Home / 新潟歳時記 / 上杉謙信が愛した居多神社

May
13
2009

上杉謙信が愛した居多神社新潟県内には、一之宮が3つあります。
そのうちのひとつは、佐渡にある度津(わたつ)神社ですが、昔は佐渡国が越後国とは分かれていたので、越後一之宮としては2つということになります。
ひとつは以前の記事で紹介したように、新潟市にほど近い弥彦村にある彌彦神社
もうひとつは上越市にある居多(こた)神社です。
私たちは、彌彦神社には数え切れないくらいお参りしていますが、もうひとつの越後一之宮である居多神社にはまだ参拝したことがありませんでした。
やはり、新潟県民としてそれではいけない!
そこで今回、上越でバーベキューをした帰りに、居多神社参拝に行くことにしました。

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居多神社居多神社の祭神は、大国主命(おおくにぬしのみこと)・奴奈川姫(ぬながわひめ)・建御名方命(たけみなかたのみこと)です。
大国主命を祀る神社は全国にあり、その代表は出雲大社。
奴奈川姫はその妻であり、二人の子である建御名方命は諏訪大社の神です。
そういう意味では、この神社は、ここだけの祭神がまします神社ではありません。
しかし、この神社の最大の特長は、偉大な戦国武将・上杉謙信が愛した神社であることです。
居多神社・社殿居多神社は、上杉謙信の居城・春日山城のすぐ近くにあり、謙信はここで戦勝祈願をしたといいます。
つまり、この神社は謙信公の想いが宿っている場所なのです。

境内はそれほど広くはないものの、2008年7月に完成したばかりの新しい社殿が美しく、やはり一之宮の品格を感じさせます。
龍の御手洗もかっこいい。
鎌倉時代に越後に配流になった親鸞聖人がこの神社に参拝したこともあり、親鸞聖人像や、越後七不思議のひとつ「片葉の葦」もあります。
居多神社の御朱印参拝を終えた後は、社務所に行って、御朱印をいただきました。
この日は花祭りだったそうで、酔っ払ってご機嫌の宮司さんが、御朱印をもらいにやってくるたくさんの人の相手をしていました。
この宮司さんは、戦国史を研究されている方で、あれこれと謙信公や「天地人」のPRをしてくれました。

さて、無事参拝を終えて、神社の向かいにある「五智歴史の里会館」というところに寄ってみました。
資料館ぽい名前ですが、特に何か資料を展示してあるわけではなく、無料の休憩所とトイレがあり、土産物も売っています。
Gackt発見中に入ってみると、おお!Σ(ノ°▽°)ノ
Gackt発見!8(≧▽≦)8
もちろん、本物じゃありません。笑。
謙信公祭のポスターや、写真が貼ってありました。
う~ん、やっぱり美しいわあ。
別にGacktファンじゃないけど、この戦国武者姿は見惚れます、マジで。
やっぱりさ、春日山城も、こういうものをもっと展示してほしいわよね、うん。
お土産物を物色していると、気さくな館長さんが話しかけてくださったので、いろいろお話を伺いました。
Gacktの写真をカメラで撮っていたら、「この前も、この写真の前でずっと動かない女の人がいたよ」とのこと。
そうでしょう、そうでしょう。
Gacktが出演した謙信公祭も、異様な盛り上がりだったとか。
そうでしょう、そうでしょう。

そして、謙信人気に加え、今年は「天地人」が好調。
ETC効果もあって、GWの春日山城跡は大変な人出だったそうです。
「いや~、もう京都だの広島だの、県外ナンバーの車がいっぱいでずーっと渋滞して、地元の人がびっくりしてたさ。」と館長さん。
「いや、そこでびっくりしてちゃダメでしょ? せっかく観光客がわんさか押し寄せてるんだからさ、お金使ってもらうチャンスじゃん!」と心の中で叫ぶ私。
春日山城跡については、以前記事にした通り、観光地としてあまりの期待ハズレぶりにがっかりしたので(春日山城跡は残念な観光地でした)、思い切ってあれこれ思いのたけをぶつけてみました。
「前から思ってたんですけど、あそこ、何にも無いですよね? もっと、屋台とか、ちゃんとした土産物屋とかがあったら、きっとすごく売れると思うんですけど。」
「いや、俺もさ、そう思うけど、上越の人は全然商売っ気がないんだよね。ここの会館はまだがんばってるけどね。」
うん、確かに。
きれいだし、広いし、Gacktの写真貼ったりしてるし、関連ノベル「炎の蜃気楼(ミラージュ)」を揃えてるし、土産物も買う気になるもん。
「で、なんでそんなに商売っ気がないんですか?」と、常々心に抱いていた疑念をぶつけた私に、館長さんの一言。
「米がとれるからさあ、食うのに困らないんだよね。」

( ゚д゚)ポカーン

「ほら、長野とか山梨なんかさあ、米がとれないから、戦ばっかりしてたでしょ。ここらへんは、米とれるから。金儲けしようっていう気がないんだわ。」
ああ、そうなんですね。
確かに、武田信玄と違って、謙信は領土拡張のための戦はしませんでしたよね。
ここは越後の中でも有数の穀倉地帯ですしね。
ああ、そうですか。
なるほど...。

継続だんごと義の飴私は常々思っていたのです。
春日山城だけでなく、どうして新潟は、こんなに観光地としていけてないのか?
どうしてこんなに商売やPRが下手なのか?
それが、この館長さんの言葉を聞いた瞬間、すべての謎が解けました。
そうなんです、美味しい米、美味しい水、美味しい酒、豊富な海の幸・山の幸。
これらがすべて揃っている新潟で、それを当たり前のものとして享受している新潟県人に、商売っ気なんかあるはずないんですね...。
館長さんは、「継続だんご」という直江津名物のお団子を買った私たちに、「義の飴」という塩入りの飴1パック(売り物)を、おまけにつけてくれました。
やっぱり、がめつく商売する気はまったくないんですね。
こうして、どこまでも親切な館長さんと別れ、居多神社を後にする私たちでした。
【関連記事】 第85回謙信公祭GACKT出陣観覧記

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Comments:2

白ねずみ 2009年5月14日 08:29

相変わらずお二人は県内外、国内外と色んな所へ行ってますね~。

でも新潟県民は商いが不得手な理由としては面白いですね。
ただその頼みのお米も、昨今の不況の為、
日本一の座を北海道に奪われる始末・・・。

山形が「おくりびと」フィーバーに沸いているなら
新潟も負けずに「天地人」で盛り上がって欲しいですね。

ところでリアルタイムの「阿部寛謙信」を差し置いて
未だに「Gackt謙信」が飾ってあるとは恐るべしGackt(^^;

シュクル 2009年5月15日 20:32

白ねずみ君、コメントありがとう。

お米は、温暖化の影響もあるらしいよ。
気温の上昇で、美味しいお米が、北上してるとか。

といっても、「日本一」かどうかも、結局のところどうでもいいんじゃないかって気がしなくもない…。
「まあ、食べるものに困らないし。」ってことで、そのままなんじゃないかと。

ただ、お米に限らず、個々の農家や生産者、技術者、企業など、日本一だったり、世界レベルのところも新潟にはたくさんあるからね。
商売っ気というより、こだわりオタク精神の塊って感じだけど。

それも新潟の県民性なんでしょうか。笑。

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