Home / プラハ旅行記 / ヴァーツラフ広場でホットドッグを食べてみる

Sep
28
2012

ヴァーツラフ広場でホットドッグを食べてみる

プラハ本駅から国立オペラ劇場の前を歩いていくと、国立博物館の堂々とした姿が見えてきます。
この国立博物館からナ・プシーコピェ通りまで、長さ750メートルにも及ぶ広場が、「プラハの春」「ビロード革命」で有名なヴァーツラフ広場です。
「広場」と呼ばれてはいるけれど、そこはまるで大通り。
かつて民主化を求めて人が集った広場は、今では若者や観光客が集うプラハ随一の繁華街になっています。

- スポンサードリンク -

国立博物館

国立博物館ヴァーツラフ広場の起点となるのが、ルーヴル美術館を思わせるファサードの国立博物館。
歴史を感じる重厚な建物ですが、建造されたのは意外にも新しくて19世紀末だとか。
屋根に4体ある天使の彫像がかっこいい。
見た目がルーヴル美術館にそっくりだったので、てっきり美術館だと勘違いしていたものの、実際は化石・天然石・剥製・土器・装飾品など、自然科学や考古学に関する資料を展示する博物館。
私たちは外観だけ眺めて中には入らなかったのですが、吹き抜けのエントランスホールは「ミッション:インポッシブル」の撮影に使われたそうですよ。

「プラハの春」と「ビロード革命」

聖ヴァーツラフの騎馬像ヴァーツラフ広場の名前の由来は、国立博物館の前に立つボヘミア最初の王・聖ヴァーツラフの騎馬像にちなんでいます。
この聖ヴァーツラフ像の前で、学生ヤン・パラフが焼身自殺を図ったのが1969年のこと。
その前年、共産党独裁体制への反発からおこった民主化運動は、「プラハの春」と呼ばれ、チェコスロバキア全体に広がります。
危機感を覚えた東欧諸国は軍事介入し、ヴァーツラフ広場はワルシャワ条約機構軍の戦車に占拠され、ヤン・パラフの死を覚悟した抗議にもかかわらず、民主化運動は鎮圧されてしまいました。
しかし、それから20年後の1989年11月、ベルリンの壁の崩壊を機に、再びこの聖ヴァーツラフ像の下に学生たちが集い、チェコスロバキアの民主化を訴えるデモを決行します。
それは大きなうねりとなって、延べ100万人とも言われるプラハ市民がこの広場に集い、共産党政権を崩壊させ、新政権の樹立を成し遂げました。
この民主化革命は、大きな流血もなく成功したことから、後に「ビロード革命」と呼ばれ、チェコの歴史の大きな転換点になりました。
新政権の樹立とともに、チェコスロバキアの初代大統領に就任したのは、奇しくもヴァーツラフ・ハヴェル大統領。
ヴァーツラフ広場は、まさしくチェコの民主化を象徴する広場なのです。

観光客で賑わうヴァーツラフ広場

古いトラムを利用したカフェさて、そんな2つのチェコ民主化運動を見届けたヴァーツラフ広場は、今ではすっかり賑やかな繁華街になっています。
共産党時代にはブルジョワ的であるという理由で破壊されることもあったアール・ヌーヴォーやアール・デコの優美な建物は、現在ではホテルやレストランや大型ショップとして利用され、広場もショップもカフェも、プラハの若者や観光客でいっぱい。
パリならシャンゼリゼ、東京なら銀座といったところでしょうか。
激動の歴史を経た広場は、真ん中にトラム型のかわいいカフェがあったり、道路を馬がパカパカ歩いていたり、のどかな光景が繰り広げられています。
それにしても、あの馬はなんだったんだろう?
ここがかつて馬市場だったから?

KOBE Sushi

神戸牛ってこんな牛じゃないから!ヴァーツラフ広場を歩いていると、「KOBE」「Sushi」の文字を発見。
「KOBE」ということは、ステーキ店なのかな?
あるいは、「Sushi」ってあるから日本食レストラン?
でも、ヨーロッパ内陸で海のないチェコで、寿司とかちゃんと食べられるんでしょうか?
しかし、そんな疑問はこの際どうでもよくなるくらい、私たちの目が釘付けになったのは、両側の柱にある牛の彫刻。
いや、神戸牛ってこんな牛じゃないから!
なにか間違ってるから!

プラハのマクドナルド

プラハもマクドナルドでらんらんるー謎の神戸牛の隣には、巨大な黄色い「M」の文字。
周囲の景観を損なわないようにという配慮からか、やや落ち着いた趣になってはいるものの、紛れもなくこれはマクドナルドですね。
ちらりと中を覗いてみると、ドリンクカップとポテトを手に、わいわいおしゃべりしている若者たちでいっぱい。
ある意味アメリカの象徴とも言えるマクドナルドも、プラハにしっかり定着しているようです。
やっぱりプラハにもオリジナルメニューとかあるのかな?
そういえば、朝から歩き回って、ちょっとお腹も空いてきたね。

ホットドッグを食べてみる

このパーレック・フ・ロフリークが食べたかったプラハのマクドナルドもいいけれど、それより食べてみたかったのが、チェコのご当地ファーストフード「パーレック・フ・ロフリーク」。
これは、穴の空いたパンロールの中に、ソーセージとケチャップやマスタードを詰めたもの。
いわば、チェコ式ホットドッグといったところでしょうか。
ちょうどヴァーツラフ広場のスナックスタンドに、それらしき写真があったので、ここでランチタイムにすることにします。
メニューを指さして、「これとミネラルウォーターをください」。
「辛いの入れる?」と聞かれたので、「入れて入れて」と答えて、待つことしばし。
でも、出てきたのは普通のホットドッグ。
えー、これじゃないよう...。

正直、プラハのソーセージ・グリルをなめてた

し・か・し!
このホットドッグがめちゃめちゃ美味しかった!
ひょっとしたら、今回のプラハで食べたものの中で、一番美味しかったかもしれない。
ソーセージの皮がぱりっと焼き上がり、パキッとシャウエッセン音がしたかと思うと、中から溢れ出る肉汁がジューシー。
ピリ辛に味付けされた玉ねぎとの相性も抜群で、パンはふんわり柔らかく。
あー、これ、ミネラルウォーターじゃなくてコーラが正解だったわ。
パーレック・フ・ロフリークが食べられなかったことに一抹の心残りを覚えつつも、こういう手違いも海外旅行っぽくていいよねと、すべてがニコニコ丸く収まる絶品ホットドッグでした。
さあ、エネルギーも補充したし、次行ってみよう!

嘘つきアーニャの真っ赤な真実
嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原 万里
おすすめ平均
starsその存在自体が奇跡のような傑作。
starsまさしくお薦め!
stars著者、最高傑作
stars三色に塗り分けられたかつての同窓生...
stars俺にも大絶賛させてくれ!
Amazonで詳しく見る

- スポンサードリンク -

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comments:0

Comment Form

コメントは管理人の承認後に公開されます。

Information
  • twitter
  • rss
  • はてなブックマーク
  • Instagram
カテゴリー
タグクラウド
記事への反応

back to top