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Nov
03
2012

チェコで最も美しい白亜の城・フルボカー城

この日、最初に向かったのは、「チェコで最も美しい城」と言われるフルボカー城。
プラハから150kmほど離れたチェコ南部の都市チェスケー・ブジェヨヴィツェの郊外にある古城です。
今回のプラハ旅行は、どんより曇っていたり、時には雨が降ったりしたものの、この日はすっきりと晴れ上がり、雲一つない青空。
快晴の青空に映える白亜の城に、すっかり魅了されてきました。

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フルボカー城まで2時間のドライブ

フルボカー城まで2時間のドライブ前回の記事で紹介したように、フルボカー城とチェスキークルムロフへの一日遠足は、Alan1.netのオプショナルツアーを利用しました。
7:50にロビー集合ということだったので、日本人らしく7:45にロビーに行ったところ、ちょうど名前を書いたスケッチブックを持ったガイドさんが、ホテルに入ってきたところでした。
今日一日一緒に行動するガイドさんはどんな人だろうと思っていましたが、ボーダーのカットソーにジーンズ、サングラスという爽やかな服装の若い女性。
チェコ人の男性と結婚して、夫婦でガイド業をしているそうです。
車内では、ここ最近のチェコの話や日本の震災のこと、プラハの日本人観光客の話などをしながら、フルボカー城を目指します。
このへんの話は、とても興味深い内容だったので、あとで別記事にまとめます。
【関連記事】 チェコ在住のガイドさんとの話

ピクニックの小学生たちに遭遇

ピクニックの小学生たちに遭遇プラハから2時間のドライブで、フルボカー城に到着。
坂の下で車を停めて、200mほど坂道を登っていきます。
この坂道が登城口となっていて、石造りの城壁に沿った道を登っていくと、街の教会の尖塔が見えて、なかなかいい雰囲気。
写真を撮りながら歩いていたら、小学生らしき集団がぞろぞろと坂道を登ってきます。
これって、小学校の遠足か課外授業かな?
そういえば、パリの美術館や宮殿でも、あちこちで小さい子どもの集団がスケッチしてましたが、こんなに小さいうちから気軽な遠足でこんなところに来れるなんて、つくづく羨ましい...。

まさに白馬の王子様の城

坂を登り切ると、緑の庭園の向こうに建つのは、真っ白なお城。
白い! 白くて綺麗!
「白亜の城」って、こういうお城を言うに違いない。

おとぎ話の挿絵みたいなお城

いきなりのビューティフルかつファンタジックな外観に期待度MAX。
城内は自由見学はできないので、ガイドツアーに申し込んでの見学となりますが、そういう手続きは全部ガイドさんがやってくれるので安心です。
ガイドツアー開始までしばらく時間があるようなので、ガイドさんの案内で、その間、城を外からぐるっと一周して見ることにしました。
裏に回ってみると、黄色い細い柱がずらっと城を囲み、鉄の装飾がレースのように柱を飾っています。

鉄のレースのような装飾

フルボカー城が建てられたのは13世紀。
ボヘミア王オタカル2世によって創建され、代々のボヘミア王が所有していましたが、17世紀に貴族のシュヴァルツェンベルグ家が城主となります。
その後19世紀に、イギリスのウィンザー城をモデルに、チューダー・ゴシック様式に改装されたのが、今のお城です。

フルボカー城ガイドツアーに参加

中庭の壁は鹿の頭でいっぱい城内ガイドツアーの時間が近づいてきたので、城門から中庭に入って開始を待ちます。
ぐるっと見回すと、中庭の壁には、大量の鹿の角が飾ってありました。
この城は狩りをするための城でもあったので、この大量の角は全部本物、つまり狩りの成果。
台座ひとつひとつに獲物の捕れた場所が記されています。
なんか、壁から首が生えてるみたいですが、かっこいい鹿の角がたくさん飾られている光景は、ファンタジックな城をますますファンタジーにしてます。

かっこいい角を持つ牡鹿中庭で待っていると、ガイドツアーの開始になりました。
ガイドはチェコ語なので、全然意味がわからないのですが、日本人ガイドさんが訳してくれるので問題なし。
しかも、Alan1.netオリジナルの日本語で書かれたレジュメも見せてくれます。
このレジュメ、すごく欲しいんですけど、残念ながらその場で見るだけ。
それにしても、こんなおとぎ話みたいなお城なのに、チェコ人のガイドさんはジーンズに寝間着みたいな超ラフな格好です。
ちょっとそれはいかがなものか?
王子様とは言わないけど、黒執事ぽい格好とか、騎士ぽい格好とか、もう少し工夫があってもよくない?

