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Sep
25
2012

過去と未来が交錯するプラハ本駅

マサリコヴォ通り散策を終えて、地下鉄に乗って向かったのは、プラハ本駅。
プラハ中央駅ともよばれ、プラハへの陸の入り口としてたくさんの人が出入りするプラハ最大の駅は、新市街のはずれにあります。
この駅は、古都プラハにふさわしく、アール・ヌーヴォー様式の駅舎として有名です。
アール・ヌーヴォー好きなら一度は訪れたい場所ですが、それだけでなく、そこは過去と未来が交錯する不思議空間でした。

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近未来的なフロア

このフロアは東欧を全く感じません地下鉄C線のホームから1階に上がると、そこに広がるのは予想に反した近未来的な光景。
赤と黒を基調に、ガラスとライトでピカピカ光っていて、アンドロイドな人が歩いていてもおかしくないようなエリアです。
...というのは言い過ぎで(笑)、日本だったらごく普通のきれいな駅なんですが、ゴシックやらルネサンスやらアール・ヌーヴォーやらが当たり前の中で過ごしていると、日本なら見慣れている光景がやけに近未来SF的に見えてしまうんですね。
いろいろなショップが入っていて、キンニクペクチヴ...じゃなくって、大きなブックストアもあって、地図やお土産も買えるので、のぞいてみてください。

旅情を誘うホーム

列車はまもなくプラハ駅を出発しますヨーロッパの真ん中にあるプラハには、ドイツ、オーストリア、ポーランド、ハンガリー、ロシア、スロヴァキア、ルーマニアなど、多くの国際線が乗り入れています。
もちろん、プラハ郊外へ行く国内線の発着駅でもあります。
列車のホームは近未来的な1階と違って、ちょっとレトロな雰囲気。
何本もの鉄のアーチがかかった屋根は、パリのパサージュを思わせます。
そこに行き交う列車を見ていると、気分は「世界の車窓から」。
これに乗って、また旅に出たくなるような旅情にあふれています。

過去と未来が交錯する場所

駅舎の3階にあるのが、アール・ヌーヴォー様式のカフェです。

アールヌーヴォーで装飾された駅舎3階

高いドーム型の天井、壁にずらっと並んだ女神の彫刻、植物のモチーフで彩られた細い鉄の手摺り、ミュシャの絵。
装飾はヨゼフ・ファンタによるもの大きなステンドグラスの窓とガラスの扉から漏れてくる光。
これぞアール・ヌーヴォーといった趣の中、列車を待つ人々がコーヒーやビールを飲んでいます。
壁がところどころ崩れ、装飾の色がはげているのが、過去からの時間の流れを感じさせ、1階とは別世界のようです。

このカフェに来たら、絶対にホームと反対側のガラスの扉を開けて、外に出てみてください。
鉄とガラスの屋根赤レンガの柱に細い鉄とガラスの屋根、石造りの壁に並ぶ女神の顔のレリーフ。
駅というより、アール・ヌーヴォーの美術館かと思うような造りになっていて、アール・ヌーヴォー好きにはたまらない場所です。
ただ、ここの入り口や壁もかなり古びていて、今にも崩れそうになっているのが心配ではあります。

近未来的なフロア、レトロなホーム、時間が溶けているようなカフェ。
時の流れに何を思うのか?プラハ本駅は、どっぷりとした過去からの時間の堆積と、いま未来に向かって動いている時間とが共存する不思議な空間でした。
ここに来る前は、アール・ヌーヴォーカフェでお茶でもしようと思っていたのですが、自分の場違い感が半端なくて、結局写真だけ撮ってカフェには入らずじまい。
それほど、古いヨーロッパが濃密にこもっている場所でした。
プラハ本駅は現在いろいろ改修中らしいのですが、崩れは補強しつつ、古い情緒はなくさないで欲しいと思うのでした。

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