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May
17
2013

甲斐国一之宮・浅間神社に参拝

ゆめのりょけんの今回のラリーは、富士山一周。
古来、富士山は信仰の対象とされ、古事記を始め様々な文学作品に登場する霊的な山で、一之宮めぐりも当然富士山を中心に動きます。
まず参拝したのは、甲斐国一之宮・浅間神社(あさまじんじゃ)。
富士山の北側にある甲斐国一之宮は、富士山を祭った神社ながら、少し謎に包まれた神社でもありました。

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浅間神社

浅間神社社伝によれば、創建は約2000年前の垂仁天皇の御代で、浅間神社から2km離れた山の中にあり、その時の御祭神は大山祇神(オオヤマツミノカミ)と天孫瓊々杵命(ニニギノミコト)と木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)の三柱でした。
現在の浅間神社は、清和天皇の御代の865年(貞観7年)に木花開耶姫命をお遷しして祀ってあります。
貞観6年に富士山の大噴火があり、甲斐国でも祭祀することが決められたことが「日本書紀」に書いてあるので、富士山の神である木花開耶姫だけを祀ってあるのはそれが理由ではないかとも考えられますが、はっきりとはわかっていないようです。
大山祇神と瓊々杵命の二柱の神が鎮座する元の神社は、山宮神社という名で摂社として現在も残っています。

木花開耶姫

木花開耶姫は富士山の神浅間神社の御祭神・木花開耶姫は、富士山の神様で、山の神の総元締めである大山祇神の娘です。
お父さんの方は、伊予国一之宮・大山祇神社で参拝してきました。
「木花」とは桜のことで、コノハナサクヤ姫はその名の通り桜の花のように美しく、皇室の祖先神であるニニギ命がその美しさに恋して求婚した女神です。
父親の大山祇神は、コノハナサクヤ姫と一緒に姉の石長姫(イワナガヒメ)をニニギ命に嫁がせますが、ニニギ命は醜い石長姫を帰してしまいます。
大山祇神は、「天津神の御子が岩のように長く変わらずに、桜の花のように栄えるように願ったのに、これ以後は短い命となるでしょう」と予言し、それ以来、天津神の子孫である天皇にも寿命ができたわけです。
桜の花のようなイメージのコノハナサクヤ姫ですが、一方で、ニニギ命に浮気を疑われて、貞節を証明するために自分で産屋に火をつけて燃えさかる火の中で出産したという剛の者。
ていうか、それ、怖すぎ。
そのエピソードから、安産の神様でもあります。
イザナミ神といいコノハナサクヤ姫といい、日本の女神様はいろいろ奥が深くておもしろいです。笑。

奉納酒は葡萄酒

奉納酒はワインがずらり参拝して目に付いたのが、奉納酒。
神社にお酒を奉納してあるのは珍しくはないのですが、貼り出された奉納リストをよく見ると、奉納酒がずらっとワインです。
さすが、葡萄王国・山梨県。
実は、コノハナサクヤ姫は酒造の守護神でもあるので、ワイン造りが盛んな山梨県にはぴったりすぎる神様ですね。
神話の時代の酒はもちろん米酒で、ワインはなかったとは思うけど、そこは太っ腹で何でもウエルカムな日本の神様なので問題ないかな。笑。

富士山が見えない謎

富士山は見えないこの神社の謎は、富士山を祭る神社でありながら、富士山が見えないことです。
さらに、本殿が富士山の方向に向いていないのです。
それはなぜか。
この神社の起源である山宮神社の近くからは縄文時代の巨大集落の遺跡が発見されています。
遺跡の名は「釈迦堂遺跡」で、縄文時代に仏教はありませんから、「釈迦堂(しゃかどう)」の名前の由来は「ミシャクジ」であり、後になって「釈迦」の漢字が当てられたようです。
つまり、ここには古来よりミシャクジ信仰があり、目の前に広がる南アルプスの山々を祭祀していた神社だったところに、中央政府からの富士山信仰が入ってきたのではないかと考えられています。
まさかここでミシャクジ様の名を聞くとは思ってませんでした。
ミシャクジ様と言えば、諏訪大社。
ここでも、ウサギを串刺しにしたり、鹿の脳を食べたりしてたのかな...。
ぞおお~。
【関連記事】 神長官守矢史料館とミシャグジさま

ひっそり静かな神社でした

かわいいんだけどね...浅間神社は、静かな町の中にあるひっそり静かな神社でした。
鳥居の向こうには、ぼんやりと雨に煙った山々が見えて、のどかな田園風景が続きます。
境内には、落ち着いた雰囲気の社殿の他に、なぜか妙に今風のかわいい系の干支の置物があったりして、これは地元の子どもたちのウケを狙っているのか、観光客用なのか、いまいちコンセプトがわかりません。
まあ、何でもありの八百万の神だし、かわいいからいいか。笑。

甲斐国一の宮・浅間神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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