城内の写真がないので外観でお送りしますガイドツアーは、中庭からエントランス→お茶の間→エレオノラ夫人の部屋→書斎→朝の間→読書室→ダイニングルーム→喫煙室→応接室→大食堂→図書室→劇場→武器庫→円形の間という順で回ります。
説明してくれるガイドさんの他に鍵係の女性がいて、一部屋一部屋いちいち鍵を開けて中に入ります。
残念ながら写真撮影はできないので、中の写真はありませんが、贅を尽くした調度品の数々は見応え十分でした。
その中で特に印象に残ったものをいくつか紹介します。

木組みの城

バルコニーの手摺りも鉄のレースお城の外観は真っ白の石造りですが、中はどの部屋も木がふんだんに使われていて、さながら木のお城。
壁一面に細かい木の細工がびっしりで、ぴかぴかにツヤがあって、年代物の高級品なのが一目でわかります。
そこに、豪華なタペストリーやら金箔やらヴェネツィアングラスのシャンデリアやらがあっちにもこっちにも飾ってあって、パリのニッシム・ド・カモンド美術館をさらにグレードアップさせた感じでした。
でも、こんなにクラシックなお城なのに、セントラルヒーティングなんだそうです。
うらやましい。笑。

19世紀のピアノ

ラプンツェルが住んでいそうな塔広いダイニングルームには、木目のピアノが置いてあります。
19世紀のピアノらしいのですが、鍵係の女性が弾いてくれました。
ん~、でも、正直あんまり上手くはない。
すぐにつかえて止まっちゃうし、ちゃんと曲になってない。
しかも、途中で弾くのやめて、「誰か弾ける人いない?」みたいなこと言ってるぽい。
私、ピアノ弾くの、けっこう趣味だったりするんですけど?
自分の結婚式でもピアノ弾いたんですけど?
でも、楽譜もないのにいきなりは弾けないよ。
そんなことなら、「モルダウ」練習してきたのに~!

武具の展示

チェスの駒みたいな塔あちこちにあったのが、武具や馬具。
小さなミニチュアみたいな甲冑は子ども用で、子どもの頃から着て練習するのだそうです。
面白かったのが、「円形の間」という大砲の砲身や槍や甲冑など、武具がたくさん展示してある部屋。
部屋の中の大理石の像に向かって砲身がずらっと並んでいて、完全に蜂の巣にしてやんよ状態。
なぜこんな展示にしたのか、謎。笑。

トルコ兵の首をついばむカラス

グロ注意禿頭の男の目を鳥がくちばしでつついている形のドアノブ。
これは、シュヴァルツェンベルグ家の紋章をかたどったものです。
実は、城のあちこちにこの紋章が描かれていて、ちょっとグロい。
この紋章は、ヨーロッパに攻めてきたオスマン・トルコ軍との戦いで勝利した記念に作られたもので、その時の総指揮官がシュヴァルツェンベルグ家の当主だったのだそうです。
こんなにグロい構図を紋章にするなんて、よほどトルコ兵が憎かったんでしょうか?

チェコに行ったら絶対行かなきゃダメ!

日本人は少なかったガイドツアーは1時間ほどで終了。
外の温室がお土産屋さんになっているので、いろいろ物色して英語版のパンフレットを買いました。
フルボカー城の歴史や各部屋の説明が書いてあり、内部の写真もあるので、おすすめです。
フルボカー城は、チェスキー・クルムロフ城に比べればマイナーですが、城の美しさは格別。
しかも、内部も美しい調度品がぎゅっとつまっています。

こんなところで結婚式したかった観光地としてはマイナーで、プラハの街からはアクセスが良くないため、まだまだ訪れる日本人観光客は少ないようですが、この城は絶対に見た方がいいです。
帰りのタクシーでも、運転手さんが「チェスキークルムロフはテーマパークのようだけど、フルボカーはすばらしい!」と言っていました。
ちなみに、ガイドさんの話では、ここを借りて結婚式ができるそうで、費用は10万円くらいだとか。
もっと早く知っていたら、ここで結婚式をしたかった!
じたばたしても収まらないシュクルでした。

日帰りツアーでチェコの古城めぐり

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