パリから帰ってきたら、新潟はめっきり秋の趣。
家の周りの木々もすっかり色付き、うかうかしていると新潟の短い秋が終わってしまいます。
パリの黄色いマロニエもいいですが、日本人の秋はやっぱりイチョウとモミジです。
そこで今回は、新潟屈指の紅葉の名所「弥彦公園もみじ谷」の紹介です。
文化の日の前後は残念な天気になってしまいましたが、今週末は紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。
- スポンサードリンク -
弥彦駅から歩いて弥彦公園へ
弥彦公園は、JR弥彦駅から歩いてすぐのところにあります。
以前の記事にも紹介したのですが(春の弥彦で桜を楽しむ)、越後一之宮・彌彦神社の最寄り駅とあって、弥彦駅の駅舎は雅なたたずまいをしています。
桜にも合いますが、モミジにはもっと似つかわしい駅舎と言えるでしょう。
ちなみに、11月1日から24日まで、越後一の宮・彌彦神社の境内では、弥彦菊まつりも開催されています。
弥彦公園「もみじ谷」
弥彦駅から左手の方に行くと、すぐに弥彦公園の入口になります。
約4万坪という広大な敷地で、池、滝、トンネル、橋などがあり、ぶらぶら散策するだけでも、十分楽しめるところです。
弥彦公園の紅葉は、モミジ、イチョウ、ケヤキ、サクラ、ナナカマドなど。
自然の地形を生かした高低差によって、紅葉のグラデーションが実に美しく、どこを切り取っても絵になります。
特に「もみじ谷」と呼ばれるエリアは、その名の通り一面の紅葉の谷。
紅葉を見るというより、紅葉の中に入るという感じで、思わず声をあげてしまいそうです。
公園のトンネルをくぐって、もみじ谷に出れば、あの川端康成の名文が頭に浮かぶことでしょう。
そのもみじ谷の中でも特におすすめなのが、もみじ谷に架かる「観月橋」という橋です。
昔の木橋を再現したのだそうですが、朱塗りの橋が、紅葉した木々に絶妙にマッチして、まるで京都かと思うような古都の風情があります。
紅葉の見頃は11月中旬
観月橋の上から谷の紅葉を見るもよし、谷から観月橋を見上げるもよし。
観月橋のそばにある鄙びた東屋も、いっそうの風情を醸し出しています。
観月橋一帯は、弥彦公園の中でも、最高に絵になるシャッターポイントですね。
もみじ谷の紅葉の見頃は大体11月中旬ころで、夜間にはライトアップもあります。
寒くなってきて、ちょうど温泉も恋しい季節。
弥彦温泉でゆっくりあったまって、夜のライトアップに繰り出すというのもいいですね。
- スポンサードリンク -