2007年11月12日8:50
(この記事はシュクルが執筆したものです。)
京都御所は、1331年の光厳天皇の時代から、1869年の東京遷都まで約500年の間、皇居として使われていました。
残念ながら、平安京の時代に天皇が住んでいた内裏は、現在の京都御所とは別物で、旧平安京内裏は、現在の二条城周辺にあったそうです。
御所が現在の位置に移ってからも、何度も火災と再建を繰り返し、現在の御所は、1855年に再建したものです。
京都御所内を見学するには、事前に申込みが必要です。
ガイドブックなどを読むと、結構めんどくさそうですが、実際は簡単です。
宮内庁のホームページから、京都御所の参観申込みページに行き、必要事項を入力して送信すると、可否についてのメールが送られてくるので、そのメールに書いてあるURLから、参観許可証をプリントアウトすれば終了です。
私たちは、8月半ばに申し込んだので余裕でしたが、春や秋は特に人気があるので、早めに申込んでおきましょう。
集合は時間厳守なので、指定された時刻に参観許可証と身分証明書を持って受付場所の清所門に行きます。
受付には怖そうな警備の人がいて、ものものしい雰囲気でしたが、受付そのものはあっさり終わりました。
中に入ると、見学者の待合室で待機。
待合室には、お土産物売り場があって、皇室関係や御所のグッズがいろいろあります。
皇室ファンの私は瞳が輝きましたが、ダーリンに「皇室のカレンダーとか買っちゃだめだよ!」と釘をさされたので、あきらめました。ちぇ。
中にはコインロッカーもあるので、荷物があっても安心です。
待合室には、団体らしきグループや、高校生のグループ、外国人など、大勢の人がいます。
やがて、宮内庁の案内係の人の誘導で、御所の見学が始まりました。
まずは御車寄です。
ここに牛車が来たりしたんですね。
でも、見学の集団からちょっと離れて写真を撮っていると、ずっと後をついているSPみたいな人に「列からはずれないでください」と注意されちゃいました。
ちょっと写真撮るくらい、いいじゃん、けちー。
次は諸大夫の間、新御車寄と通って、朱塗りの承明門前へ。
奥には紫宸殿が見えます。
紫宸殿は、即位礼など重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿であり、京都御所の象徴とも言えるものです。
承明門から見える紫宸殿は、白砂を敷いた広々とした南庭に、左近の桜、右近の橘があり、まさに平安絵巻さながら。
近くには行けず門の外から眺めるだけでしたが、それでも十分荘厳な雰囲気を味わいました。
そのまま日華門、宜陽殿をぐるりと回って、紫宸殿の裏側へ行くと、天皇の日常の生活の場であった清涼殿へ。
「枕草子」や「源氏物語」でよく登場するところです。
清涼殿と諸大夫の間をつなぐのが「殿上の間」で、ここに昇殿を許された人が「殿上人」。
昨日のゴンドラシートではありません。笑。
「おお、ここで光源氏が!」(←フィクションだって)
「ああ、この階段に露の君が!」(←これもフィクションだって)
「うう、ここで紫式部や清少納言が!」(←だから、平安時代の内裏はここじゃないって)
...と、古典大好きの私は、すっかり妄想が膨らみまくり。
いとをかし。ありをりはべりいまそかり。
次は御池庭へ。
池を中心とした回遊庭園です。
ここに竜頭鷁首の船を浮かべ、管弦の催しなどしたのでしょうか。
御池庭の前には、小御所、蹴鞠の庭、御学問所。
公達の優雅な蹴鞠のシーンをまたもや妄想。
源氏と頭中将か、柏木と夕霧か。(←だから、フィクションだって。いい加減にせい!)
その後、元の待合室前に戻って解散となりました。
所要時間は大体60分くらいでしたが、非常にすばらしい妄想見学ができました。
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