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May
23
2009

北方文化博物館の藤が見頃でした

2009年ゴールデンウィークの最終日5月10日は、新潟市江南区にある北方文化博物館・豪農の館に行ってきました。
北方文化博物館・豪農の館は、江戸時代から続く豪農・伊藤家の本邸で、敷地は8800坪という豪壮な建物です。
伊藤家は、最盛期には1370余町歩の田畑を所有し、全国的にも有数の大地主だったそうです。
しかし、戦後農地解放の例に漏れず、現在は北方文化博物館として、当時の豪農の暮らしを伝えています。
敷地内では四季折々の草花が鑑賞できますが、中でも5月は藤が見頃ということで、北方文化博物館を訪れるには絶好の時期です。

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北方文化博物館・豪農の館へのアクセス

北方文化博物館は、新潟駅から国道49号線を亀田・新津方面に30分ほどの距離です。
49号線を進んで行くと途中で看板が出ているので、それに従って行けばいいのですが、ここでちょっとした注意点があります。
看板が示す道順どおりに進んで行くと、北方博物館の正門前駐車場にたどり着きますが、この駐車場は十分な駐車スペースがないため、休日だと満車になることが多く、そうなると狭い路地で右往左往することになります。
実は、北方博物館の西門側には、大型バス用の大きな駐車場があります。
看板には「大型車専用駐車場」とありますが、特に大型車専用ということはなく、一般乗用車のための駐車スペースもありますから、最初からこちらの駐車場を目指した方が賢明です。

正門までの遊歩道

西側駐車場から正門に通じる道路は遊歩道になっていて、松の並木や満開のツツジが綺麗です。

豪農の大藤

正門受付から敷地内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが大藤棚です。

豪農の大藤

樹齢約150年の大藤は、幹の周りが最大1m60cmもあり、広がった枝はそのまま部屋をつくっているかのようです。
ひとつひとつの房も長く、たっぷりとした満開の花が紫色の滝のように下がっています。
藤棚の下に入ると、上からはひらひらと花びらが舞い落ち、あたり一面にむせかえるような藤の甘い香りが漂っています。
この藤の花の甘い香りに誘われて、藤棚には大きなクマンバチが飛んでいますが、危害を加えることがなければ、刺されることはないそうなのでご安心を。

藤の花は、しなひながく、色こく咲きたる、いとめでたし

折しも2009年春のサザエさんのオープニングは新潟編なのですが、そこでも新潟を代表する名所の一つとして、この大藤棚が紹介されています。
北方文化博物館の藤棚は一見の価値があるとは聞いていましたが、まさかこれほど見事とは思いませんでした。
「藤の花は、しなひながく、色こく咲きたる、いとめでたし」
そんな枕草子の一節を思い出しながら、しばし藤の花を楽しみました。

大広間・庭園

大藤棚を堪能した後は、屋敷の中を見学です。
この豪農の館は、G8労働大臣サミットの歓迎行事が行われたり、織田裕二の椿三十郎の家老屋敷として登場したり、新潟では数少ない観光資源の一つです。

豪農の館

中でも特筆すべきは、100畳敷きの大広間・座敷と、それらに面する回遊式庭園でしょう。
紅の毛氈が敷かれた座敷から眺める庭園は、まるで京都の趣。
それもそのはず、この庭園を手がけたのは、京都・銀閣寺ゆかりの庭師だそうで、築庭には5年の歳月を費やしたそうです。

豪農の館・庭園

庭園内には、幕末柏崎出身の茶人松村宗悦の建てた積翠庵や、はるか佐渡を望めるという佐渡看亭など、5つの茶室が散在し、各種茶会も催されています。
この庭園もサザエさんのオープニングで紹介されていますね。

考古資料館・集古館

邸内の台所にある急な階段から2階に上がると、考古資料館になっていて、旧地主時代の台帳などが展示されています。
さすがは作徳米3万俵をも誇った伊藤家、それはそれは分厚い台帳です。

