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Jan
23
2010

海外旅行ツアー選びのガイドライン

旅行はまず日程を決めることからですが、ツアーの選び方一つで海外旅行の満足度は全然違います。
せっかく高いお金を出して海外まで行くのですから、ただ行き先と金額だけで安易に決めずに、じっくり検討してツアーを選ぶことが大事です。
今回は、ヨーロッパ13カ国を巡った経験のあるシュクルの証言をもとに、海外旅行のツアーの選び方をガイドラインにまとめてみました。
思いのほか長文になってしまいましたが、最後までよろしくお付き合いください。

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0 海外旅行ツアー選びのアウトライン

1 目的とスキルに見合った旅行形態を選ぶ
2 航空券の選び方
3 宿泊先の選び方
4 滞在日数はゆとりを持って
5 第2次パリ遠征の場合

1 目的とスキルに見合った旅行形態を選ぶ

海外旅行の形態には、大きく分けて「添乗員付きツアー」「フリーステイツアー」「個人手配旅行」の3つがあります。
いずれも一長一短で、どれが優れているとは一概には言えません。
値段だけではなく、旅行の目的や自分のスキルを考えて、最も適した形態を選ぶのが、満足できる旅行にするための秘訣です。

添乗員付きツアー

旅行会社が企画して、添乗員が付き、日程や観光場所があらかじめ決められているツアーです。
日本で「海外旅行ツアー」と言うと、この形をイメージする人が多いでしょう。
添乗員付きツアーの魅力は、「お手軽・安心」です。
すべて添乗員の言うままに行動すればよく、飛行機やホテルはもちろん、現地での移動手段や食事など、自分で面倒な手配をする必要はありません。
また、外国旅行の一番の心配事として、「言葉が通じない」という人は多いと思いますが、パックツアーの場合は外国語を話さなければならない場面がほとんどありません。
一方で、添乗員付きツアーは団体行動ですから、自分勝手な行動はできませんし、観光日程や食事が決められているのも一長一短で、旅行会社によって当たり外れも大きくなります。
あと、至れり尽くせりすぎて逆につまらないという感想もあるかもしれません。
こうした観点から、添乗員付きツアーは、海外旅行が初めてで不安な人、外国語がまったくダメな人、両親と一緒の家族旅行などに向いていると言えるでしょう。
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フリーステイツアー

航空券とホテルがセットになり、現地での日程はすべて自由行動のツアーを「フリーステイ」と呼ぶことにします。
航空券やホテルの手配など難しい手続きは旅行代理店の方でやってもらえるので安心ですし、万が一のトラブルが起きても現地出張所のスタッフに相談することができます。
フリーステイの魅力は、「柔軟性・充実感」です。
工夫すれば工夫するほど充実した旅行にできますし、旅の満足感は添乗員付きツアーとは比べ物になりません。
一方で、現地での行動はすべて自分たちで計画して自分たちで動くことになりますから、失敗するリスクは常に付きまといますし、ことあるごとにオプショナルツアーを利用すれば、それだけ出費もかさみます。
また、少々意外かもしれませんが、一般にフリーステイは添乗員付きツアーよりも割高になることが多いようです。
こうした観点から、フリーステイは、明確なテーマを持って旅行をしたい人、自力でいろいろ調べたりするのが好きな人、新婚旅行のカップルに向いていると言えるでしょう。
ゆめのりょけんにはぴったりのツアーですね。

個人手配旅行

航空券や宿泊先を自分で手配して、現地での行動もすべて自分でやってしまう究極の海外旅行を「個人手配」と呼ぶことにします。
個人手配の魅力は、なんといっても「格安・自由」でしょう。
ネットを調べれば格安航空券は簡単に入手できますし、海外格安ホテルの予約サイトも溢れています。
旅行代理店を通すと割高になってしまう中心部のホテルや、近年人気のアパルトメントも、個人手配なら格安で宿泊できるようです。
そもそも、宿泊先は現地で探してもいいので、とりあえず到着日のホテルだけ確保しておいて、あとは現地で実際に見ながら、気に入ったところに滞在するという手もあります。
一方で、個人手配で海外旅行をするためには、しっかりした語学力とそれなりの経験が必要になります。
空港に行ったものの何をしていいのか分からないとか、宿泊先の契約時にまったく言葉が通じないという有様では、さすがに厳しいものがあるでしょう。
せめて英会話なら苦にしないと言える程度の語学力は身につけておきたいところです。
こうした観点から、個人手配は、海外旅行経験豊富なリピーター、英語力に自信がある人、暮らすように滞在したい長期旅行者に向いていると言えるでしょう。
【関連記事】 いつもの海外旅行は卒業!初めての個人手配ガイド

2 航空券の選び方

目的地にもよりますが、海外旅行で最もお金がかかるのは飛行機のチケットでしょう。
そのため、航空券をいかに安く抑えることができるかが、旅行全体の費用を決めるといっても過言ではありません。
ただし、空港の出入国手続きは、慣れていないと途方に暮れることも多いので、値段と経験のバランスをよく考えて検討するのが重要です。

直行便か? 乗継便か?

