2008年11月3日9:00
(この記事はシュクルが執筆したものです。)
昨日の長い一日から一夜明け、今日は東京観光です。
今回の東京遠征で、ぜひとも行きたいと思っていたのが、上野の東京都美術館で開催されているフェルメール展。
そもそも三十数点しか作品が現存せず、希少価値の高いヨハネス・フェルメールの作品を、日本で見られるだけでも幸運なのですが、今回はなんと7点ものフェルメール作品が出展されるという贅沢きわまりない美術展なのです。
絵画好きとして、これは見ておかなければ!
というわけで、美しきフェルメールたちに会いに、東京都美術館へ向かいました。
人気の美術展は朝イチを狙え
私は、以前東京に住んでいた時に、上野公園近辺でバイトをしていたことがあります。
上野公園内の美術館群には何度も行きましたが、なにか大きな展示があると、上野駅は朝から大混雑します。
昼頃には、入場までに2時間待ちなどということもありました。
今回は、ただでさえ人気のフェルメール作品が7点。
その上、テレビ局絡みの企画だったのでPRにも力を入れているようで、混雑は必至です。
そこで、もう朝の開門...じゃなくって開場前を狙って行くしかないということでダーリンと意見がまとまりました。
昨日と言い、今日と言い、開始時刻前の行列がデフォルトになってますね、我ら。
日本人的でしょ。笑。
そんなわけで、一泊させてもらったダーリン伯母様の家を早朝に出発、上野へ向かいました。
文化の日の上野公園
上野駅に着くと、いつものことながら公園側出口は人がいっぱいです。
特に、この日は文化の日ということで、まさに美術鑑賞するための一日ですもんね。
東京国立博物館では大琳派展をやっていて、そちらの方も大人気のようです。
琳派展も見たかったのですが、今日の目的はあくまでフェルメール。
まっすぐに東京都美術館に向かいます。
外までの行列というほどではないものの、既に「40分待ち」の立て札があります。
ま、これくらいなら上出来でしょう。
列に並んで大人しく順番を待ちますが、私たちの前に並んでいる小学生は「デスノート」を読んでました。
「デスノート」なら、時間の経つのも忘れてしまいますから、ある意味、正しい行列の待ち姿かもしれません。笑。
そんなことを考えていると、思ったよりも早く入場できました。
ゆったりと絵画を鑑賞するコツ
こういった美術展では、つい順路通りに進んでしまいますが、お目当ての絵があるときには、順路を無視して、まずその絵に向かうのもいい手です。
そういう大物は、入口あたりには展示しておらず、もっと奥まったところにありますから、初めから順に見ていくとなかなか辿り着かず、着いた時には黒山のひとだかりになっています。
しかし、朝イチで入場して、真っ先に行くと、すいている状態で見ることができたりします。
以前、やはりこの東京都美術館で別のフェルメール作品1点が来たときに、この「朝イチ&順路かっとばし作戦」で、ほとんど周りに人のいない状態で観ることができました。
今回も、ダーリンと相談してフェルメールへ直行。
それでも人はたくさんいましたが、それほどぎゅうぎゅうではなく、じっくり見ることができました。
フェルメールの空気感
さすがに7点ものフェルメールを一度に見るのは初めてなので、見ごたえがありました。
フェルメールには珍しい神話を題材にした初期の作品や、2点しかない風景画のうちの1点、また、アムステルダム国立美術館やメトロポリタン美術館といった一流美術館の所蔵作品だけでなく、フェルメール作品の中では最後の個人コレクター所有のものなど、めったにお目にかかれない作品ぞろいです。
そして、独特の空気感、美しい黄色とフェルメールブルー。
私は特にフェルメール好きというわけではありませんが、彼の絵は、他の似たような作風の画家の中にあっても、ひときわ透明感と質量感(うまく言えないのですが、うすっぺらくない感じ)がありました。
こんな贅沢な気分が味わえたのですから、朝から並んだ甲斐があったというものです。
帰りにミュージアムショップでポストカードなどを買いましたが、ここのショップはなかなかの充実ぶりです。
1Fの常設ショップには、ニケのレプリカもありました。
ダーリンは、また買おうかどうしようか迷っていましたが、結局やめたようです。
パリでのリベンジを狙ってるのかもしれません。笑。
東京にあって新潟にないもの
私は東京に住んでいたこともありますが、今は新潟に住んでいて、何も不満はありませんし、特に東京をうらやましいと思うこともありません。
服やブランド品みたいなモノなんか新潟にもあふれてますし、この時代、都会に住んでなくてもいくらでも手に入れることは出来ます。
しかし。
つくづく思う。
逆立ちしても、フェルメールは新潟に来ない。
ウオッカも、絶対新潟には来ない。
超一流を生で拝めるのが東京の最大の良さだと、今回の東京遠征では、あらためて痛感しました。
フェルメール展で見ることのできた主な作品
□ フェルメール「マルタとマリアの家のキリスト」
□ フェルメール「ディアナとニンフたち」
□ フェルメール「小路」
□ フェルメール「ワイングラスを持つ娘」
□ フェルメール「リュートを調弦する女」
□ フェルメール「手紙を書く婦人と召使い」
□ フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女」








