彌彦神社は、越後国一之宮で、万葉集にも詠まれている歴史ある神社です。
祭神の天香山命(あめのかごやまのみこと)は、天照大御神の御曽孫で、紀州熊野から越後に渡り、住民に農耕、漁業、製塩などの術を授け、越後の地に文化産業の礎を築いたと伝えられています。
そのため、古くから「お弥彦参り」が民間に浸透し、越後開拓の始祖神として、篤く崇敬されてきました。
もちろん、私も妻も新潟生まれですから、彌彦神社には何度も足を運び、家内安全や学業成就など、数々のご利益を授かりながら育ってきた一人です。
彌彦神社・参道
彌彦神社にはいくつかの鳥居がありますが、朱塗の一の鳥居から拝殿までの参道は、杉や欅など深い樹木に囲まれています。
花粉症の妻は、鬱蒼とした杉林に戦々恐々としていましたが、サプリの効き目が抜群だったらしく、被害はそれほどひどくなかったようです(旅行にもおすすめ花粉症対策サプリ)。
この日は弥彦湯かけまつりが行われていたため、参道には湯曳車や神輿が行き交い、賑やかな雰囲気に包まれていました。
彌彦神社・鹿苑
一の鳥居から参道を進むと、右手に鹿苑があり、十数頭の鹿が群れ遊んでいます。
鹿は古来より、神の使い、神の乗り物とされ、神社には関係の深い生き物です。
神鹿と言えば鹿島神宮が有名ですが、天香山命は、神武東征の際、鹿島神宮の武甕槌大神から預かった韴霊剣(ふつみたまのつるぎ)を神武天皇に渡したことでも知られています。
彌彦神社に鹿苑があるのも、そうした縁があるからでしょうか。
万葉集には、彌彦の神鹿を詠んだ一首もあり、ここでも万葉の昔を偲ぶことができます。
彌彦神社・拝殿
手水舎で、手を洗い、口を漱いだら、二の鳥居をくぐって拝殿へ向かいます。
弥彦山を背景にした随神門と拝殿の風格は、さすが一之宮。
弥彦山は古代より神が宿る霊峰とされ、彌彦神社ができる前より信仰の対象だったようですから、この当地の弥彦信仰が天香山命の崇敬と融合し、現在の彌彦神社につながっているのだと思われます。
随神門をくぐった先にある拝殿は、明治45年の焼失を経て、大正5年に造営されたものだそうです。
拝殿の周囲は白石が敷き詰められ、からっと明るい雰囲気の中で、お参りを済ませてきました。
彌彦神社の御朱印帳
さて、今回弥彦を訪れた最大の目的は、彌彦神社の御朱印帳を入手することでした。
御朱印帳というのは、神社を参拝した記録を残しておくためのもので、要するに神社スタンプラリーのようなものです。
第一次千葉遠征で香取神宮の記事を書いた際(香取神宮と神話のススメ)、その存在を知り、これは面白いと思っていたのです。
御朱印は、神社の社務所や販売所で、「御朱印お願いします」と言えば、神社の印と参拝年月日を記してくれます。
御朱印帳は、どこの神社でも扱っているわけではありませんが、全国一之宮クラスの大きな神社なら、ほぼ間違いなく入手できると思います。
御朱印をもらうのに300円前後、御朱印帳は1000円前後かかりますが、ただ参拝するだけではなく、こうした記念を残すようにすると、神社を訪れるモチベーションがぐっと上がります。
神社ごとに表紙の意匠も異なるので、コレクションとしても悪くないでしょう。
こうして、我々のホームグラウンド・彌彦神社で全国一之宮めぐりのスタートを切り、ゆめのりょけんの新たな旅の楽しみが一つ増えたのでした。
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