一般に格安ツアーは乗継便がデフォルトですが、追加料金を払うことで直行便を利用することもできます(もちろん日本から直行便が就航している目的地に限りますが)。
直行便は、中継地での手続きがない分だけ精神的には楽ですが、長時間のフライトになるので肉体的にはけっこう辛いものです。
乗継便は、中継地で休憩を挟むと考えたら楽ですが、それだけ現地到着時刻は遅くなりますし、やはり言葉の通じない空港での乗り継ぎは、何か予定外のトラブルが起きた場合の不安も残ります(ロストバゲージの確率も乗継便で跳ね上がるようです)。
また、乗継便の場合、チケットそのものは安くても、中継地の空港施設使用料・空港諸税などで、意外な出費が生じるケースもあります。
シーズンによっては、直行便と乗継便の差額がほとんどない場合もありますから、「乗継便=格安」と決め付けず、慎重に検討しましょう。

地方空港から韓国経由も一考

地方に住んでいる場合、地元の空港からソウルを経由して、目的地に行くという手も考えておく価値があります。
ウォン安の影響で大韓航空のチケットは総じて格安ですし、成田までの交通費も必要ありません。
あとは乗客がほとんど韓国人なので、その好き嫌いでしょう。
機内や空港には日本語のサービスもあるので、なかなか快適なようです。

復路深夜便はぜひ利用したいオプション

ツアーの初日と最終日は、総じて移動日になるので、観光はほとんどできません。
特に復路で空港送迎サービスを利用する場合、飛行機の出発時刻の4時間前くらいが集合時刻になるので、午後発の便でも意外と時間がないものです。
また、復路便の出発時刻は自分で決めることができないので、当たり外れがあったり、観光の計画も立てにくくなります。
そこで利用したいのが、深夜11時くらいに出発する復路深夜便指定オプションです。
これだと最終日を朝から夕方まで観光に使うことができ、これをおまけの一日にしておくと、旅行全体にもゆとりが生まれます。
だいたい5000円程度の追加料金ですが、旅行費全体と比較すればコストパフォーマンスは絶大ですから、深夜便指定が使えるツアーなら、ぜひ利用したいオプションと言えます。

3 宿泊先の選び方

国内の温泉旅行などとは違って、海外旅行は観光がメインになりますから、宿泊先の優先度はぐっと低くなります。
ホテルに滞在するのは寝るときだけなので、設備を重視する必要はそれほどないでしょう。
安心して眠れるベッドと、シャワーとトイレがあれば、とりあえず十分です。

ホテルの立地を最重視

海外旅行でホテルを選ぶ際に、最も重要になるのは、ホテル周辺の治安です。
ホテル周辺の治安がよければ、朝早くから夜遅くまで動けるので、それだけ観光に使える時間は多くなります。
特に、日の短い冬場のヨーロッパなどは、あっという間に暗くなりますから、暗くても安心して歩ける立地を選びたいものです。
また、治安の良さに加えて、市街中心部に近ければ、頻繁にホテルまで戻ることができるので、ショッピングの際に便利です。

ホテルが指定できないツアーは大丈夫?

格安ツアーの場合、宿泊先ホテルは自分で選べず、旅行代理店から指定されるケースが多いでしょう。
こうしたホテルは、市街中心部から離れていることが多いので、交通の便が悪く、ホテル周辺の治安も不安になります。
ただ、実際のところ、大手の旅行会社であれば、あまりにもひどいホテルは扱っていないようなので、覚悟して行ってみたら意外とよかったと思うことも多いようです。
目的地やシーズンやスキルに左右されるとは思いますが、現地でしっかり動き回れる自信があれば、それほどナーバスになる必要はないでしょう。
もちろん、格安ツアーということは、ある程度の不利益を承知した上で安さを選んだということですから、そうした当たり外れに納得できない人は、割高でもホテル指定ツアーを選ぶべきだと思います。

