりで写真を撮って、国宝の清水の舞台へ。
拝観料として300円を払うと、チケット代わりに本のしおりがもらえます。
さすが観光都市京都、そのへんは気がきいているなあと感心しました。
清水の舞台には、すでに何人かの観光客がいましたが、まだ早いためか、係の人が業務用の掃除機で清掃中でした。
こんな光景も、早朝ならではでしょう。
ところが、その清掃をしているおじいさんの掃除機のかけ方が悪いらしく、横で40代くらいのおばさんが厳しく叱っているのです。
気の弱そうなおじいさんは、ぺこぺこ謝りながら、おぼつかない手つきで掃除機をかけていて、正直気の毒でした。
ただでさえ関西弁が苦手な妻は半泣き状態で、記念写真もそこそこに、逃げるようにその場を立ち去りました。
清水寺本堂に続き、恋の願掛けで有名な地主神社がありますが、新たな恋が芽生えてしまっても困るのでここはスルー。
続く阿弥陀堂の前からは、清水の舞台が一望でき、ここはよい記念撮影スポットです。
清水寺の紅葉は例年11月後半から12月初頭が見頃らしく、私たちが訪れた時はまだ早かったのですが、ここぞとばかりに記念写真を撮りまくりました。
一通り写真を撮った後、本堂を背にして坂を下りると、途中に清水寺の名の由来でもある音羽の滝があります。
そういえば、ここは修学旅行でも訪れました。
確か、左が学問成就の水、真ん中が恋愛成就の水、右が延命長寿の水だったような...。
ただし、この日はボランティアらしき人が清掃中で、どれも飲めませんでしたけどね。
清水寺の拝観はおよそ1時間。
その頃になると、門前町の店も開き始め、早くも修学旅行生の一団がやってきました。
今日もにぎやかな一日が始まるのでしょう。
有名な観光地でも、そこには人々の生活があり、日々流れていく時間がある。
そんな何気ない日常を垣間見せてくれた朝の清水寺でした。
清水寺
〒605-0862 京都府京都市東山区清水1-294
電話番号 075-551-1234
アクセス 市バス清水道/五条坂から徒歩約10分
開館時間 6:00-18:00(春秋に夜の特別拝観あり)
拝観料 300円
音羽山清水寺のホームページ
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