Home / 京都旅行記 / 山城国一之宮「下鴨神社」に参拝

Nov
04
2011

山城国一之宮「下鴨神社」に参拝

全国68ヶ国の一之宮の御朱印コンプリートに向けて、着々と進行している全国一之宮めぐりの旅。
ここ京都・山城国の一之宮は、下鴨神社と上賀茂神社です。
京都には2,500以上の神社・寺院があるそうですが、その中で最も古い歴史を持つのが下鴨神社と上賀茂神社で、ともに世界文化遺産に登録されています。
ゆめのりょけんの全国一之宮めぐりは「一国一社でOK」が基本ルールですが、ここは葵祭よろしく下鴨神社から上賀茂神社まで、牛車ならぬ自転車で巡行することにします。
まずは下鴨神社、正式名「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」に参拝してきました。

- スポンサードリンク -

糺の森

朱の鳥居をくぐって、「女性守護・日本第一美麗神」河合神社にお参りしたら(詳細は次回)、有名な「糺の森」に足を踏み入れます。
糺の森は、36,000坪の広さをもつ原生林。
36,000坪と言われてもピンときませんが、これは東京ドーム3個分にあたるそうです(まあ、このたとえでもピンとこないかも。笑)。

糺の森

人口140万人の京都市に、これだけの広さの原生林が残されていることに驚きです。
まあ、これでも「この前の戦争」で、総面積の7割を失ってしまったそうですが。
緑々と茂る木々と、間を流れる小川に、その名の通り心身を糺して、下鴨神社に向かいます。

相生社と連理の賢木

糺の森を抜けると、正面の楼門の左にあるのが、縁結びの神様・神皇産霊神(かみむすびのかみ)を祀った相生社(あいおいしゃ)。
小さな社ですが、前に若い参拝者がたくさんいるので、見落とすことはないでしょう。
そして、この相生社の霊験あらたかぶりを表わすのが、京の七不思議のひとつと言われる御神木「連理の賢木」です。

不思議な連理の賢木

なんでも、縁結びの力があまりに強すぎて、2本の木が途中から合わさり、1本の木になってしまったのだとか。
確かに、見ると2本の木が途中からぴったりとくっついて、1本の木になっています。
しかも、一度きりなら偶然かもしれませんが、この御神木が歳をとって枯れると、糺の森のどこかにまた同じような跡継ぎが生まれるそうですよ。
実際、この連理の賢木は4代目。
一度ならず二度ならず四度まで!?
なるほど、これは確かに人気の縁結びの神様になるのも納得です。

平安京の守護神

さて、手水舎で手と口を清めたら、朱色の楼門をくぐって、下鴨神社の境内に入ります。
下鴨神社の創建は、紀元前・崇神天皇の時代以前にまで遡れるそうですが、やはり今のように立派な下鴨神社があるのは、平安京の時代、ここが京都を守護する重要な役割を担ったからでしょう。

立派な楼門

下鴨神社があるのは、平安京の北東、すなわち鬼門。
ここを古代京都開拓の祖・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)に守ってもらうことで、都の平安を祈ったというわけです。
実際、平安京が造営されるにあたって、まず下鴨神社に成功の祈願が行なわれたと言います。
そして、その都市計画は見事に成功し、以来、京都は千年の都として栄えていくわけですから、下鴨神社の神徳絶大というところでしょう。

下鴨神社に参拝

白砂の境内をしばし歩いたら、下鴨神社の本殿へ。
下鴨神社の本殿は、西殿と東殿に分かれていて、西殿に祀られているのは京都守護神・賀茂建角身命、東殿に祀られているのはその娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。

ちょっと変わった拝殿

この玉依媛命は、神武天皇の母神として知られる玉依姫命とは同名異神。
下鴨神社本宮の玉依媛命は、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母神で、これが「賀茂御祖神社」と呼ばれる所以です。
下鴨神社の本殿は特別な参拝の場合にしか入れないので、一般参拝客は、その前の拝殿からお参り。
しかも、この拝殿からは御簾で隠れて本殿がよく見えないというのも京都らしい。
やっぱり、直接見るのは畏れ多いということでしょうね。

御手洗社の神聖な水

下鴨神社の境内にもたくさんの摂社末社がありますが、その中でもひときわ目を引くのが、「井上社」とも呼ばれる御手洗(みたらし)社でしょうか。
ここが「井上社」と呼ばれるのは、文字通り井戸の上に社が建立されているから。

様々な神事が行なわれる御手洗社

ここから湧き出る水は、葵祭の斎王代がみそぎを行なったり、夏の土用の丑の日の「足つけ神事」で無病息災を願ったり、玉依媛命の神話にちなんだ「矢取り神事」を行なったりする神聖な水で、社の前のみたらし池から、下流の御手洗川に流れていきます。
御手洗川には朱色の輪橋(そりはし)が架かり、尾形光琳の「紅白梅図屏風」は、このあたりを描いたもの。
それ以来、橋のたもとにある梅の木は、「光琳の梅」と呼ばれています。

加茂みたらし茶屋

こうして、下鴨神社の参拝を終えて、最後は神社ゆかりの食べ物で締めくくりです。
下鴨神社ゆかりの食べ物といえば、もちろん「みたらし団子」で決まりでしょう。
そもそも、みたらし団子とは、下鴨神社の御手洗社に湧き出す水玉を模ったもので、下鴨神社はみたらし団子の発祥地なのです。

王道のみたらし団子

そんなわけで、下鴨神社そばにある有名店「加茂みたらし茶屋」で、おやつ休憩です。
加茂みたらし茶屋のみたらし団子は、5つの団子が○-○○○○-という具合で串に刺してありますが、これも「後醍醐天皇が御手洗池で水をすくおうとしたところ、最初に泡が一つ浮き上がり、しばらくして四つの泡が浮かび上がった」という故事にちなんだもの。
黒蜜たっぷりのタレは、よく食べるみたらし団子とは一味違って、「なるほど、これが本物のみたらし団子か」と、貴重な体験になること間違いなし。
まあ、でも、なんだ、外は暑いんでね、一緒に頼んだ小倉白玉(わらびもち&アイスクリーム付き)のほうが、体に染み渡ったのは内緒の話です。笑。

まとめ 全国一之宮めぐりのすすめ

京都の寺社505を歩く<上>
京都の寺社505を歩く<上> 槇野修 山折哲雄
おすすめ平均
stars京都好きにも、これから京都好きになる人にも
stars京都の寺と神社好きなら即買って
stars京都検定の参考書に最適。
stars京都寺社の予習復習
stars京都の寺社ガイドブックの決定版
Amazonで詳しく見る

- スポンサードリンク -

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments:0

Comment Form

コメントは管理人の承認後に公開されます。

Information
  • twitter
  • rss
  • はてなブックマーク
  • Instagram
カテゴリー
タグクラウド
記事への反応

back to top