アパルトメントで暮らすように滞在する

近年は、ホテルではなく、現地のアパルトメント(アパルトマン)を借りて滞在する人も増えているようです。
一般にホテルに滞在するより安上がりになるようですが、旅行代理店を通すと、むしろホテルより高くなったりするので注意が必要です。
ホテル宿泊の場合、2名1室利用がデフォルトなので、1名1室利用は倍額になるわけですが、アパルトメントのルームチャージ制なら、人数に関わりなく定額なので、一人旅の場合は重宝すると思います。
また、パリなどは外食すると異様に食費がかかるので、キッチンで自炊できるという点は、意外と侮れないアドバンテージです。
ネットで探すと、日本語で手配できるサイトもあるようですし、検討してみる価値もあるでしょう。

4 滞在日数はゆとりを持って

旅行というのは、お金を払って滞在時間を買うものです。
特に、海外旅行の場合、高い飛行機のチケットと膨大なフライト時間を費やして、ようやく現地にたどり着くわけです。
それだけの費用と労力を払ってたどり着いた目的地ですから、滞在期間は妥協せずに、すこし多めに見積もった方が、結果的に満足できると思います。
滞在日数をケチった挙句、現地での時間が全然足りず、観光も消化不良に終わり、結局リピーターになってしまうのが、最悪のケースと言えるでしょう。笑。

朝イチ型の観光地を基準に

定番の観光地や、人気の観光地は、それだけ人も集まりますから、当然行列に並ばなければなりません。
行列に並んでいる間というのは、貴重な滞在時間をロスしていることになりますから、こうした観光スポットは朝一番に訪れて、できるだけ行列を回避するのが、上手な滞在時間の使い方です。
例えば、パリ観光であれば、凱旋門、エッフェル塔、ルーヴル美術館は行列必至ですから、これらを朝イチに据えると、最低3日が必要になります。
その他に、ノートルダム大聖堂の塔に上るつもりなら、これも行列になる人気観光スポットですから、もう1日追加した方が無難です。
このように、現地で行きたい人気観光スポットを先にリストアップして、それを基準にツアー日数を決めるようにすると、過不足のない旅行計画を組み立てやすくなります。

明確な旅行の目的がある場合は1日延泊する

買い物するために海外へ行く、スポーツ観戦のために海外へ行く、知人の結婚式に出席するために海外へ行く、でもせっかくだから観光もしたい。
こうした明確な旅行の目的がある場合、その一つに対して1日延泊をしておくと、観光にゆとりが生まれます。
もちろんホテルのグレードにもよりますが、海外旅行全体の出費に比べれば、延泊料金はたいした金額でもありません。
「観光はあくまでついでだから、延泊するほどでもないや」とか言ってると、きっと最終日に後悔しますよ。

5 第2次パリ遠征の場合

最後に、以上のガイドラインの実践例として、第2次パリ遠征をどうやって形作って行ったのかを紹介しておきます。
みなさんの海外旅行ツアー選びの参考になれば幸いです。

旅行形態

HISのフリーステイにしました。
個人手配をするにはスキルも経験も不足していますし、添乗員付きツアーではモチベーションが上がりません。
そもそも第1次パリ遠征がフリーステイでしたから、今回もフリーステイで超魔界パリを攻略しないと気が済みませんからね。笑。

航空券

成田パリ直行便指定で、復路深夜便指定オプションをつけました。
新潟ソウル経由パリ乗継便のツアーも見積もりを出してもらったのですが、極端に安くなるわけでもなかったのと、出発予定日のエールフランス直行便指定が追加料金8,000円と安かったので、敢えて乗継便にする必然性が見つかりませんでした。
トランジット空港が禁煙だったら地獄ですしね。笑。

宿泊先

HISにお任せです。
前回はゴブランのプチホテルを指定して、ここは周囲の環境も良くて非常に快適だったのですが、今回はリピーターということで格安にこだわってみました。
パリのメトロについては熟知していたので、治安さえ良ければ大丈夫だろうという自負もありましたし。
ホテルが決まってクリッシーだと聞いた時は、正直失敗したと思ったのですが、実際に行ってみたら杞憂に終わったというのは、前回の記事の通りです。

滞在日数

5泊7日です。
前回のパリ遠征では、4泊6日でパリ市内を一通り観光して、さらにロンシャン競馬場で凱旋門を観戦し(下見も含む)、レストランでディナーもしようという、今思うと無茶としか思えない日程で、やっぱり観光が消化不良に終わったので、今回は慎重に決めました。
凱旋門、ルーヴル美術館、ヴェルサイユ宮殿、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔を朝イチ型の観光地に据えると、丸4日+最終日の深夜便指定が妥当という判断で、実際にこれでジャストサイズだったと思います。

ツアー料金

以上のツアープランで、HISに支払った金額は188,240円×2。
10月のパリ旅行で1人20万円を切れば、まず満足のいく数字ではないかと思います。
このツアーでどんな旅行になったのかは、今後の旅行記をお楽しみに。

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