神泉苑で孔明の罠を味わう
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2007年11月12日15:30
神泉苑は平安京時代に造られた天皇のための庭園(禁苑)です。
天皇や身分の高い公家が龍頭鷁首の船を浮かべて園遊し、優雅に詩歌管弦の宴をくりひろげた場所だそうです。
また、弘法大師空海が神泉苑の池の畔で祈雨の儀式を行い、日本国中に雨を呼び寄せたため、これ以来、神泉苑には善女龍王という竜神が住むと言われています。
さらに、源義経が静御前と出会ったのも、この神泉苑だったとか。
このように、神泉苑は逸話に事欠かない庭園です。
加えて、事前に京都の紅葉をチェックしていた際、神泉苑はそれなりに色付いているという情報だったので、楽しみにしていた訪問先でした。
神泉苑は二条城のすぐ隣にあるので、地図で見るとあっという間に思えるのですが、なにぶん二条城の敷地が広大なので、二条城東大手門からだと、かなり歩きます。
すでに二条城で疲労困憊の極致にあった私たちですが、京都に来て初めて紅葉らしい紅葉を見ることができるという期待から、疲れた体に鞭を打って、てくてくと神泉苑を目指しました。
そして、ようやく神泉苑に到着。
......。
あれ、なんか思っていたのと違う?
確かに、敷地内には池があって、そこに朱塗りの丸橋がかかり、龍頭鷁首の船が浮かんでいます。
でも、小さいんです、敷地が。
まるで児童公園に、池と橋と小さな神社と祠があるような印象。
壮大な逸話や写真で見た時の印象とはまったく違い、こぢんまりとした庭園です。
どうやらかつての神泉苑の敷地は大部分が二条城に取り込まれ、今では一部が残っているに過ぎないようです。
つまり、パーツパーツが揃っているので、写真としては非常に見栄えがするってことですね。
一通り歩き回っても、ほんの5分で終わりました。
この見事なまでの孔明の罠に、私たちはすっかり心が折れてしまいました。
予定では、これから壬生寺や八木邸を訪れるつもりでしたが、これから行っても壬生歴史資料室の閉館時刻に間に合うかどうか微妙なところです。
そして、何より壬生まで歩く気力がもうありません。
こうして私たちは転進を決意し、新撰組の聖地を訪問する夢は、次回京都遠征までお預けとなったのでした。
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