Home > フランス旅行記 > ルーヴル美術館リシュリュー翼攻略

ホルサバードの中庭の有翼人面牡牛像シュリー翼の鑑賞を終えたら、ルーヴル最後の翼リシュリューに向かいましょう。
シュリー翼の大階段から、東方美術エリア、古代イラン美術エリアを通って、メソポタミア美術エリアのホルサバードの中庭へ。
ホルサバードというのは、紀元前8世紀頃にアッシリア王のサルゴン2世が建立した首都だそうで、中庭には有翼人面牡牛の像がいくつもあり、さすがに複製のオブジェだと思っていたら、ちゃんとアッシリアの遺跡から持ってきた本物だそうです。
「王家の紋章」ファンのシュクルは、これを見て「イズミル王子のお父さんがいっぱいいる!」と叫んでいました。

ピュジェの中庭・マルリーの中庭

ピュジェの中庭リシュリュー翼1階と半地階にまたがる2つの中庭。
真っ白な大理石がガラス張りの天井から降り注ぐ日光に照らされて、開放的で非常に気持ちのいい空間です。
この中庭に展示されているのは、18~19世紀のフランス彫刻。
中庭に設置されたベンチに座って一休みしながら、無数の彫刻のダイナミックな動きや豊かな表情を眺めていると、宮廷の庭園に迷い込んだような錯覚を覚えます。
これらの中庭の見どころは、クストゥ「マルリーの馬」や、コワズヴォ「王の名声」などですが、詳しくは次回の鑑賞記事にて。
【関連記事】 マルリーの中庭で見るべき10の彫刻

ナポレオン3世の居室

階段も一つの展示スペースマルリーの中庭から、1階フランス彫刻展示室1の脇にある階段を昇って「ナポレオン3世の居室」に向かいます。
が、ここの階段も、ただの階段ではありません。
白い壁にはレリーフが施され、床にはつるつるぴかぴかの大理石、階段にはニッシム・ド・カモンドで見たようなロココ調の手すりがあり、天井には金ぴかのシャンデリア。
そして、この階段にも絵画や彫刻が展示され、一個の展示室として完成していました。
その階段の先にあるナポレオン3世の居室は、それはそれは豪華絢爛なものでしたが、それは後日の鑑賞記事で。
【関連記事】 豪華絢爛なナポレオン3世の居室

ルーベンスのホール

ルーベンスのホールリシュリュー翼の最後は、エスカレーターで3階に昇って、ドイツ・フランドル・オランダ絵画の展示室18、通称「ルーベンスのホール」。
小さな体育館のような大ホールに、「マリー・ド・メディシスの生涯」を描いた連作21枚と、マリーと家族を描いた肖像が3枚。
「生涯」の連作は、それぞれ高さが394センチに揃えられ、壁一面を整然と埋め尽くす様子は圧巻の一言です。
このルーベンスのホールについては、第1次パリ遠征記で鑑賞記事を書きましたが、今回撮影してきた写真を元に、そちらを大幅加筆しましたので、ぜひあわせて読んでください。
【関連記事】 圧巻のルーベンスギャラリー

ルーヴル美術館は体力勝負

リシュリュー翼の大エスカレータールーベンスのホールを堪能して、3階から直通エスカレーターでナポレオン・ホールに戻ってきた時刻は11時27分。
ルーヴル開館からまだ2時間30分しか経過しておらず、シュリー翼を15分ですっ飛ばした分を考慮しても、時間的にはまだまだ余裕残しです。
これで、ルーヴル美術館を4時間で攻略するのは十分可能だと証明されました。Q.E.D.

ナポレオン・ホールに戻ってきましたしかし、2度のルーヴル訪問で痛切に感じたのは、ルーヴルは時間よりも体力との勝負だな、と。
今回、ルーベンスのホールを終えた時点で時間が余ったら、その奥のドイツ・フランドル・オランダ絵画エリアにも足を延ばそうと思っていて、実際に十分な時間もあったのですが、この時はもう体力の限界、気力も尽き果て千代の富士状態でした。
しかも、体力・気力ともに充実した朝イチの状態でもこんな有様ですから、午前中にどこかの観光地を歩き回り、午後からルーヴルに訪れるというのは、時間的には可能でしょうけど、体力的には相当キツイと思います。
そんなわけで、行列で無駄な時間をロスしないという意味でも、人の少ない環境で鑑賞できるという意味でも、体力・気力が充実しているという意味でも、やっぱりルーヴル美術館は朝イチがオススメです。
また、ルーヴル美術館を鑑賞した後の観光も、軽めの計画にしておいた方がいいですね。

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