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Jun
30
2012

チェルトフカ水路とカンパ島

マラー・ストラナ広場からヴルタヴァ川に向かうと、そのままカレル橋に出ます。
そのカレル橋のたもとに、カンパ島と呼ばれるエリアがあります。
チェルトフカ水路とヴルタヴァ川に挟まれたカンパ島は、「小さなヴェネツィア」と言われる美しい場所。
様々な顔を見せるプラハの街の、密かな人気スポットを散策します。

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カンパ島とは

映画のワンシーンのようなナ・カンピェ広場カンパ島は、チェルトフカ水路が造られたことによって出来た人工の島です。
「島」とは言っても、チェルトフカ水路がとても小さいので、全然島という感じはありません。
美しい石畳と、カラフルなパステルカラーの建物が続くカンパ島は、ぶらぶら散策するのにぴったり。
ここは観光客も少なく、プラハっ子に人気の場所なのだそうです。
シュクル的におすすめなのは、ナ・カンピェ広場での写真撮影。
カフェやレストランのテラス、街路樹、レトロなベンチが美しく並んで、理想的なロケーション。
大勢の団体客に邪魔されずに、思う存分ヨーロピアンな写真が撮れますよ。

チェルトフカ水路

今はゆったり流れる水路カンパ島をぐるっと囲んでヴルタヴァ川に流れるチェルトフカ水路は、12世紀に、ヴラジスラフ1世の命でマルタ騎士団によって造られました。
水路には、今も3つの水車が回っていて、家並みを流れる狭い水路と水車が、風情のある風景になっています。
面白いのは、「チェルトフカ」という名前。
「小悪魔」という意味なんだとか。
この名前の由来は、諸説あります。
昔、ここにものすごく意地悪な悪魔のようなお婆さんが住んでいて、ある日、誰かが彼女の家の壁に6匹の悪魔の絵を描き「7人の悪魔が棲む家」と書いたら、お婆さんは水路のことを7匹目の悪魔と思ったという話とか。
この水路がとても速いので「悪魔のように速い」と言われたからとか。
その他にも、いろいろな悪魔伝説があるようです。
案外、単純な理由かもしれませんが、プラハの街にはやっぱり悪魔のようなお婆さんの話の方がしっくりきます。
このお婆さん、昔は魔女じゃなくて魔法少女だったりして。笑。

日本大使館

美しい日の丸カンパ島の周辺には、各国の大使館がたくさんあります。
17世紀以降、オーストリアやバイエルン、イタリアの貴族たちが、マラー・ストラナ地区にこぞって贅沢な宮殿を建て、それらが今は大使館として使われているため。
日本大使館もカンパ島の近くにあり、1768年に建てられたトゥルバ宮殿がそうです。
白とピンクのかわいらしい建物に、日の丸の国旗があざやか。
よく見ると、国旗の下には金色の菊の紋章。
プラハ風に言えば、「金色の菊の家」ってところか。
なんか、急に中世ヨーロッパぽくなりますね。笑。

ジョン・レノンの壁

ジョン・レノンの顔ははっきりわかるカンパ島近くのフランス大使館の前には、「ジョン・レノンの壁」と呼ばれる塀があります。
ジョン・レノンの死の後、ここに何者かによって彼の記念碑が作られ、その後、さまざまなメッセージや平和への祈りが書かれるようになります。
政府批判が許されなかった共産党時代の、自由のシンボル。
この壁には今もたくさんのメッセージが書き続けられていて、2003年には、オノ・ヨーコも「私たちのハートはひとつ。ジョン、愛している、YO」と書いたそうです。
しかし、あまりにも混沌としていてそんなメッセージを全然確認できず。
それよりも、ここで記念撮影をしている金髪碧眼のお姉さん2人がモデルさんのように美しくて、盗撮を試みるも失敗したシュクルでした。笑。

水車小屋に棲む伝説の河童

日本の河童とはかなり違いますチェルトフカ水路の橋を渡る時、なにやら人が集まっていたので覗いてみると、水車のそばに緑色をした謎の人形がありました。
なにこれ、河童?
この謎が解けたのは、帰国して、鈴木海花さんと中山珊瑚さんの共著「チェコ A to Z」を読んだ時。
チェコには「ヴォドニーク」という水辺の妖怪がいるそうです。
鮮やかな緑色の帽子と燕尾服がトレードマークの「ヴォドニーク」は、水車小屋に棲んでいて、靴を作るのを生業にしながら、人間に悪戯をしたり、時にはいいこともしてくれるのだとか。
うん、水車に、緑の帽子と燕尾服に、立派な靴で、完全に一致。

カンパ公園

緑がいっぱいの公園カンパ島にある広い公園が、カンパ公園。
緑いっぱいの広い公園は、芝生と木陰で昼寝にぴったりの場所です。
そもそもこの公園は、リヒテンシュテイン宮殿の庭園でした。
元々はマルタ騎士団の施設があったところ。
その後、持ち主がいろいろ代わり、1831年にリヒテンシュテイン家のものになったので、邸宅の方はリヒテンシュテイン宮殿と呼ばれていますが、現在はプラハ市の所有で、庭園がカンパ公園として広く市民に開放されています。
公園には、観光客の姿はあまりなく、地元民らしき人が芝生で寝転がったり、散歩したりしていました。

カンパ美術館

キモすぎカンパ公園を歩いていると、妙な物体を発見。
黒くて巨大な赤ちゃんの像。
よく見ると、顔がつぶれてます。
出た! 現代アート! キモい!
どうやら、「人を驚かすこと」がコンセプトの、ディビッド・チェルニーという作家の「ミミンコ」という像らしい。
そりゃあ、驚くけどさ~。
これって、芸術なの?
ほんとに、キモいわ~。おえ~。

アヒル隊長をつれてくればよかったこの、キモい赤ちゃんがいるのが、カンパ美術館。
この像からもわかるとおり、現代アートの美術館です。
現代アート嫌いなシュクルは、もちろんパス。
きっと中にはもっとキモいものがたくさんあるに違いない。
この近くには、ヴルタヴァ川から黄色いペンギンがこの美術館に向かって歩いているオブジェもあって、これくらいならかわいくてまあ、許容範囲かも。
でもやっぱり、ボヘミアの古都には似合わないよ。
現代アートに興味のある人は、カンパ美術館はGoogle Art Projectでも見れますよ。
【関連記事】 噂のGoogle美術館に行ってみた

ちょっと不思議な異空間

カラフルなパステルカラーの建物が続くカンパ島は、観光客が少なくてこざっぱりしている印象で、生活臭がないというか、なんだか映画のセットみたいなところでした。
旧市街やマラー・ストラナのような濃密な歴史が感じられる場所と違って、ちょっと、ぽつんと異空間に来たような、不思議な浮遊感があって。
本当は、チェルトフカ水路巡りをしたかったけど、乗り場がよくわからなくて断念。
でも、カンパ島ぶらぶら散歩は、また違ったプラハの街の表情が見れた気がして楽しい時間でした。

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