Home / 旅行術フィードバック / 狙って上手な写真を撮るために構図を勉強しよう

Jul
20
2012

狙って上手な写真を撮るために構図を勉強しよう

狙って上手な写真を撮りたい。
そうした思いが強くなったら、構図を基礎から勉強してみるといいかもしれません。
絞りやシャッター速度や露出などを利用したテクニックはカメラの性能に左右されますが、構図のテクニックはデジタル一眼レフでもコンパクトデジカメでもiPhoneカメラでも普遍です。
構図の力の向上は、確実に写真のレベルアップにつながるはずです。
今回は、自身の勉強ノートも兼ねて、主題の魅力を引き出す構図についてまとめてみました。

- スポンサードリンク -

日の丸構図

日の丸構図

画面の中心に主題となる被写体を置く構図です。
人は写真を見る時、まず中心に目を向けることから、写真の主題が伝わりやすく、安定感のある構図と言えます。
被写体に強烈なインパクトがある場合には、「日の丸構図」で視線を集中させて、素直にそのインパクトを表現することができます。
ただし、非常にストレートな表現なので、写真全体としての面白味には欠け、初心者っぽい印象になることもあります。

「日の丸構図」は中心に視線を集中

上の作例は、2006年の凱旋門賞で撮影した写真。
たくさん馬がいたり、背景に観客がいたり、わりと画面がごちゃごちゃしているので、日の丸構図でディープインパクト(とレイルリンク)を置いて、誰が見ても主題がはっきりするようにしてみました。
写真を見て、どこにディープインパクトがいるのか、すぐに発見できるようなら狙い通りです。

シンメトリー構図

シンメトリー構図

画面を二分割して、左右対称・上下対称を作る構図です。
人は本能的に調和がとれたものを美しいと感じるので、シンメトリーは落ち着いていて安定感のある構図になります。
また、画面を二分割することで、写真全体に広がりが生まれる効果もあります。
ただし、「調和がとれている=動きがない」ということでもあるので、調和の美しさが生かせない被写体だと、退屈な写真になることもあります。

「シンメトリー構図」は洗練されたイメージ

上の作例は、ルーヴル美術館で撮影したミロのヴィーナス。
展示室の構造を生かして、ミロのヴィーナスを中心に左右対称のシンメトリー構図で撮影してみました。
主題のヴィーナスは後ろ向きにもかかわらず、画面全体の調和がとれて、ヴィーナスの美しさが強調されているようなら狙い通りです。

対角線構図

対角線構図

画面に角度をつけることで、写真の安定感を崩し、動きを生み出す構図です。
動いている被写体を動いているように見せたい時には、対角線構図が効果的だと言われています。
対角線構図の被写体の先に空間があると、視線誘導の効果も生まれ、さらに効果的になります。

「対角線構図」は動きを表現

上の作例は、プラハの街歩きで撮影した1枚。
画面の右下から左上への対角線上に、自転車の練習をしている子どもを配置して、動きを表現してみました。
少しおぼつかない自転車の動きが感じられ、その先にある赤と白のかわいい家まで印象に残るようなら狙い通りです。

三分割構図(交点で主題をとらえる)

三分割構図(交点)

画面を上下左右に三分割し、その交点のいずれかに主題となる被写体を置く構図です。
主題を中心から外すことで、画面に空間が生まれ、それが余韻となって、雰囲気のある写真に仕上げることができます。
絞りによる「ぼかし」のテクニックが得意な一眼レフでは、主題にくっきりピントを合わせ、空間部分をぼかすことができるので、さらに魅力的な効果が期待できます。

「三分割構図」で空間を意識する

上の作例は、プラハの聖ヴィート大聖堂で撮影した写真。
三分割構図の左上の交点に主題の天使を配置して、右側の空間に教会の窓から射し込む光を入れて、天使を神々しく見せようと工夫してみました。
ピントは主題の天使に合わせ、背景の窓は少しぼかしたつもりです。
トランペットの天使から窓の光へ、さらに一周して子どもの天使というように視点が動くようなら狙い通りです。

三分割構図(面で主題をとらえる)

三分割構図(面)

三分割構図のもう一つの形として、交点ではなく、面で主題をとらえる考え方もあります。
画面の2/3で主題をとらえ、残り1/3に空間を配置すると、人は広い方の面を写真のメインとして考えるので、主題を明確にしたまま画面全体のバランスを整えることができます。
反対に、画面の1/3で主題をとらえ、残り2/3に空間を配置すると、空や海などの広がりを重視した写真になります。
三分割構図における空間の部分は、写真の副題とも言える部分なので、ここに美しい空間を見せて意味を持たせると、より魅力的な写真に仕上がります。

「三分割構図」で広がりを表現

上の作例は、プラハのヴルタヴァ川で撮影した写真。
三分割構図の上部1/3にプラハ城を置いて、下部2/3を思い切りヴルタヴァ川にしてみました。
ちょっといろんなものが写っているので、作例として適切かどうかはわかりませんが、水面の広がりが感じられるようなら狙い通りです。

主題を生かす構図を考える

以上、5つの代表的な構図についてまとめてみました。
構図一つで、主題がはっきりしたり、調和が生まれたり、動きが生まれたり、余韻が生まれたり、広がりが生まれたり、様々な効果が引き出せることがわかると思います。
そして、こうした構図の力に気が付くと、なんとなく写真を撮ることから、主題を生かす写真を撮ることに、カメラを持った時の意識が変わってきます。
主題の魅力を生かすも殺すも構図次第。
冒頭でも述べたように、構図の力は普遍的な力です。
構図の力を存分に発揮して、旅先で一枚でも多くのかっこいい写真が撮れるようになりたいですね。

デジカメ写真の構図が上手くなる見本帳
デジカメ写真の構図が上手くなる見本帳構図が決まれば、ワンランク上の写真が撮れる!
ピントや露出はカメラまかせでもOKですが、構図はそうはいきません。
同じカメラ、同じ条件で撮影したとしても、被写体をどのように切り取るかで、写真の仕上がりは違ってくるものです。
本書は、構図が上手くなりたい人のための、実践的な見本とその考え方を数多く紹介する本です。
Amazonで詳しく見る

- スポンサードリンク -

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments:0

Comment Form

コメントは管理人の承認後に公開されます。

Information
  • twitter
  • rss
  • はてなブックマーク
  • Instagram
カテゴリー
タグクラウド
記事への反応

back to top