Home / 東北旅行記 / 将棋名人戦天童対局観戦記(前編)

Jun
06
2009

羽生善治「決断力」2008年6月17日、第66期将棋名人戦第6局を観戦するために、山形県天童市まで行ってきました。
対局者は、森内俊之名人と羽生善治二冠(王座・王将)。
子どもの頃は父によく将棋を教えてもらったものですが、年齢とともに駒を触ることも少なくなり、今では将棋が指せると言うのも憚られる程度の棋力です。
そんな素人同然の私が名人戦の大盤解説会などに行っては場違いではないかとも思ったのですが、「決断力」を読んで以来、大ファンになった羽生善治氏の将棋を見られる絶好の機会ということで、思い切って応援に行くことにしたのです。

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天童までのドライブ

新潟から天童市までは、およそ180kmの距離。
新潟と山形をつなぐ高速道路は今のところないので、国道を使って約4時間のドライブです。
この日は朝から絶好のドライブ日和。
しかし、なにぶん初めての将棋観戦ということで勝手がわからず、しかも某サイトの情報によれば大盤解説会は定員100名程度ということだったので、「寝坊して定員オーバーになってしまったらどうしよう」とか余計なことまで考えてしまい、朝方までまったく眠れないチキンハートぶり。
おかげで、ほぼ徹夜状態で出発することになってしまいました6("ー )。

絶好のドライブ日和ただ、天気がいいためか、季節がいいためか、このドライブは思った以上に爽快でした。
特に国道113号線は景色もよく、特に関川村から小国町にかけては、まさしくドライブのためにあるような道路なので、ドライブ好きな人にはなかなかオススメです。
山形に入ってからは、非常にのどかな風景がひろがり、山間にはおそらくサクランボのビニールハウスが見えたりして、これまた心が癒されます。
そんなわけで、睡眠不足の孤独なドライブにしては、あっさり天童に着いてしまいました。

大盤解説会(午前の部)

天童ホテル対局と大盤解説会の会場である天童ホテルに到着したのは午前10時30分。
入場料の1000円を払って会場に向かうと、まだ場内は閑散としていて、昨夜の心配は杞憂に終わりました。笑。
というか、どうやら定員というのもあってないようなもので、結局この日は300人近い観客が来場したようです。
俺の睡眠時間を返せ。笑。

さて、現地に到着した時は、森内名人が△2三金と指した局面でしたが、羽生二冠がいかにも苦しそうに見えました。
森内名人は、1日目に放った勝負手9二角の利きを生かして、3九にと金を作り、羽生二冠の桂馬を1七へ追い込んでいます。
対する羽生二冠は1日目に3四まで進んでいた銀が、4五→5六まで後退を余儀なくされていました。
この時点で、羽生二冠の角頭は重たく、銀も桂も分断され、攻撃の形が見えてきません。

大盤解説会・午前の部そうこうしているうちに、大盤解説会の午前の部も始まり、立会人の森九段と青野九段が現在の局面を解説してくれましたが、やはり体勢は森内名人が良いようです。
名人戦は両者の持ち時間もたっぷりあり、一手一手がゆっくりと進むので、大盤解説会では予想される次の一手があれこれ数手先まで検証され、私のようなミーハーな観戦客でも、なかなか見ごたえがあります。
そんな中、羽生二冠が指したのは、大盤解説でも一度も挙がらなかった▲4七銀。
つまり、銀をさらにもう一つ後退させたのです。
結果的に、これが勝負を分ける一手になりました。

長くなったので、将棋名人戦天童対局観戦記(後編)に続きます。

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