2007年11月11日11:00
建仁寺の拝観を終えた私たちが次に向かう目的地は京都競馬場です。
そう、この日のメインイベントは、京都競馬場で行われる第32回エリザベス女王杯の観戦でした。
お目当てはもちろんウオッカ。
額に稲妻走る漆黒の馬体が、強烈な瞬発力で周囲を薙ぎ払う姿は、まさに「男前」の一言。
64年ぶりとなる牝馬ダービー制覇の偉業を成し遂げる前から、ずっと応援してきた馬でした。
私たちがエリザベス女王杯観戦の計画を立てたのは、8月にウオッカの凱旋門賞挑戦が頓挫した時でした。
この時点ではまだウオッカの秋のローテーションは不明確で、秋華賞の結果次第でジャパンカップかエリザベス女王杯のどちらかに進むという両睨みの段階でした。
それなら秋華賞を観戦するのが筋ですが、「せっかく京都まで行くなら紅葉も見たい」ということになり、加えて秋華賞だとダイワスカーレットに負ける可能性が高いという目算から、ウオッカが出てくる可能性に賭けて、豪華メンバーが一堂に会するエリザベス女王杯に行こうということになったのです。
水面下で京都旅行の計画を進める中、運命の秋華賞が行われました。
結果はご存知の通り、ダイワスカーレットがまんまと勝ち、脚を余したウオッカは3着に敗れます。
この瞬間、私は本当に「天、我が意を得たり」という気分でした。
果たして、数日後、ウオッカはジャパンカップ挑戦を断念し、エリザベス女王杯へ矛先を向けることになります。
さて、建仁寺を出た私たちは、花見小路を通って京阪四条駅へ向かいます。
石畳の道沿いに高級料亭や町家が立ち並ぶ花見小路は、まさしく祇園の花街情緒が満喫できる通りです。
そんな中、祇園の雰囲気に似つかわしくない人々が屯している一角があります。
私たちもその場を通るまで知らなかったのですが、実は建仁寺のすぐ近くには京都ウインズがあったのです。
この日はG1だからということなのでしょう、ウインズの周辺の道路では携帯用灰皿を配っていました。
携帯用灰皿を家に置いてきた私は、まさに「JRA、(*'ー')bグッジョブ」と、その携帯用灰皿を受け取った刹那、表の柱に大きく貼り出された紙に目が留まりました。
3番ウオッカ号 出走取消
なんという孔明の罠www
絶望した! ウオッカの出ないエリザベス女王杯に絶望した!!
こうして、もはや観る価値すら見失ったエリザベス女王杯ですが、せっかく京都まで来たからには予定を変更するわけにも行かず、携帯用灰皿を握りしめながら、花見小路の写真を撮るのも忘れ、とぼとぼと惰性で淀へと向かう我々でした。
【ウオッカ・リベンジ】 第一次東京遠征開始








