外国人の避暑地として発展してきた日光には、長い洋食の文化があります。
そのため、日光にはおしゃれな洋食レストランがたくさんありますが、その中でも特に有名なのが日光金谷ホテルでしょう。
明治創業で日本最古のリゾートホテルと言われる日光金谷ホテルのレストランでは、大正時代のレシピを再現した「百年カレー」や「大正コロッケット」など、伝統のメニューを味わうことができます。
そんなわけで、今回の日光旅行の締めくくりは、日光金谷ホテルでランチです。
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明治創業のクラシックリゾートホテル
日光金谷ホテルは、外国人むけの宿泊施設として開業し、田母沢御用邸が出来てからは、国内外の多くの要人が宿泊してきたホテルです。
館内に入ると、木製の回転扉、赤い絨毯の敷かれたロビー、黒光りするフロントデスク、柔らかいレザーのふかふかソファー、壁に掛けられた鹿の頭の剥製など、内装はレトロモダンのイメージそのもの。
そういう意味で、日光金谷ホテルはホテルやレストランであると同時に観光名所でもあるのです。
2階のメインダイニングも、ギリシャの神殿を思わせる円形列柱が立ち並び、かと思うと東照宮を思わせる極彩色のレリーフがあったりして、和洋折衷している感じが独特です。
伝統のランチメニュー
日光金谷ホテルのランチは、明治・大正から受け継いできたレシピで作られています。
ランチメニューは、メインディッシュに、パンかライス、スープとサラダ、デザートとコーヒーが付いて、3,500円から。
ランチとしてはお高めの値段ですが、ここは父母がご馳走してくれるというので安心です。笑。
メニューの品数は多くはないものの、それだけおすすめメニューに自信があるということでしょう。
シュクルは、金谷ホテル伝統の大正コロッケットとさんざん悩んだものの、日光虹鱒のソテー金谷風をチョイス。
やはり、コロッケに3,500円というのは、さすがに抵抗があったようです。笑。
でも、よく考えるとコロッケって、ジャガイモを茹でてつぶして、肉と混ぜて、形を整えて、衣をつけて、油で揚げて、下手な肉料理とか魚料理より、はるかに大変な工程ですから、3,500円の価値は十分にあるのかも。
スーパーの50円コロッケが神すぎるんですよね、本当は。メインの前に出てきたパンは、ホテルの自家製で、販売もしている人気商品です。
私も一口もらって食べてみましたが、今風のおしゃれなレストランでよく出てくるような自家製パンではなく、昔からやっている美味しいパン屋のパンといった感じの、素朴な味です。
父に至ってはメインが来る前からぱくぱく食べていました。
ただ、メインの虹鱒のソテーは、味の濃い、醤油味の照り焼き風ソースで、はっきり言って、パンよりごはんが欲しくなる味だったそうです。笑。一方、私が選んだのは、ローズポークソテーのジプシー風。
こちらも、大正時代のレシピを再現したもので、単品としては大変美味しい一品です。
ただ、「肉にはやっぱり米でしょう!」とライスを選んだわけですが、ローズポークソテーのジプシー風は赤ワインのソースで、ライスとの相性はいまいちだったり。
そんなわけで、二人とも、なんだか噛み合わないセレクトになってしまったのでした。
最後のデザートはバニラのアイスクリーム。
昔ながらの素朴な味で、一緒にウエハースが添えられているあたりにレトロな香りを感じます。
これで今回のアイス枠も無事に達成。
計画通り(ニヤリ)
こうして、今回の日光旅行の全日程は滞りなく終了。
弟カップルとは金谷ホテルで別れ、私たちは新潟への帰途に着いたのでした。
考えてみると、家族そろって旅行をしたのは、20年ぶりくらいかな?
父母はとても楽しかったようで、旅行後の写真を見ながら、「今度また一緒にどこかに旅行しよう」と言い出しています。
しかも、なんか今度は費用も負担してくれるみたいですよ。
いいですね、じゃあ、次は海外でも。笑。
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