Home / 北陸旅行記 / 金沢城復元の百年の計に感服する

Dec
12
2009

金沢城・橋爪門続櫓午後の金沢観光は金沢城公園です。
加賀藩前田家の居城として名高い金沢城は、日本の城によくあるように、明治に入って陸軍の管轄となり、戦後は金沢大学のキャンパスとして使われてきました。
しかし、1995年の金沢大学移転と、2002年大河ドラマ「利家とまつ」の放映に伴って、大規模な復元整備が行われたことにより、次第に往時の姿を取り戻し、2006年には日本の100名城にも選定されています。
前回金沢を訪れた時は、その復元工事中で見学できなかったので、今回は新しく生まれ変わった金沢城を楽しみにしていました。

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金沢の洋食屋New狸でランチ

洋食屋New狸のテールシチューとりあえず、金沢城公園へ向かう前に昼ごはん。
金沢でランチというと、日本海の海鮮ものや懐石が定番みたいですが、そういうものは前日の温泉でしこたま食べたので、この日は洋食にしてみました。
訪れたのは、金沢大学工学部の跡地周辺にあるNew狸という店。
「狸」という名前だけ聞くと居酒屋みたいですが、金沢ではちょっと名の知られた洋食屋らしいです。
洋食屋New狸のヤキメシタヌキの置物がいっぱいの店内は、ちょうどランチ時ということもあり、地元の人たちで賑わっていました。
この日は小雪がちらつく中ということもあり、おすすめテールシチューが大人気。
ハンバーグ、ハヤシライス、ステーキといった洋食屋の定番メニューも一通り揃っています。
料金は少々高めですが、味は予想以上の本格派。
この店の名物らしい真っ黒なヤキメシも、ご飯がパラパラで絶品でした。

復元された金沢城

大変な雪になりましたかつては石川門と石垣ばかりで、取りたてて見るべきものもなかった金沢城ですが、よりシンボリックな橋爪門続櫓・五十間長屋・菱櫓が復元されたことにより、兼六園と一体になった金沢の一大観光拠点として生まれ変わっています。
私たちが金沢城に入ると、雪はいっそうひどくなり、肩をすぼめながらの観光になりましたが、これもまた貴重な体験。
雪の金沢城「寒い寒い」と悪態をつく友人たちを尻目に、「どうせ降るならもっと降ってくれないかなー」と一人思っていたのは内緒の話。笑。
実際、金沢城は雪景色ととてもよく似合う城でした。
先の妙立寺などの軍事拠点を城下町に建造していたように、金沢城は典型的な平城で、それほど堅牢な城ではなかったようですが、泰平の世になってみれば、平城は美しく見ごたえがあります。
五十間長屋の内部新しく復元された橋爪門続櫓・五十間長屋・菱櫓は内部を見学することもでき、今はまだ真新しく展示物もほとんどない状態でしたが、こうしたシンボリックな箱物さえあれば、いずれ企画展示も充実していくことでしょう。
特にかつての武器倉庫だった五十間長屋に、刀や槍や銃や鎧や兜などの武器類をずらりと展示すれば、相当充実したギャラリーになりそうです。

百年後を見ている金沢の都市

松嶋菜々子好きには定評のある管理人聞くところによると、今回の金沢城復元の合言葉は「百年後の国宝を目指す」だったとか。
そして、その掛け声に賛同して、金沢城復元のための多くの資金が寄せられたそうです。
もう、これを聞いた瞬間、同じ日本海側の都市として、新潟は完全に負けだと思いましたね。
こういう将来を見据えた観光ビジョンというのは、新潟には期待できない発想です。
天下こそ徳川に譲ったものの、同じく戦国の雄として生きた前田利家への誇りと、江戸時代に築いた加賀百万石の伝統が、今の金沢にもしっかり残っているのでしょう。
金沢を訪れると感じる独特の格調高さは、こうした加賀・金沢のアイデンティティに根ざしているのだと、今回の金沢訪問で強く感じてきました。

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