考古資料館から見た大藤棚

この考古資料館の北側窓からは、大藤棚を見下ろすこともできるので、特に考古資料に興味がなくても覗いてみた方がいいですよ。
また敷地内にある白壁の土蔵は、集古館というギャラリーになっていて、歴代当主が収集した浮世絵や工芸品などの美術品が展示されています。

西門広場

中門から外に出ると、これまでの光景とは一転し、カフェや芝生や野外ステージのある西門広場に出ます。
ちなみに、入場時にもらえるパンフレットを見せれば再入場できるので、心配せずに出入りして大丈夫です。

レストラン・ウィステリア

豪農の館には入らず、西門広場だけなら入場無料。
この西門広場にあるレストラン・ウィステリアは、別にシャーロック・ホームズの「ウィステリア荘」とは関係なく、館内の大藤と伊藤家の「藤」に因んで「ウィステリア(藤の花)」と名付けられたそうです。笑。
地場産の食材を使った本格的なイタリアンレストランで、ランチを食べている観光客もたくさんいました。

沢海カフェのソフトクリーム

あいにく昼食は済ませてきた私たちは、その隣にある沢海カフェで恒例のソフトクリーム・タイム。
この沢海カフェでは店内のパン工房で焼いた手作りパンが売られているのですが、この日は焼き上がったそばから売れていく大繁盛ぶりでした。
ただ、ソフトクリームと一緒に頼んだアイスコーヒーがあまり美味しくなかったのはちょっと残念です。
野外ステージの隣には、ダリアというティールームもあり、ここでは本格紅茶と手作りスコーンなどが楽しめるそうです。

北方文化博物館のお土産選び

敷地内には、もちろん土産物ショップもあります。
おみやげ処三楽では、沢海漬(そうみづけ)をはじめとする地元の名産品や、新潟土産がたくさん揃っています。
その他にも、地酒館があり、県下有数の酒蔵から入手困難な地酒を仕入れているそうです。

越の華・ドレス瓶

土産としては、他ではあまり見かけない越の寒梅の小瓶や、あの「美味しんぼ」で紹介され、妻夫木聡くんもお気に入りの越の華などがおすすめです。

新潟イチオシの観光名所

そんなわけで、あれこれ見どころたくさんの北方文化博物館。
豪農の館やその周囲に広がる田園風景は新潟らしさを十分に満喫できますし、何よりこれだけ観光地として気合が入っていると、見学後の充実感が違います。
観光に疎い新潟県としては、珍しく観光資源の有効利用。
交通の便が悪いのが難点ですが、県外から新潟を訪れた際には、ぜひ旅行日程の一部に組み込んでみてください。

北方文化博物館・豪農の館
〒950-0205 新潟県新潟市江南区沢海2丁目15-25
電話番号 025-385-2001
アクセス JR新潟駅より車で20分
開館時間 9:00-17:00(12月~3月は16:30閉館)
休館日 年中無休
入館料 800円
北方文化博物館のホームページ

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Comments:2

ユウスケ 2009年5月25日 01:13

お久し振りです(^_^)/ しばらくぶりにのぞいたらかなり更新されてますな~

豪農の館は中学の時に歩いて行かされましたが、意外とよいところで、記事を読みよけいそう思いました。

京都ではインフルエンザによりもっか休校中、金曜から27の水曜日まで休みです。なんだか実家に帰りたい(^_^;)シュクルさんにも会いたくなってきました。

シュクル 2009年5月26日 00:11

ユウスケ君、コメントありがとう!
久しぶりですね。

中学の時に行ったとは、うらやましい。
でも、あそこは大人になってからの方がもっと良さがわかるかも。
京都好きのユウスケ君なら、なおさら好みの場所だね、きっと。

関西方面はインフルで休校が多いみたいだけど、ユウスケ君は元気そうで安心しました。
新潟に帰ってきたら、ぜひ会いましょう!(=^^=)

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