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Nov
22
2009

長岡「積邨ギャラリー」で絵画鑑賞

長岡市大積地区の山里に、古民家を改装したギャラリーがあります。
名前は「積邨(せきそん)ギャラリー」。
築150年の古民家は、高野家市左衛門邸。
元は馬小屋だったところを展示空間に改造し、そこは「飛蟲舎(びちゅうしゃ)」と名付けられています。
2009年10月25日~11月28日の間、「長谷部昇の世界」展が開催されています。
この積邨ギャラリーには前から行きたいと思っていたので、この連休にドライブがてら行って来ました。

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積邨ギャラリーへのアクセス

古き良き日本の山里の風景積邨ギャラリーは、ちょっと奥まった山里にあります。
新潟からだと、関越自動車道の長岡インターから国道8号線を柏崎方面に向かい、宮本PAのすぐ先の信号から国道23号に入ります。
高架下を通ったら左折して折渡町方面に行けば、あとはそのまま進めば大きな赤い屋根の民家が見つかります。
風になびくススキ、静かに回る水車、まさに古き良き日本の山里の風景です。

古民家ならではの展示

古民家ならではの展示中は、太い木の梁や、かやぶきの屋根など、古民家らしい空間に、様々な絵が展示されています。
長い年月を経て黒くなった柱と柱の間に、白い漆喰を塗りこめてあり、古いながらもどことなくモダンな感じもします。
絵はどれもすぐに手が届きそうな距離にあり、細部までじっくり鑑賞できます。
こういうところに展示されていると、絵の息遣いまで感じられそうです。

画家の先生とお話

長谷部昇先生初めての古民家ギャラリーに感動していると、今回の個展の作者、長谷部昇先生が来てくださいました。
今日は運よく、作者在廊デーだったのです。
長谷部昇先生は、現在70歳、お若い頃から数々の賞を受賞なさっている画家で、現在は新潟市内の高校で教鞭を執るかたわら、新潟県南魚沼にあるトミオカホワイト美術館の館長をなさっています。
にこにこ笑顔の、とっても楽しくて優しい方です。
というわけで、作者の方から直々に絵の説明を受けるという、贅沢な鑑賞になりました。

迫力の作品群

1972年の作品「いらなくなったもの」今回の個展は、長谷部先生の作品史といったもので、若い頃から現在までの50年余りの作品を展示してあります。
初期の頃から抽象的な画風だったようですが、なかにはシュールレアリズムのような絵もあり、タイトルも象徴的です。
お話を伺うと、それぞれにモチーフとなった出来事や事件があるようです。
公害や、浅間山荘事件や、中越地震など。
どれも、長谷部先生のにこにこ顔からは想像できない、迫力の作品ばかり。
芸術の奥の深さを感じました。

カンバス作成まで3年待ち

2007年の作品「供物」最近の作品は、カンバスを削って描くもので、村上の堆朱の技法を参考にした長谷部先生オリジナルの技法だそうです。
初めにカンバス全体に絵の具を塗って、完全に乾くまで半年待ちます。
次にまた別の色を塗って、また乾くまで半年。
こうして、何層か塗って下地を作り、それをサンドペーパーで削って絵を描くのだそうです。
つまり、カンバスが出来上がるまでに2~3年かかるわけで、先生のアトリエにはそんなカンバスがいくつもあるのだとか。
芸術家って、すごいですね。

囲炉裏でほっこり

囲炉裏でほっこり一通り絵を鑑賞した後は、囲炉裏でお茶をいただきました。
この古民家・高野家で育った渡辺さんのお話をいろいろ聞きながら、まったり温まります。
渡辺さんは、この建物を、庭や周囲の自然も含めたアートスペースでもあり、人々が集い楽しむ場でもある、そんな空間にしたいと考えておられるようです。
忙しい日常に疲れたら、たまにはほっと息抜きに、こういう場所に行ってみるのもいいのではないでしょうか。

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Comments:2

藤田三知子 2014年9月13日 13:57

長谷部先生をこちらで拝見し、学生時代を懐かしく思い出し、先生の絵が観たくなりました。私も65歳絵を描いています。先生に宜しくお伝えください又ご活躍を心よりお祈り申し上げ。

シュクル 2014年9月13日 23:39

藤田様、コメントありがとうございます。
長谷部先生のかつての生徒さんでいらっしゃいますか。
長谷部先生は相変わらず精力的に活動なさっているようで、新聞などで時々お名前を拝見します。
飛蟲舎でもまた長谷部先生の作品展示があるようなので、楽しみですね。

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