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Apr
03
2013

美作国一之宮・中山神社に参拝

備後・備中・備前と、吉備津彦の神を祭った三つの神社を参拝した後は、古代の吉備王国最後のひとつ、美作の国の一之宮・中山神社に向かいます。
中山神社の所在地である岡山県津山市は、作州の小京都とも言われる城下町。
これは、参拝がてら小京都めぐりもできるかな、などと期待して津山に向かった私たちに、予想外の展開が待っていました。

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「酷道」を通ってぎりぎりラリー再び

吉備津彦神社がある岡山市から、高速道路で一気に津山に向かう計画を立てていたはずが、どうやら逆方向の高速に乗ってしまうという痛いミスを犯した私たち。
しかし、その時にはまだまだ余裕でした。
時間もあるし、地図をみるとUターンするよりも高速を降りて下道で北上した方が経済コースを通れるみたいだし、これでどう?
そんなシュクルの提案に、気軽に応じたサーチライトでしたが、これがまさかの大誤算。
県道27号から国道484号に入ると、先が見えない細い山道がうねっています。
分け入っても分け入っても山。
とか俳句詠んでる場合じゃなくて、急がないと!
なんとか中山神社にたどり着いた時には既に16:30。
昨日に引き続き、またまたすべりこみセーフ!ズサーc⌒っ゚Д゚)っ
ああ、本当に高速道路って偉大ですね。
税金の無駄遣いじゃないんだと実感しました。

全国的にも珍しい中山鳥居

全国でも珍しい中山鳥居中山神社の鳥居は、堂々たる石造りですが、実はこの鳥居の形が全国的にも珍しいもの。
どこが珍しいか、わかりますか?
中山神社は、鳥居の柱が「ハ」の字になっていて、柱の上にある「笠木」という横木の両端が反っています。
これは「明神鳥居」という形式で、非常にスタンダードな造りなのですが、違うのは、「中山神社」と書いた額の下側を横に通っている「貫」と呼ばれる部分です。
通常の明神鳥居では、この「貫」は、両側の柱を貫いて外側に出ているのですが、中山神社の場合は、「貫」が柱を貫いていません。
これが全国的にも非常に珍しく、特別に「中山鳥居」と呼ばれています。
鳥居の形にも色々あるなんて、初めて知りました。
神社建築って、奥が深いわ。

中山神社の主祭神は「鏡」

風格のある神門と社殿創建は文武天皇の御代の707年。
元寇などの国家非常時には、勅命による国家安穏のための祭祀を行う全国7つの神社のうちのひとつに選ばれていることからも、ここが重要な神社だったことがわかります。
中山神社の主祭神は、鏡作神(カガミツクリノカミ)。
アマテラスが天の岩戸に隠れた時に、鏡を作ったのが石凝姥神(イシコリドメノカミ)で、その時に作った鏡が三種の神器「八咫鏡(やたのかがみ」」で、その鏡がこの神社の主祭神です。
そのためか、中山神社は、鍛金・冶金・採鑛の守護神であり、鉱業・天然資源の神として崇敬されています。

「今昔物語」に登場する猿神社

猿神社に入る鳥居も「中山鳥居」中山神社には、平安時代の説話集「今昔物語」や「宇治拾遺物語」に書かれている猿伝説があります。
昔、美作に中参(ちゅうさん)・高野という神がいて、中参は猿、高野は蛇の体をしており、毎年娘を生け贄にしていたところ、東国から来た男が猟犬によって猿神を退治し、その時、猿神が宮司に神がのりうつり、「今後生け贄をやめる」と誓ったのだそうです。
その猿神様を祭った猿神社が狭い山道を登った奥にあります。
もう夕暮れ時で、薄暗く細い山道の中を鳥居をくぐって入るのは、ぞおお~っと恐くなって、上に行くのはやめました。
もっとも、この神社は全然恐い神社ではなくて、安産の御利益があり、たくさんの赤い猿のぬいぐるみが奉納されているので、全然恐い神社じゃありません。笑。

とうとう四国・山陽ラリー終了

美しい山々に囲まれた神社なんとかぎりぎりで中山神社参拝を終え、4日目ラリーも終了です。
中山神社は、夕方だったせいか閑散としていて、田舎によくある、地元の人がメインでお参りに来る神社という感じでした。
きらびやかでもなく、ひっそりとしていますが、よく見ると、古びた社殿は歴史を感じさせます。
社殿は1559年に出雲の国富田城城主の尼子晴久が再建したもので、「中山造」と呼ばれる美作地方独特の造り。
駐車場になっている神社脇の高台からは、社殿の屋根が見えました。
夕陽を受けて輝く神社の屋根は、やはり一之宮、堂々とした風格に溢れていました。
これにて、四国・山陽一之宮めぐり12社の参拝完了です。

美作国一の宮・中山神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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Comments:4

misa 2013年4月 5日 20:49

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。

昨年の夏に夫婦でプラハへ行く際にゆめのりょけんさんに出会い、大変参考にさせて頂きました。そして、夫婦共々すっかりサーチライトさんとシュクルさんのファンになってしまいました。記事を一番初めから読みあさり、いつかバーチャル温泉をしてみたいと考えているほど。。笑

うちの主人も神社(及び御朱印集め)が大好きで、国内旅行なら日程に100%神社を組み込みます。ですので今回の神社巡りの旅も興味深々!

これからも更新楽しみにしております♪

シュクル 2013年4月 6日 20:26

misaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
バーチャル温泉の記事まで読んでいただいたとは、うれしい限りです♪
プラハは、街はきれいだし、食べ物は美味しいし、物価は安いし、思い出すとまた行きたくなりますね。笑。
神社好きなご主人様共々、今後ともよろしくお願いします。(=^ ^=)

まっちゃん 2013年4月26日 17:28

こんにちは。
静岡県西部在住のまっちゃん夫婦は、厄除けは遠江国の「小国神社」へ参ります。自然豊かでなかなかステキな神社ですよ。
同じく遠江の「事任八幡宮」は渋めですが、すぐ近くの粟ヶ岳山頂から見る茶畑はお天気がよければ最高です!!
車でも登れますが、道が狭いので、時間が許せばふもとの売店に車を置いて徒歩で登るのもおすすめです。
静岡県に住んで8年ほどになりますが、今なお、茶畑の美しさには心動かされます。
機会があればお立ち寄り下さい。

シュクル 2013年4月28日 22:38

まっちゃんさん、こんばんは。
小国神社は、遠江国の一之宮ですね。
一之宮めぐりでいつかは参拝したい神社です。
事任八幡宮も、まっちゃんさんおすすめの神社なら、ぜひ参拝に行きたいです。
考えてみれば、茶畑って、生で見たことないですね。
そんなに美しいなら、俄然、見てみたくなりました!
ゆめのりょけんの次回シリーズは静岡に富士山を見に行く旅ですので、静岡県民としてのツッコミお待ちしています。^^

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