Home > フランス旅行記 > ルーヴル美術館三大作品攻略作戦

ダリュのギャラリーサモトラケのニケ、モナリザ、ミロのヴィーナスは、ルーヴル美術館の三大至宝。
いわば、魔宮のボスキャラたちです。
当然、ほとんどの来場客がこれらの作品を目標に殺到しますから、早めにルーヴル美術館に入場したら、まずはこのビッグスリーを攻略しておきましょう。
ドゥノン翼改札口から案内表示に従って、両側に大量のうごくせきぞう(もちろん動かない)を見ながらダリュのギャラリーを進むと、正面にサモトラケのニケが見えてきます。
いや、サモトラケのニケの風貌は、本当にボスに見えるな。笑。

サモトラケのニケ

サモトラケのニケダリュの階段の踊り場にあるサモトラケのニケ。
サモトラケのニケは、前回十分に鑑賞したので、今回の優先順位としてはかなり低かったのですが、やっぱり足を止めて魅入ってしまいました。
頭部と腕が欠けているおかげで美しい翼のフォルムが強調され、階段に射し込む光の具合もあいまって、いっそう神々しさを感じます。
エヴァとかミクとか好きな人には、絶対にストライクゾーンですよね。笑。
ニケについては、前回のルーヴルで詳しい鑑賞レポートを書いていますので、そちらも参考にどうぞ。
【関連記事】 神の芸術サモトラケのニケ

モナリザ

モナリザの間今回のルーヴル訪問を「補完計画」と銘打ったのは、ルーヴル攻略法の追試も大きな理由の一つですが、前回写真を撮影できなかった作品を補完しようというのも大きな理由です。
2006年訪問時はドゥノン翼の大半が撮影禁止エリアだったのですが、2008年あたりから全域の写真撮影が解禁されたらしいです。
これって、最初は取れなかった宝箱が、イベントが進んだら取れるようになった感じに似てますね。笑。

モナリザそんなわけで、今回のルーヴル最大のターゲットはモナリザです。
ドゥノン翼2階展示室6番モナリザの間は、混雑時は鑑賞客でごった返し、スリなども多発する部屋ですが、9時30分の時点では、写真のようにまだまだスペースに余裕があります。
これが10時を過ぎると、もうモナリザの前に幾重もの人垣ができて、ゆっくり鑑賞するのは困難になります。
よく言われることですが、モナリザは思ったよりも小さい作品なので、ぜひ最前列で見ておきたいところ。
絵はがきのモナリザでは満足できない人は、ぜひ早めに仕掛けましょう。

ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナスへ向かう回廊モナリザを鑑賞した後は、一度サモトラケのニケまで引き返し、そこから案内表示に従って、シュリー翼1階展示室12にあるミロのヴィーナス(アフロディテ)を目指します。
前回は展示室の工事のために、わけのわからない場所にあって、大きく迷う原因になったヴィーナスですが、今回はちゃんとあるべき位置に戻り、動線もすっきり整理されたようです。
ヴィーナスに向かう途中の展示室5には、天井に立派なフレスコがあって目を奪われますが、ここは後ほど鑑賞することにして、まずはヴィーナスをやっつけましょう。

ミロのヴィーナスの展示室本来あるべきミロのヴィーナスの展示室は、ピンクの大理石の壁や柱と、床のモザイクタイルと、ミロのヴィーナス自身が見事に調和して、展示室そのものが作品として仕上がっていました。
ニケの展示もそうですが、ルーヴル美術館を訪れて思うのは、このあたりの展示の仕方が本当に上手です。
そのおかげで、例えばヴィーナスの背後から写真を撮っても、ちゃんと絵になるんですよね。
まさに匠の技、なんということでしょう!

ミロのヴィーナスこのミロのヴィーナスが作られたのは、紀元前100年頃のギリシャ。
古代ギリシャの等身大の彫刻は、相次ぐ戦乱でほとんどが破壊され、今日見られるのはローマ時代に造られた模造品ばかり、オリジナルが現存するのは奇跡に近いと、ギャラリーフェイクで三田村館長が言っていましたが、いくら希少価値があっても、筋骨隆々のむさ苦しいオッサン像だったら、「ルーヴルの至宝」とまで呼ばれる作品にはなっていないでしょう。笑。

まさしく美の女神ところで、ミロのヴィーナスと言えば、誰もがこの両腕の欠けた純白の大理石像をイメージすると思いますが、古代ギリシャ時代には、この像に両腕があったのはもちろん、全身が鮮やかに彩色されていたそうですよ。

2000年の時を奇跡的に乗り越えて、両腕を失い、色を失い、それでこそ究極に至ったように思えるこの美しい女神像は、本当に美の女神ヴィーナスによって選ばれ、ヴィーナスが宿った作品なのかもしれませんね。

ガイドツアー団体客の頭を叩け

このくらいの密度で鑑賞できれば上出来そんなわけで、ルーヴル美術館3強の鑑賞は、これにて完了。
それぞれちゃんとした写真が撮れて、満足のいく鑑賞ができたと思っています。
ミロのヴィーナスの鑑賞を終えた時点で9時53分でしたから、10時までに鑑賞を終えるようにイメージすれば、だいたい満足のいく環境で鑑賞できるでしょう。
というのも、10時を過ぎるとガイドツアーの団体客が一気に来場するんですね。
そうなると、大量の団体客が作品を取り囲み、ガイドの説明が終わるまで、その場に長く留まります。
しかも、それが次から次へとやってくるので、このスパイラルに嵌まってしまうと、もう個人では太刀打ちできません。
これはルーヴルに限らず、パリの有名観光地ならどこでも当てはまりますから、人気の観光スポットは団体客が動き始める前に攻めるのが手筋です。
快適な鑑賞環境で有名作品を鑑賞できた時は本当に爽快ですから、ぜひ参考にしてみてください。

次回は、ドゥノン翼の残りの有名作品を補完していきます。

ダ・ヴィンチ・コード(上・中・下)
ダ・ヴィンチ・コード(上・中・下) ダン・ブラウン
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