Home / 新潟歳時記 / 夏の笹川流れを爽快ドライブ

Jul
05
2012

夏の笹川流れを爽快ドライブ

新潟に住んでいて一番良い時期はいつかと聞かれたら、即答で6月と答えます。
一般に6月というと梅雨の季節と思われますが、新潟で雨が続くのは7月に入ってから。
むしろ新潟の6月は、抜けるような青空が広がり、日中の気温は20~25℃、夕方になるとちょっと肌寒いくらい...という天国のような毎日が続くのです。
ああ、3ヶ月くらいずっとこのままだったらいいのに!
そこで今回は、6月のひとときの爽やかさを満喫するために、新潟が誇る景勝地「笹川流れ」へドライブに行ってきました。
お供は一眼レフと「1/6の夢旅人」。
シュクルは普通に仕事に行っていたため、今回はお休みです。

- スポンサードリンク -

「笹川流れ」とは

瀬波温泉からスタート「笹川流れ」は、新潟県村上市(旧山北村)にある鳥越山から狐崎までの全長11kmの海岸線です。
透明で美しい海に数多くの奇岩や絶壁が連続する景観は、国の名勝天然記念物に指定され、日本百景にも選ばれています。
そんなわけで、厳密な意味での「笹川流れ」はわずか11kmの距離なんですが、これではドライブレポートとしてはやや物足りない気がしますし、新潟人の感覚としては、村上より北の海岸線はすべて笹川流れと呼ぶのが一般的ですので、今回の笹川流れドライブも、村上市瀬波温泉からスタートしようと思います。

瀬波温泉をスタート

夕映えの宿・汐美荘瀬波温泉は、新潟では有名な温泉地の一つです。
海岸沿いの温泉地ということもあり、夏には多くの海水浴客で賑わいます。
特に有名なのは「夕映えの宿・汐美荘」で、この汐美荘と湯沢グランドホテルとホテル双葉は、名前を知らない新潟人はいないんじゃないかな(主にCM的な意味で)。
ちなみに、瀬波温泉の源泉は、明治37年の石油掘削中に発見された温泉です。
最近、佐渡・上越沖に大規模油田が発見され、2013年春から試掘するというニュースがありましたが、新潟は昔から石油が出るところなんですよね。

瀬波海水浴場瀬波温泉の隣には広い砂浜の海岸があり、海水浴にはぴったりの場所です。
本当に温泉宿から水着のまま海に行ける距離ですね。
今回のドライブで訪れた時には、ちょうど浜茶屋(だと思う)の設営をしていました。
この砂浜は、かつては踏みしめると「キュッキュッ」と音がする鳴き砂の海岸だったそうで、現在はその鳴き砂を取り戻そうと清掃活動に力を入れているとか。
この夏に瀬波へ行く人は、ぜひ協力してあげてください。

恋人の聖地といえば鐘瀬波海岸には、「夕日の沈む瞬間、水平線に『グリーンフラッシュ』が走り、それを見た者は幸せになれる」という伝説があります。
まあ、それでカップルがたくさん訪れるのでしょう、2008年に「恋人の聖地」として認定されたそうです。
「え、『認定』ってどーいうことだよ、『恋人の聖地』って誰かが決めるものなの?」というツッコミはごもっとも、自分もそう思いました。
どうやら「恋人の聖地」というのは、NPO法人・地域活性化支援センターが、「恋人の聖地」プロジェクトのシンボルとして選定するそうです。
なんか、それを知ってしまうと、ちっともロマンチックじゃないね。笑。

国道345号線に入って上海府へ

瀬波温泉から車で10分ほど走り、国道345号線に入ります。
国道345号線に入るとすぐ、村上の鮭で有名な三面川を渡り、岩ヶ崎の古代ランドの廃墟を過ぎると、道は少し下りになり、眼前にばーっとコバルトブルーの海が広がります。
海だー!! デデッ、あったらし~い~朝がいつものように始まる♪
残念ながら今回は助手席カメラがないので写真はありませんが、この瞬間はなかなか感動するんじゃないかな。

とりあえず、あんまり海が綺麗なので、岩ヶ崎を過ぎてすぐ、上海府(かみかいふ)のあたりで車を停めて、写真を撮りに海岸に下りてみました。

青碧の海

にわかに日本海とは思えないような光景かもしれませんが、これが夏の日本海です。
日本海といっても、いつも鉛色で荒波がザッパーンってわけじゃないんですよ。笑。
奥にうっすら見える島は、粟島ですね。

