Home / プラハ旅行記 / 聖イジー教会とのんびりドラゴン

May
14
2012

聖イジー教会とのんびりドラゴン

プラハ城の旧王宮を出て、しばし歩くと、赤と白のかわいらしい教会が見えてきます。
これがプラハ城の聖イジー教会です。
真っ赤なファサードは、教会というより童話の中の家のよう。
外観からいきなりファンタジー全開の聖イジー教会、その内部を紹介します。

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プラハ最古の教会

圧倒的な石の存在感聖イジー教会は、プラハ最古の教会です。
建設は920年で、その時は木造だったものの、後に火災に見舞われ、1142年に石造りで再建されました。
教会の後ろには、太さの異なる2本の白い尖塔があり、太い方が「アダム」で、細い方が「イブ」を表しています。
教会内は音響がすばらしいそうで、教会コンサートがよく行われています。
私たちがプラハに滞在していたのは、ちょうど「プラハの春音楽祭」の期間だったので、もちろんコンサートを開催していました。
夜間のライトアップもあり、昼とはまったく異なる趣になるようなので、コンサートを兼ねて夜に出かけるのもいいですね。

ロマネスク様式の教会

石壁の厚さに注目聖イジー教会は、ロマネスク様式の代表建築と言われます。
パリでさんざんゴシック様式の教会は見てきましたが、ロマネスク様式の教会をちゃんと見るのは、実は初めてじゃないかな?
サン・ジェルマン・デ・プレ教会は、鐘楼こそロマネスク様式でしたが、教会そのものはゴシック様式だったし。
教会に入ると、まず感じるのが圧倒的な石の存在感。
田中充子さんの「プラハを歩く」によれば、交叉リブヴォールトがなかったロマネスクの建築では、壁で天井の重さを支えなければならず、建物の規模に比例して、壁が厚くなるのが特徴とか。
しかも、あまりにも大きな空間だと天井を支えきれないためでしょう、教会堂の中は狭く、窓も小さく、まるで地下聖堂にいるようです。
こう考えてみると、ヨーロッパの教会建築にとって、交叉リブヴォールトの発明は、画期的だったんですね。
すぐ隣にあるゴシック様式の聖ヴィート大聖堂と比べてみると、とても興味深いと思います。

カタコンベっぽい何か

ここはダンジョンの入口?教会の奥には、地下につながる階段があり、その階段を下りていくと、クリプトと呼ばれる納骨堂があります。
柵があって、納骨堂の中には入れませんが、黒いミイラ像があったりして、なんか不気味な雰囲気。
地下聖堂のような教会堂といい、インディージョーンズのようなクリプトといい、ファサードとの違和感がひどい。
どこが童話の世界?
どうやらファサードだけは、17世紀にバロック様式で増築された箇所のようなので、こんなに内部と違っているようです。
ただ、まあ、ダンジョンのような雰囲気という意味では、ファンタジーの世界と言えなくもないけど。笑。

「のんびりドラゴン」との再会

教会の見学を終えて、黄金小路に向かおうとすると、シュクルが「ねえねえ、見て見て!」と、すごいものを発見した様子。
そこにあったのは、馬に跨った騎士が竜を退治しているレリーフ。

のんびりドラゴンふたたび

おお、これは「のんびりドラゴン」の人では!?
よく見ると、後ろに小さく「南~無~」の人もいますね。
「のんびりドラゴン」とは、パリのジャックマール・アンドレ美術館で見たパオロ・ウッチェロの「ドラゴンと戦う聖ジョルジュ」のこと。
悪い竜に生贄として差し出された王女を聖ジョルジュが救う場面を描いたもので、本来なら物語のクライマックス、迫力の場面のはずなんですが、聖ジョルジュもドラゴンも王女もどことなく緊張感がなく、牧歌的な印象が漂うことから、「のんびりドラゴン」と命名したのです。

聖イジー教会の「イジー」とは、ドイツの聖ゲオルギウス(ゲオルク)のチェコ名で、騎手や戦士の守護聖人です。
イジー(チェコ語)=ゲオルク(ドイツ語)=ジョージ(英語)=ジョルジュ(フランス語)。
そうか、ここはそういう教会だったのか。
それなら教会の中にも、「のんびりドラゴン」をモチーフにした作品があったかもね。
ただ、このレリーフは、「のんびりドラゴン」というより、気弱なドラゴンをフルボッコにしてるようにしか見えないよ。
いじめ、かっこわるい。笑。

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