Home > フランス旅行記 > パリ17区クリッシーとメトロ13号線

カンパニール・ベルティエついに再び魔界に足を踏み入れたサーチライトとシュクル。
最初の難所を無事に乗り越え、観光に行く気は満タンクとはいえ、まだまだ油断は大敵。
早く安息の場にたどり着き、全力でゆっくりしなければ。
ところが、このホテルが曲者で、パリのはじっこの移民が多い地区にあるらしい。
調べれば調べるほど不安になり、戦々恐々としていた二人。
果たしてそこは安全地帯なのか?

空港送迎サービスでホテルに到着

空港からホテルまでの移動は、第1次パリ遠征と同じく旅行会社の送迎サービスを利用しました。
私たちはリピーターなので、自力で移動しようと思えば移動できたとは思いますが、3年のブランクもありますから、パリの土地勘が戻るまでは安全策で行こうと思っていたからです。
シャルル・ド・ゴール空港で旅行代理店のアシスタントと合流し、あれこれと説明を受けながら滞在先ホテルへ。
前回は大型バスで20組近いツアー客と同伴し、順番が最後だった私たちのホテルにたどり着くまで3時間以上の時間を要しましたが、今回は小型バスで同伴客もたったの3組、しかも私たちのホテルが最初の順番ということで、わずか1時間でホテルに到着しました。
この感じだと、最後のホテルでも1時間半くらいで到着できたんじゃないかと思います。
おそらく、これが普通のパリツアーの姿なんですよね。
いかに前回が異常だったか初めて実感しました。笑。

クリッシー地区の治安

今回の滞在先ホテルがあるのは、パリ17区のクリッシー地区で、最寄りのメトロ駅は13号線のPort de Clichy。
Portの名が示すように、パリの外周に近い場所です。
このクリッシー地区、パリでは本当の意味で治安の心配な地域らしく、手元の『パリノルール』によれば、「暗くなってからのクリシー、ピガール周辺、サンドニ、夜遅くのレアール駅などは、体に痛い事件もあるので注意が必要」とか書いてあります。
ネットで追跡調査をしても、「パリ中心部とは住んでいる層が違う」とか「できれば近寄りたくない」とか「帰ったらホテルの部屋の鍵が壊されていて金品を盗まれた」とか、人を不安にさせるようなことばかり見つかります。
じゃあ、どうして好き好んでそんな場所に滞在するのかといえば、HISの安いツアーにしたら、そのホテルをあてがわれたからですね。
わしはこんなとこ、来とうはなかった。

グリル・カンパニール・ベルティエ/Gril Campanile Berthier

ホテルの前は賑やかですそんな曰くつきの場所にあるグリル・カンパニール・ベルティエは、アメリカンスタイルのビジネスホテルです。
ベルティエ大通りに面し、Port de Clichy駅までは徒歩30秒。
ホテル前の広場は賑やかで、近くにパン屋やバーガーショップやブラッスリーもあり、店員や客層も、ごく普通でした。
メトロも朝は通勤客ばかりでしたし、夜も8時くらいなら雰囲気が悪いということもありません。
朝は通勤客が多い旅行代理店のスタッフの話では、夜10時を過ぎたらメトロではなくタクシーを使った方がいいということでしたが、これはクリッシーに限ったことではなく、パリ共通の用心でしょう。
ホテル内は禁煙なので、夜11時くらいにホテル前の灰皿にタバコを吸いに行きましたが、やっぱり身の危険を感じることはありませんでした。
もちろん、日本にいる感覚で周囲を気にせずぼーっとしたり、あちこちをうろつきまわったりしたら知りませんが、ホテルとメトロを行き来する分には、必要以上に心配することもなさそうです。
とりあえず、最大の懸念材料は払拭できて一安心。

部屋の設備

ホテルはカードキーさて、治安的な懸念さえ払拭できれば、今回のカンパニール・ベルティエはなかなかいいホテルです。
部屋の鍵はカードキーで、ドアはもちろん、エレベーターや室内の照明もカードキーがないと使えません。
室内は狭いものの寝泊りするだけなら十分な広さですし、バスにはちゃんとバスタブもあり、シャワーの湯量もたっぷり出ます。
タオル・石鹸・シャンプーなどのアメニティグッズも必要十分。
部屋は狭いけど眠れれば十分部屋には電気ポットが備え付けられていて、お湯を沸かしてお茶やコーヒーを飲むことができます。
まったく見ることはありませんでしたが、一応テレビもありました。
また、各部屋に暗証番号式のセーフティーボックスが置いてあり、貴重品はこれで管理します。
このセーフティーボックスが一波乱を起こすことになるのですが、それは後日の旅行記で。

朝食ビュッフェ

朝食はまずまず朝食付きのツアーだったので、朝食は毎日ホテルのレストランで食べました。
ビュッフェ方式で、サーチライトは一貫してクロワッサンとハムとエスプレッソ、シュクルは他にチーズとヨーグルトと焼き菓子も。
なかなか美味しい朝食でしたが、並ぶメニューは毎日同じなので、さすがに5日連続だと飽きてきます。
特に野菜不足は深刻で、帰国後はサラダバーでひたすら葉っぱを食べてました。笑。

パリ中心部へのアクセス

メトロの駅はすぐ近くパリの外れということで、交通の便は悪そうですが、意外とそうでもありません。
まず、先にも書いたように、ホテルからメトロの駅までは目と鼻の先。
ホテルのエントランスを出た瞬間、メトロ駅の入口が見えます。
ホテルからメトロの駅までの間で迷う心配がないのは、それだけでアドバンテージになります(第1次パリ遠征では迷ってタイムロスした経験者が語る)。
メトロは13号線で、一見すると乗り換えが不便そうですが、実際はかえってフレキシブルに動き回りやすく、個人的には7号線より便利だと思いました。
特に、Miromesnilで9号線にアクセスできるのがクリティカルで、ヴェルサイユ宮殿やエッフェル塔といった朝イチ型の観光スポットを訪れるのに重宝します。
ただ、朝と夕方の13号線は、通勤ラッシュで混雑するので、そこは覚悟しておきましょう。
メトロ13号線の分岐に注意まあ、スリにさえ気をつければ、誰もいないメトロより、混雑しているメトロの方が安心だとは思います。
あと、中心部から帰りの13号線は、La Fourcheで分岐するので、間違って逆方向のメトロに乗らないように注意が必要です。
サーチライトは「Port de Clichyを通るのはサンドニ(St-Denis)行きじゃない方」と覚えていました。
メトロの乗り方全般については、メトロを制する者はパリを制すを参考にどうぞ。

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