とても透明な海水笹川流れの周辺は岩礁地帯なので、砂の粒子は粗く、海の中も岩がごつごつしています。
しかし、そのおかげで海水の透明度は非常に高く、まるで水槽のように海の中まで覗くことができます。
こんなに透明だと飲んでも大丈夫そうな気がしてきますが、しっかり海水なので試さない方がいいでしょう。笑。
そんなわけで、新潟の人間は、幼い頃からこういうのが海水浴場だと思って育ったわけですよ。
夏の関屋浜とか小針浜でもうんざりするのに、湘南とかね、もうあれ泳ぐ場所じゃないよね。

国道345号線沿いには羽越線が並行しています。
ちょうど車に戻ろうとした時、2両編成の電車が走っていきました。

山北を走る羽越線

高校生の頃、この羽越線に乗って鼠ヶ関まで行ったことがあります。
やけにトンネルが多くて、なんか楽しかった記憶があるな。

義経も馬を下りた鳥越山

新潟によくある光景しばらく進んで、馬下(まおろし)というところにやってきました。
右手の切り立った崖は鳥越山。
ここから先が本当の意味での笹川流れですね。
かつて、この鳥越山周辺は、切り立った崖に鎖や梯子が架けられ、旅人はそれらにつかまって上り下りするという最大の難所だったそうです。
伝説によると、源義経が奥州に落ち延びる時、あまりにも険しい道のため、やむなく馬を下りねばならず、そこから「馬下」と呼ばれるようになったとか。
片側に山、片側に海、その間を道路が走るという、新潟の海岸線ではよく見る風景です。

波消しのテトラポッドところで、国道345号線は、路肩がとても狭いので、適当に路上駐車はできません。
そのかわり、あちこちに駐車スペースがありますから、写真を撮ったりする場合には、そういう場所に車を停めることになります。
ただ、海水浴シーズンになると、そうした駐車スペースは有料になり、夏の休日ともなれば、駐車スペースはどこも満車、それどころか道路も飽和状態で、爽快ドライブどころじゃありません。
そういう意味でも、笹川流れをドライブするなら、海水浴シーズン前の6月がベストです。
...という記事を7月に更新するのもどうかと思うけどね。笑。

道の駅・笹川流れ(夕日会館)

道の駅・笹川流れ(夕日会館)鳥越山を越えて2kmほど進むと、JR桑川駅があります。
ここは道の駅・笹川流れでもあり、夕日会館という物産館・レストランが併設されています。
駐車場が狭いのが難点ですが、空いていればぜひ立ち寄っておきたいところ。
というのも、ここの海岸線にはテラスがあり、笹川流れの透明な海や粟島を、ゆっくりと一望できるのです。
サンセットテラスの名の通り、日本海に沈む夕日を見るにも特等席。
それにしても、この日は特別に水が澄んでいますね。

サンセットテラス

また、夕日会館の向かいには、民宿や食堂が軒を連ねているので、ここではぜひ笹川流れの海産物も味わっておきましょう。
笹川流れの海の幸といえば、もちろん岩牡蠣。
大ぶりで透き通るような乳白色の山北産天然岩牡蠣は、6月~8月がまさに旬です。
食堂ちどりのサザエ壺焼きで休憩そんなわけで、夕日会館の目の前の食堂ちどりで一休み。
ここはもちろん岩牡蠣を...と言いたいところですが、生の牡蠣は苦手なので、サザエの壺焼きでお送りします。
シュクルがいれば飛びついていたんでしょうけどね。
もっとお腹が空いていれば、これまた新潟を代表する海の幸・ヤナギガレイと岩船産コシヒカリの焼き魚定食も美味しそうでした。
その他、夏はウニやアワビも食べられるそうです。

...と、気付いたらずいぶん長文になっていました。
ひとまず、笹川流れドライブレポートもここで小休止。
まさかの後編に続きます。笑。
【後編】 笹川流れの遊覧船と塩と「だるま屋」

- スポンサードリンク -

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments:0

Comment Form

コメントは管理人の承認後に公開されます。

Information
  • twitter
  • rss
  • はてなブックマーク
  • Instagram
カテゴリー
タグクラウド
記事への反応

back to top