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Oct
10
2012

ムハ美術館で日本の漫画アートを考えてみる

チェコはアール・ヌーヴォーの代表的画家アルフォンス・ミュシャの生まれた国。
「ミュシャ」はフランス語読みで、チェコ語では「ムハ」と発音します。
アール・ヌーヴォーは、フランス語で「新しい芸術」の意味で、19世紀末から20世紀にかけて、美術・工芸・建築などの分野に広がりました。
ミュシャは、ポスターや挿絵などのグラフィックアートで一大センセーションを巻き起こし、現在もその美しい女性たちの絵には根強い人気があります。
シュクルがアール・ヌーヴォー好きになったのも、ミュシャの影響。
そのミュシャの美術館、もちろん行ってきましたよ。

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パンスカー(Pnská)のカウニツキー宮殿

MUCHA MUSEUMムハ美術館は、新市街のパンスカー(Pnská)通り、カウニツキー宮殿の中にあります。
ヴァーツラフ広場からも中央郵便局からも歩いてすぐのところです。
この通りはわりと狭く、宮殿とはいっても他の建物と同じようなアパート風の建物で、日本のように大きな看板が出ているわけでもないので、近くまで行かないとなかなか気づきません。
緑色の「MUCHA MUSEUM」のバナーと、窓ガラスに貼ってあるムハの絵が目印です。
入口を入ってすぐの受付で入場チケット(180チェココルナ)を購入して、あとは自由見学。
内部の写真撮影はできないのが残念です。
日本語のパンプレットは99チェココルナで購入できました。

展示は1階のみ

写真撮影は残念ながらここまで建物の1階が展示スペースになっていて、美術館というよりは画廊といった趣。
装飾パネル、パリ時代のポスター、装飾資料集、チェコ時代のポスター、絵画作品、素描画とパステル画、アトリエ、写真の7部門に分かれて展示してあります。
ポスター・装飾パネル関係は、有名作品は押さえてあるのですが、作品数が少ないかなというのはあります。
シュクルはミュシャの大ファンで、画集もいくつか持っているので、そういうファンから見ると、物足りなさ感は残ります。
ミュシャの作品はポスターや挿絵が多いので、レプリカでもいいから思いっきりずらっと展示してほしい。
逆に、珍しいものとしては、ミュシャデザインのチェコスロヴァキアの紙幣や、宝飾品のデザイン画、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスのデザイン画、アトリエの写真など、ファンにとっては興味深い展示品もあります。
とは言っても、全体に広くはないので、すべての展示をじっくり見ても、それほど時間はかからないと思います。
【関連記事】 聖ヴィート大聖堂のステンドグラス - ゆめのりょけん

ムハの生涯をビデオ上映

奥の一角では、ミュシャの生涯についてのビデオ上映をやっています。
もちろん日本語の字幕などはないので、言葉はわかりませんが、映像を見ているだけでも大体流れはわかるので、あとは日本語パンフの内容と照らし合わせたりすれば、おおまかな内容はつかめると思います。
ファンにとっては興味ありますが、特にファンでなければ無理に見なくても問題なし。
その分、ミュージアムショップに時間をかけた方がいいと思います。

ミュージアムショップは高級志向

ミュージアムショップで買ったお土産美術館のミュージアムショップは、お土産選びに絶好の場所。
ムハ美術館も、たくさんのグッズがあります。
ブックマーカー、ポストカード、写真、カレンダー、グラス、装飾品、手染めのスカーフ、関連書籍、マッチ箱、マグカップ、ランプなど、品揃えはなかなか充実しています。
アール・ヌーヴォーの旗手だけに、センスのいいものがたくさん。
ただ、全体に高めのものが多いので、インテリアや装飾品が欲しい人は、予算を多めに組んでおいた方がいいでしょう。
お土産として買いやすいのは、ポストカードやカレンダー類。
ポストカードが1枚20チェココルナ(約100円)、カレンダーは300チェココルナ(約1,500円)でした。

ミュシャのトランプがナードヘルネー!

今回のプラハ旅行でゲットした一番お気に入りのミュシャ・グッズは、ミュシャのトランプです。
実はこれ、ムハ美術館ではなくて、本屋で買ったものです。
絵本を買った時に、レジのところにポンと置いてあったので、何気なく手に取ってみたら、89チェココルナというお安さだったので、思わず買っちゃいました。
ホテルで中を開けてみて、びっくり。
絵札だけがミュシャの絵なのかなと思ったら、トランプの絵柄すべてが別の絵!

ナードヘルネー(すばらしい)!

すごい!
これで約450円は、すばらしすぎる。
実際、本屋さんには、カレンダーやトランプのようなミュシャグッズが結構ありますから、そういうところで探すと、気に入ったものが安く手に入るのでおすすめです。
【関連記事】 「キンニクペクチヴ」でチェコの絵本を買おう - ゆめのりょけん

どうして日本人はミュシャが好きなのか

チェコの国民的画家であり、アール・ヌーヴォーの代名詞的存在でもあるミュシャですが、ミュシャの絵は、日本でも大人気。
どうして日本人はミュシャが好きなのか。
思うに、日本の漫画アートと関係しているのではないでしょうか。
ミュシャの描く女性像は、例えばダ・ヴィンチやルノワールのような、美術の教科書に載っている「本格的な洋画」ではなくて、漫画的・イラスト的な雰囲気が漂っています。
「本格的な洋画」の女性よりも、もっとずっと二次元ぽいというか。
漫画で美しい女性の絵を目にすることの多い日本人にとっては、ミュシャの二次元的な絵は違和感なく受け入れられるのではないかと思うのです。
美術の教科書も、モナリザや麗子像だけじゃなくて、ミュシャみたいな二次元的美女の絵を載せたら、もっと美術に関心を持つ子が増えるんじゃないかな。
そんなことを考えながら、ムハ美術館を後にしました。

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