Home / 東北旅行記 / 将棋名人戦天童対局観戦記(後編)

Jun
08
2009

3月のライオン今回の観戦記をまとめて以来、もう一度将棋を勉強してみようという気持ちが強くなりました。
将棋を指せると、実家に帰った時の時間潰しにもなりますし、コミュニケーション・ツールとして非常に役に立ちそうです。
「一回覚えてしまえば大人も子供も全然関係なく、みんな真剣に楽しめる」と、3月のライオンにありましたが、まさしくその通りですね。
とりあえず、うちの父と勝負できるくらいになるのを目標に、3手詰ハンドブックから始めてみましょうか。
それでは、第66期将棋名人戦天童対局観戦記の後半戦です。

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天童市内観光

足下に突然現われる詰将棋大盤解説会の午前の部が終了したので、昼食がてら天童市内を散策してみました。
天童市は将棋駒の生産地として有名ですが、それもあって街のあちこちで将棋にまつわるものを見かけることができます。
中でも面白かったのは、歩道を歩いていると、足下に突然現われる詰将棋の問題。
見かけるたびに解いていると、ちっとも先に進まないという。笑。

天童市将棋資料館とりあえず目指したのは天童駅のすぐそばにある天童市将棋資料館。
ここでは将棋の歴史や、将棋駒の製法、美術品としての将棋駒などを見学することができます(入場料300円)。
思ったよりこぢんまりとした資料館でしたが、なかなか面白かったです。
中には売店もあり、せっかくなので扇子でもお土産に買って帰ろうと思ったのですが、羽生二冠の扇子の揮毫が「宝蔵」だったので、迷った挙句、買わずに帰ってきました。
「玲瓏」だったらよかったんですけどね...。

鉄板チャーシューめんその後は、物産館や将棋の駒を売っている店を覗いたりして、昼ごはんのラーメン屋へ。
訪れたのは、天童ホテルからも近い「本気や」という店で、名物らしい「鉄板チャーシューめん(800円)」を注文しました。
熱々の鉄板にチャーシューともやしが盛られ、その上から特製のタレをジューッとかけてやります。
見た目のインパクトは期待大ですが、味は思ったより普通でした。
せっかくの特製ダレなんですが、ジューッとかけたくらいだと、チャーシューにあまり味が染み込まないんですね。
とにかく熱量がすごいので、食べ終わったら汗だくでした(^ ^;A

大盤解説会(午後の部)

大盤解説会(午後の部)大盤解説会・午後の部は、森下九段と阿久津六段の解説。
この二人の解説は、スマートで本当にわかりやすかったです。
局面は、先ほどの▲4七銀が効果絶大で、この一手で羽生方6七角の頭が捌け、おそらく当初の狙いであった▲6五歩で9二角の筋を止めると、森内名人の3九と金がほぼ機能を失っていました。
なるほど、▲4七銀は、いざ指されてみると、ここしかない妙手です。
さて、これで局面が難しくなった森内名人が△3四歩と指したところで次の一手の出題。
普通に考えてプロ棋士の次の一手など解かりそうもないですが、そこは解説の二人があれこれ良さそうな手を考えてくれるので、こちらは選択肢を選ぶようなものです。
私は最初に候補に挙がった「▲2五桂」と書いて投票。
将棋に関しては素人みたいなものですが、決断力を読む限り、複雑な局面では素直な手を選ぶのが羽生哲学と思ったからです。
果たして、結果は見事に的中!
正解者には記念品(扇子)がもらえると聞いて内心喜んだのですが、どうやらこの問題は正解者が多くて抽選になる模様。
その確率は4分の1。
「こういう場面できっちり当たるのがクオリティ」と思ったのですが、残念ながら、阿久津六段は私の名前が書いた投票用紙を引いてくれませんでした('A`)

終局

その後は解説陣が入れ替わり立ち代わり終局まで大盤解説。
この頃になると、明らかに羽生二冠の形が良く、木村八段だったか野月七段だったかの言葉を借りると、「鎧兜と海水パンツの勝負」。
羽生二冠の玉は3枚の金銀でがっちり守られているのに対し、森内名人の王は金銀が分断されてスカスカです。
しかも、森内名人の勝負手であったはずの「遠見の角」は、この日まだ一度も動くことはなく、完全に封じられていました。
そして、羽生二冠はその守りの厚さを生かし、▲5三桂成で一気に局面は終盤へ。
その後、森内名人は2枚の桂を使って反撃を試みるものの、形作りが精一杯。
そして、20時10分、森内名人が105手で投了。
外に出ると満月で、まさしく月下の棋士(笑)午後の大盤解説で、森下九段が「羽生将棋の真髄は銀にある」と言っていましたが、この日はまさにそれを象徴するような一局でした。
この勝利により、通算4勝2敗で羽生挑戦者が名人位を奪還し、同時に19世名人の資格も獲得したのでした。

こうして名人戦の熱戦にすっかり感化されてしまった一日。
ただ、家に帰って速攻で読み直したのがヒカルの碁というあたり、やっぱり私はミーハーな将棋ファンですね。笑。

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Comments:2

白ねずみ 2009年6月12日 09:00

こんにちは。将棋はぼくも得意だったけど
しばらくやってないですね~。

将棋漫画と言えば3月のライオンだけでなく、
ハチワンダイバーもお忘れなく(^o^)

サーチライト 2009年6月12日 23:11

白ねずみくん、こんばんは。
この記事を書いてから毎晩10問ずつ詰将棋を解いたり手筋を覚えたりしてますけど、大人になってからの将棋の勉強もなかなか楽しいものですよ。
ハチワンダイバーは未読ですが、ブログ回りをしているとけっこう薦められてるので、面白いみたいですね。
今度、漫喫に行った時にでも読んでみます。

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