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Sep
22
2012

「キンニクペクチヴ」でチェコの絵本を買おう

国民劇場のトラム停留場を下りたところに、まるでミュシャが描いたようなレリーフのあるデコラティヴな建物がありました。
その1階には「Knihkupectví」の看板。
プラハの街歩きをしているとあちこちで見かけるので、すっかり私たちも覚えてしまった「キンニクペクチヴ」。
これは「本屋」を表すチェコの単語で、正確な発音は「クニフクペツトゥヴィー」。
私たちが覚えた数少ないチェコ語の一つです。
そんなわけで今回は、プラハの本屋で絵本大国の扉を開いてみました。

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本屋は海外旅行のお土産選びの穴場

パイプをくわえて本を眺める渋いおじいさんところで、海外旅行で本屋というと、「読めない本を買って楽しいのか?」と、不思議に思う人もいるかもしれません。
はい、読み物は買っても面白くないです。きっぱり。
でも、絵本とか画集とか写真集とかファッション誌とか、イラストや写真が中心の本なら、文字が読めなくても楽しめますよね。
すげさわかよさんの「チェコへ行こう!」によれば、「ABCブック」は国それぞれの特色が出るので、言葉と文化風習が一緒に勉強できて面白いそうです。
また、市内の地図も、実用とお土産を兼ねて一石二鳥。
それから、ポストカードやカレンダーなど、ペーパーアイテムも充実しているので、意外と本屋はお土産選びにおすすめの場所ですよ。

飛び出す絵本をプラハ土産に

プラハの伝説を描いた飛び出す絵本さて、チェコといえば絵本が有名なので、ちょうどプラハ土産に1冊買って帰ろうと思っていたところ。
絵本コーナーで私たちが手に取ったのは、「プラハ城その神秘」という絵本。
ページを開くと絵が飛び出す仕掛け絵本で、王様や騎士やドラゴンの絵が、今回の旅のテーマ的にもぴったりです。
書架にはチェコ語版と英語版とドイツ語版とフランス語版が並べてあったので、「どうせ読めないなら」とチェコ語版を選んでレジに行くと、店員さんが親切にも奥から日本語版を探してきてくれました。
値段は249チェココルナ(約1,250円)。
家に帰って読んでみたところ、プラハ城が建設されてから王政が廃止されるまでの伝説と歴史をおもしろおかしくまとめたもので、ちょっと不思議な内容でした。

プラハで買わずに後悔したクルテクの絵本

クルテクの日本語版を読んでみたチェコの絵本の代表といえば、ズデネック・ミレルの「もぐらのクルテク」シリーズでしょうか。
1957年の誕生以来、チェコの人々に愛され続けてきたキャラクターなので、絵本もたくさんあります。
とはいえ、実は私たち、「クルテク」の絵本を買いませんでした。
飛び出す絵本を1冊買ったことで、絵本に関しては満足してしまったんですね。
クルテクに関しては、木のおもちゃを買ってたし。
さすがは絵本大国ですただ、帰国して、この旅行記を書く前に、「クルテク」の絵本の日本語訳を何冊か読んでみたんですが、これが予想以上に面白い。
登場するクルテクも森の仲間もかわいいし、ストーリーもちゃんと教訓があって微笑ましいし、なにより絵がきれい。
日本語訳が出版されているので、それを入手すれば、ちゃんとストーリーが追えるのも、「クルテク」のいいところ。
チェコで買ってこなかったことを本当に後悔しました。
今回のプラハ旅行の心残りの一つです。
【関連記事】 もぐらのクルテクと木のおもちゃ - ゆめのりょけん

帰国してからチェコ絵本の魅力に気づいたけど...

チェコへ、絵本を探しに皆さんがこれからプラハに行くのなら、ぜひ読んでいってほしい本があります。
それは、チェドックザッカストアの谷岡剛史さんが書いた「チェコへ、絵本を探しに」。
チェコの絵本に魅せられて雑貨店を開いたという著者だけあって、眺めているだけで、もう一度チェコに行って古本屋めぐりをしたくなる力作です。
「クルテク」や「善良な兵士シュベイク」といった有名作品はもちろん、カレル・チャペックの「ダーシェンカ」、かわいいクマの「ミーシャ・クリチカ」、アニメ番組で人気の「ルムツァイス」、美しいイラストの「ピノキオの冒険」、カイジそっくりな河童「ヴォドニーク」などなど、まるでチェコの絵本のカタログ。
この本を読めば、どうしてチェコの絵本が世界中で愛されているのか、きっと伝わってくると思います。
もっと早く読みたかった...しかし、私たちがこの本を読んだのは、残念ながらプラハから帰ってきた後。
この本を読んでいれば、もっと時間をかけて絵本を探したのに...。
古本屋なんてノーマークだったし、夕方アニメ「ヴェチェルニーチェク」も観たかったなあ...。
でも、みんな「地球の歩き方」では知り得なかった世界。
これからチェコに行く人はそうならないように、私たちが強く強くオススメする一冊です。
というわけで、なんだか心残りも多かったチェコの絵本探しでしたが、この無念はいつか東京・馬喰町のチェドックザッカストアで晴らそうと思うサーチライトとシュクルでした。

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Comments:2

まっちゃん 2012年9月23日 18:21

旅から戻ってきてから旅心をくすぐる本に出会ったり、旅の移動中に出会った風景に「次はこの町で降りてみたい」と心動かされたり、
宿の人に「是非次は別の季節に来て下さい!ステキな景色が見られますよ」などと言われたり・・・。また次の旅へのきっかけになりますよね。
そのためか、同じ県や同じ国ばっかり行ってしまったり、どんどんマニアックな場所へ足を運んでしまったりする私ですが(笑)

もうちょっと行きたかったな~っていう心残りも含めて、旅の楽しさかもしれないですね。

サーチライト 2012年9月23日 23:22

やっぱり、そうですよね。
私たちだけじゃなくてよかった。笑。
本当に旅心はきりがなくて、海外・国内ともに行きたいところだけが増えていきます。
まあ、「あそこ行きたい、ここ行きたい」と、想像してる時が一番楽しかったりするんですけどね。
そして、帰ってきて、また書かなくちゃいけない旅行記が増えて愕然とする、と。
とりあえず、今はプラハ旅行記が終わるまで、お出かけは謹慎中の2人です。笑。

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