プチ・パレとは、パリ市立美術館の呼び名で、グラン・パレと同じく1900年のパリ万博の会場として建てられました。
道路を挟んでグラン・パレと向かい合って建っていますが、名前は「プチ」でも、グラン・パレにひけをとらない堂々とした外観です。
展示品は19世紀末のものを中心に豊富ですが、常設展なら入場無料で見学できます。
しかも、観光客が少なく静かなので、穴場的スポットと言えるでしょう。
シャンゼリゼ散策の後、休憩も兼ねて立ち寄ってみました。
プチ・パレ(パリ市立美術館)でアールヌーボーを堪能
自然光が入るように設計されたガラス張りの正面入口は、優美な金色の装飾で飾られています。
さながらそれは天国への階段。
アールヌーボー建築の美しさが印象的なデザインですね。
美術館の内部は、淡いピンクと白の壁に、床のモザイクタイル。
天井は緻密なレリーフと天井画で装飾され、上品で優美な空間になっています。
大きなテラス窓やステンドグラスからは自然光がたっぷりと採り入れられ、美術館とは思えないほどの明るさです。
中に入ると簡単な荷物検査があり、その後、ホール奥の受付カウンターで入場チケットをもらいます。
お金はかかりませんが、このチケットが無いと展示スペースに入れないので必ず受け取りましょう。
展示スペースに入ると、まずはアールヌーボーの工芸品が展示されています。
エミール・ガレの花瓶が数点。
ぼかした色や植物の模様は、どことなく和風な感じもします。
この後は、絵画、彫刻、工芸品、タピストリーなど、さまざまな展示品が続きますが、19世紀から古代ギリシアまで、だんだん時代を遡っていくように配置されているので、そういうところも意識しながら見ていくと面白いかもしれません。
2階から1階に降りる螺旋階段。
これぞアールヌーボー! すてき!8(≧▽≦)8
今にもミュシャの絵に出てくる女の人が歩いてきそう。うっとり。
自分の家にこんな階段があったら、毎日昇ったり降りたりするのになあ...。
でも、シュクルが入るとこの優美さがぶち壊しなので、あえて階段だけの写真を撮りまくりました。笑。
プチ・パレの中庭回廊とミュージアムカフェ
一通り展示を見たら、中庭へ。
中庭は、円柱がずらりと並んだ回廊形式になっています。
ここも床はモザイクで、円柱の影がのびています。
静かな回廊を歩いていると、まるでタイムスリップしたかのようです。
とにかくここは観光客も少なくて静かなので、ゆっくりするにはぴったりの場所です。
中庭に面したカフェも、人は少なめで静かです。
サーチライトはエスプレッソ、シュクルはミルク入りのノワゼットを注文。
一般に有名観光地のカフェは値段も観光地価格だったりしますが、ここはエスプレッソ=2.5ユーロ、ノワゼット=2.7ユーロというお手軽価格です。
美しい建物、すばらしい展示品、そこここに息づくアールヌーボーの香り、安いカフェ、そして入場無料。
今回はちょっとひと休みの利用でしたが、もしパリに住んでいたら、しょっちゅう寄って、一日中入り浸るに違いない美術館ですね。
プチ・パレのミュージアムショップ
最後に、ミュージアムショップに立ち寄ってみました。
定番の絵はがきや写真集の他にも、たくさんの美術品関連の本や、おしゃれな食器類やアクセサリーなど、いろいろ見るだけでも楽しい場所です。
そんな中、シュクルの目が釘付けになったのが、ジャン=ポール・エヴァンのチョコレート!
もちろん、お買い上げです。
この日、早速ホテルでいただきました。
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