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旧米沢高等工業学校2009年7月11日15:00
(この記事はシュクルが執筆したものです。)
米沢の街に行ったら、ぜひ訪れたい場所のひとつが、旧米沢高等工業学校本館です。
上杉家にまつわる歴史的スポットが多い米沢の中にあって、明治の香りただようハイカラな建造物は、一見の価値があります。
場所は林泉寺から徒歩で数分の距離。
現在は山形大学工学部の施設として、様々な資料の展示室となっています。
見学は平日の午前9時~午後3時で、この日はあいにくの休日でしたので、外観だけの見学となりました。

こんな学校が憧れでした...旧米沢高等工業学校は、明治43年(1910年)、全国で7番目の高等工業学校として開校しました。
本館は、ルネッサンス様式を基調とした木造2階建で、正面・幅・全長94メートルに及ぶ大規模なものです。
屋根は寄棟造り、中央家正面には両端に小塔形の角屋(階段室)が突き出し、中央玄関には車寄せがついています。
昭和48年に国重要文化財に指定され、現在の米沢駅舎のモデルともなっています。

私たちは徒歩で行ってみたのですが、日常感あふれるごく普通の道路から一歩入ると、そこは別世界。
緑豊かなポーチの向こうに、威風堂々と佇む洋館が見えます。
ルネッサンス様式の美しい意匠を凝らした建物は、それでもヨーロッパで見る建物とは雰囲気が違って、いかにも「日本の洋館」という感じです。
木造なのが、石造りの冷たさと違った、どこか懐かしい感じを醸し出しているのかもしれません。
上杉神社や林泉寺の混雑が嘘のように、ここには観光客は誰もいなくて、静寂に包まれています。
しばしここで、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような気分を味わいました。

しかし、こういうものを見てつくづく思うのは、こんなアカデミックな場所で勉強したかったなあということです。
戦後建てられた大学によくある、味気ない鉄筋の四角い校舎では、教養を身につける精神的なベースがいまいち醸成されないような気がするんですよね。
愛校心とか、誇りとかも含めて。
実際、私の母校は団地みたいな建物群だったので、こんな学校に憧れます。
ここで「はいからさんが通る」みたいな袴とブーツで写真を撮りたいと思う私でした。

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