パリ8区のモンソー地区は、かつての貴族や大富豪の邸宅が並ぶ高級住宅地。
有名な観光スポットはないものの、閑静で治安もよく、街歩きをするにはぴったりの場所です。
メトロに乗って縦横無尽にパリを走り回るのも楽しいですが、たまにはちょっと歩いてみるのもいいですよ。
観光地の喧騒から離れて、ゆっくり街を歩いてみると、ガイドブックではわからないパリの魅力が味わえるかもしれません。
モンソー公園
メトロの駅から出ると、すぐ隣にあるのがモンソー公園。
もともとは、後のルイ・フィリップ2世であるオルレアン公の個人邸宅に造られた庭園ですが、ナポレオン3世のパリ大改造計画「オスマン化」の中で、公園として開放・整備されました。
モンソー公園の入口にあるのは、かつて入市税徴収事務所として使われていたロトンドと、金色に装飾された美しい鉄門。
目指すニッシム・ド・カモンド美術館は、モンソー公園を挟んで向かい側なので、ちょっと散策してみます。
天気のいい日曜日ということもあって、このモンソー公園もパリジャンたちで賑わっています。
左右対称のチュイルリー公園とは違って、モンソー公園は自然の景観を重視したイギリス式庭園。
大きな池や芝生の間を遊歩道が入り組んでいて、こんもりと茂った木々の間からは、古代ローマ風の遺跡を模した列柱や、石造りの橋が見え隠れしています。
...まずい、これは迷うタイプの公園だ。笑。
そんなわけで、慎重に方向を確認しながらニッシム・ド・カモンド美術館を目指します。
しばらく歩いていると、幼い子どもを乗せたポニーの一団とすれ違いました。
ほーら、やっぱり子どもが乗るんだよ...と、シュクルを見ると、また乗りたそうにしてるし!
だめだめ、ほら、さっさと行くよ。
ニッシム・ド・カモンド美術館
モンソー公園も無事に通り抜けて、ニッシム・ド・カモンド美術館に到着です。
ここは前回の記事で詳しく書いたので割愛しますが、見どころ満載の充実した美術館でした。
ルーヴル美術館みたいな気忙しさもないですしね。笑。
そういえば前回書き忘れましたが、ニッシム・ド・カモンド美術館の「ニッシム」とは、コレクションの主であるモイズ・ド・カモンド伯爵の息子のことで、第一次世界大戦で戦死した息子の思い出が永遠に刻まれるように、美術館の名前に託したそうですよ。
いろんな意味で、カモンド伯爵の想いが詰まった美術館なんですね。
【関連記事】 ニシム・ド・カモンド美術館に感動
マルゼルブ大通り
ニッシム・ド・カモンド美術館の鑑賞を終えて、次なる目的地はマドレーヌ教会。
ニッシム・ド・カモンド美術館からマドレーヌ教会までは、グーグル・マップで計ったら1.5kmほどの距離ですし、マルゼルブ大通りに出れば一本道なので、てくてくと徒歩で移動します。
マルゼルブ大通りの周辺は、パリ大改造によって生まれた高級住宅地ですから、両脇には立派な建物が並んでいます。
ま、日本人の目から見れば、パリの建物はみんな立派に見えますけどね。笑。
サントーギュスタン教会
マルゼルブ大通りを歩いていると、なんだかすごい教会を発見。
こんな立派な教会、ガイドブックに書いてなかったよ。
自由に中を見学していいみたいですし、せっかくなので寄り道してみました。
内部は重厚な石造りの教会で、わずかに参拝する人がいます。
日曜日ですから、ミサの途中でしょうか?
どうやらここはサントーギュスタン教会というらしく、パリ大改造の際に建造された比較的新しい教会らしいです。
新しいといっても、この重厚さ、存在感。
ノートルダム大聖堂を思わせるバラ窓とか、壁面を飾る聖人の彫刻とか、ドーム天井とか、ステンドグラスとか。
どこを見ても一流の教会にしか見えないんですが。
なに、パリってなにげにこんな教会があるの?
こんなにすごい教会なのに、観光名所とかならないの?
日本で歩いていても、絶対こんな教会には出会わないよ。
パリ...恐ろしい子。
マドレーヌ教会
さて、サントーギュスタン教会を過ぎると、マドレーヌ教会まではあと少し。
地図を見ると、マドレーヌ教会の周辺はちょっとごちゃごちゃしてるから、それっぽいのが見えたら教えてね...って言おうとした矢先。
...でかっ!
マドレーヌ教会って、ガイドブックとかの写真で見てた感じ、そんなに大きい建物には見えなかったんですが、実物を見たらでかいのなんの。
これは絶対に見失わない。
...そうだな、やっぱりここは魔界だよ。
日本とはスケールが違いすぎる。
そんなわけで、パリの高級住宅地の街歩きは無事に終了。
マドレーヌ教会についてはまた次回。
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