Home / フランス旅行記 / 魔界、ついに牙を剥く

Jul
10
2010

ヴェルサイユ宮殿の疲れをベルばら入浴剤で癒す観光3日目を終え、ホテルに戻ってきました。
先ほどコジのサンドイッチを食べたばかりですし、日本から持ってきたカップヌードルもそろそろ何とかしないといけないので、夕食の心配はありません。
溜まった洗濯を片付けた後は、広いヴェルサイユを歩いた疲労をベルばら入浴剤で癒しながら、ゆっくり過ごそうと考えていました。
それにしても、今回のパリ旅行は順調だ。
まさか、こんなホテルでゆっくりする時間まで取れるとはな。

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ホテルのセキュリティーボックス

ホテルのセキュリティーボックス私たちのホテルの部屋には、セキュリティーボックス(金庫)が備え付けられていました。
このセキュリティーボックスは、閉める時に自分で暗証番号を登録して、開ける時は暗証番号を入力すると、自動的に扉が開く仕組みです。
貴重品は、フロントに預けたりするのではなく、この金庫に入れて自己管理ってことですね。
まあ、それはそれで便利なので、現金やパスポートをはじめ、デジカメの充電器や記憶メディアまで、無くなると困るものはみんな金庫の中に入れて外出していました。

セキュリティーボックスが開かない!

この日も観光から帰って、眠ってしまわないうちにカメラの充電をしようと、金庫の暗証番号を入力したのですが......、いつもなら「ウィーン」と開くはずの扉が、うんともすんとも言わない。
あれ?
もう一度、今度は手元をよく確認しながら暗証番号を入力してみましたが、やっぱり開かない。
というか、どうやら「8」のボタンが「0」に認識されているようなのです。
ありのまま今起こった事を話すフランス人男性こ、これは......!?

あ...ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは金庫の前で「8」を押したと思ったら
 いつのまにか「0」になっていた』
な... 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった...
押し間違いだとか入力ミスだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ...

別にポルナレフが出てこなくても、故障したってことですね。笑。

フロントとの交渉

さて、機械系の故障なら自力であれこれ何とかなるかもしれませんが、電気系の故障はさすがに手の出しようがありません。
あれこれいじって泥沼になってもあれなので、早々にフロントに連絡して開けてもらうことにします。
...が。
この厄介な状況をフロントに説明できるのか?
......うん、無理。
とりあえず、ホテルの人に見てもらえば状況を把握してもらえるだろうと、拙い英語と筆記で何とか金庫が故障したことを伝え、フロントの女性に部屋まで来てもらいました。

やっぱり開かないし

フロントの人に部屋まで来てもらったので、目の前で操作しながら状況説明。
で、フロントの女性に交代して、暗証番号のリセットコードを入力してもらったりして悪戦苦闘したのですが、どうやらそのリセットコードにも「8」が入っているらしく、金庫はまったく受け付けてくれません。
10分ほどあれこれやってもらったものの、やっぱり扉は開かず。
ちょうど忙しい時間帯で、フロントの仕事も手が離せなかったのでしょう、「30分待ってくれ」と言って、フロントの女性は帰ってしまいました。

とりあえずカップヌードルを食べながら考える

とりあえずカップヌードルを食べながら考えるはて、どうしたものでしょう。
こうなると、専門の鍵師でも呼んでもらうしかないのかな?
ていうか、こんな夜までフランスの金庫屋は仕事してないだろうから、明日の昼に開けに来るとか言われたら、明日の予定はどうしますか?
ていうか、現金は大丈夫?
クレジットカードがあるから、「金は命より重い」ってことは無いけど、やっぱり手持ちなしだと困るよね?
それより、デジカメが充電できないとなると、明日は写真が撮れないんじゃないか?
最悪の場合、旅行代理店に連絡すればいいのかね?

30分待っても誰も来ないし...

そんなこんなで、カップヌードルを食べながら、しばらく待ってみたものの、忘れ去られたように誰も来ない。
もう30分、いや、1時間は待ってるぞ?
もう一回フロントに行くべきなの?
いや、仕事が立て込んでたら、迷惑かもしれないし、ここは大人しく待っていよう。
...と、2時間くらい経過したものの、やっぱり誰も来ない。
さすがに限界とフロントに行ったら、「待ってました」とばかりに、さっきの女性が、フロントの係長みたいな人に事情を話して、その偉い人が部屋まで来てくれました。
あ、そうか。
「30分待ってくれ」っていうのは、「30分後にまた来る」って意味じゃなくて、「30分したらまた来い」ってことか。
日本人の感覚だと、黙っていても来てくれるものだと思っていたけど、やっぱりここフランスなのよね。

あっさり開いた

ついに「沼」開放!さて、フロントの偉い人も、さっきの女性と同じような操作をしていましたが、それでは無理と悟ったらしく、ホテルの支配人を呼んでくれました。
しばらく待つと、ホテルの支配人がマスターキーとペンチを持ってきて、ごにょごにょごにょ...といじったら、ついに「沼」開放!
ほう、この手の金庫って、こういう仕組みになっているのか...じゃなくて、開いてよかった。笑。
物理的に開けたので、セキュリティーボックスは使えなくなってしまいましたが、パリ滞在も後半に差し掛かっているので、安全対策は何とかなるでしょう。
ていうか、こんなにあっさり開くなら、もっと早く開けてくれよ。笑。

これにて、金庫騒動は一件落着。
しかし、「パリに馴染んできた」とか油断していたら、こんな罠が待ち構えているとは、やっぱりパリは魔界だぜ。
みなさんも、くれぐれも油断なきよう。

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Comments:2

ROCK-ABE-LEE 2013年3月 9日 13:07

サーチライトさま、シュクルさま、はじめてコメントさせて頂きます、48歳パリ好き男です。
とても楽しい旅行記ですね。まるで今、自分がパリにいるような幸せなひとときを堪能しております。
さて、私パリには4度ほど旅行していますが(85年・04年・10年・12年)最初の旅行以外はいつも一人旅です。おふたりが09年に訪れた時に宿泊したホテル「グリル・カンパニール・ベルティエ」は、私も10年3月に宿泊しました。そう、某旅行会社の激安ツアーで…。
そしておふたりと同じく、私もセーフティボックスでトラブってしまったのです!
もう3年前の事なので詳細は覚えていませんが、操作の手違いで扉からロックが出た状態で、扉が閉まらなくなってしまったのです。私もフランス語はダメ、フロントに行って「セーフティボックス・クラッシュ!」と言ったら何とか伝わったようで、その時フロントの女性に「少し待て」と言われました。しかし部屋に戻って30分、1時間待てども誰も来ず、時間がもったいないのでボックスの使用は諦め、滞在中は貴重品持参で行動しておりました。
しかし今回この項を読んで納得!「少し待て」は少しあとに「もう一度来い」だったんですね…。
まさにパリはおふたりが言うように魔界かも知れませんが、次回のパリ旅行記を楽しみにしています。

シュクル 2013年3月10日 03:12

ROCK-ABE-LEEさま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
4度もパリに行ってらっしゃるとは、かなりのパリ通と推察します。
それにしても、まさか、同じホテルで同じ体験をした方がいるとは!
しかも、その後の展開もまったく同じ…。
もしかして、今も同じ目に遭っている人がいるかもしれませんね。笑。
早いもので、あれから3年以上経ちましたが、そろそろ魔界が恋しくなってきました。
いつになるかはわかりませんが、もう一度パリには行くつもりですので、次のパリ旅行記を気長にお待ちください。

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