ルーヴル美術館の隣にあるパレ・ロワイヤル。
その名は、ルイ13世の宰相だったリシュリュー枢機卿の邸宅が、その死後、王家に寄贈されたことに由来します。
ルイ14世が幼少期を過ごし、ルイ14世がルーヴル王宮に戻ってからは、ルイ14世の弟であるオルレアン公の城館となりました。
オルレアン公が増築した回廊には、カフェや酒場や賭場などが建ち並び、パリ随一の歓楽街として賑わいましたが、現在は往時の喧騒はなく、静かで落ち着いた空間になっています。
パレ・ロワイヤル広場のベンチで、美しい噴水を見ながらしばし休憩したら、さっそくパレ・ロワイヤルへ向かいましょう。
パレ・ロワイヤルの黒い騎士
パレ・ロワイヤルといえば、ベルばらファンにとっては、オスカルが革命に身を投じるきっかけになった場所としておなじみでしょう。
黒い騎士にさらわれたロザリーを救出するため、密かに王位を狙うオルレアン公を訪問したオスカルは、そこで革命を叫ぶ市民たちと議論を交わし、その自由闊達な力強さに共感を覚え、同時にフランスの体制に疑問を持ち始めます。
そして、左目を失いながらオスカルの危機を救ったアンドレの献身に、急速に惹かれてゆくオスカル。
物語のターニングポイントとも言える重要な場面の舞台となったのが、ここパレ・ロワイヤルでした。
ストライプの円柱オブジェ
現在のパレ・ロワイヤルのシンボルと言えば、ダニエル・ビュレンの円柱型オブジェ。
中世の古い建物を背景に、白黒ストライプ模様の現代アートが並ぶ光景は、いかにもパリらしい組み合わせですが、あいにく現在は修復工事中。
完成予想図を見ると、完成後は夜間ライトアップされて幻想的な空間になるみたいだけど、違うのかな?
しかし、工事の完成予定日が明記されていないあたり、さすがはラテンの国ですね。笑。
銀色の球体オブジェ
もう一つのパレ・ロワイヤルのシンボルであるポル・ビュリィの球体オブジェはちゃんと見れました。
ただのオブジェだと思っていたら、噴水だったんですね。
ぴかぴかの球面に、石造りのパレ・ロワイヤルの建物が映り込んで、意外と周囲にも溶け込んでいます。
現代アート嫌いのシュクルも、これにはお咎めなし。笑。
噴水の周りでは、見た目に観光客らしき人々が、座って一休みしています。
きっと彼らも、「パリ広すぎ、疲れた、魔界」とか言っているんでしょう。笑。
パレ・ロワイヤルの回廊
パレ・ロワイヤルの2つのオブジェを見た後は、美しい回廊を通って、ギャルリー・ヴィヴィエンヌを目指します。
回廊には、レストランやら洋服店やらアンティークショップやらが入っているみたいですが、工事中のためか、不況のためか、あるいはこの日がたまたまそうだったのか、閉店している店が多くて閑散とした雰囲気でした。
まあ、やっていても我々庶民には縁のなさそうな店でしたけどね。笑。
パレ・ロワイヤルの庭園
天気がいいので、回廊から中庭にも出てみました。
中庭の真ん中には、噴水がある大きな池があります。
水しぶきが日光に反射して、小さな虹ができていました。
幼いルイ14世は、パレ・ロワイヤルの庭園で遊んでいるうちに池で溺れて死にそうになったという逸話がありますが、ひょっとしてこの池でしょうか?
庭園内には季節の花が咲き、ベンチには本を読んだり、パンを食べたりしている人々の姿。
かつては革命家たちの巣窟だったとは思えないほど、穏やかで平和な空間でした。
| パレ・ロワイヤル(のぞきからくり絵本) | |
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