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Sep
25
2013

若狭国一之宮・若狭彦神社に参拝

若狭国一之宮は、福井県小浜市にある若狭彦神社(わかさひこじんじゃ)。
小浜市は、かつての国府や国分寺があつまっていた行政の中心地で、京都へ通じる鯖街道が有名です。
そんな小浜市にある一之宮は、上社・下社の二社あり、上社が若狭彦神社、下社が若狭姫神社(わかさひめじんじゃ)。
若狭彦・若狭姫は、有名な神話のエピソードに縁の深い神社でした。

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若狭彦と若狭姫

二つの神社の御祭神は、若狭彦大神と若狭姫大神。
若狭彦大神は彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)、若狭姫大神は豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)で、夫婦神です。

一の鳥居

夫婦神を祭った神社はいくつかありますが、夫婦で別れて祭られているのは諏訪大社と同じですね。
二つの神社の距離は1.5kmほどで、まずは若狭姫神社の方からの参拝となりました。

下社・若狭姫神社に参拝

若狭姫神社は、ごくごく普通の生活空間にある、町の中に溶け込んだ神社です。
一の鳥居は生活道路にあって、獅子の顔は長い年月で崩れてなくなっていて、ちょっと怖い。

顔がなくなった狛犬

拝殿や本殿の屋根は苔むして、境内にある能舞台もすっかりすすけて使われていないような感じ。
境内には人も少なく、ひっそり静かです。

苔生した拝殿と本殿の屋根

あまりにひっそりして何もかもが古びているのが、逆にさびさびとした情緒を感じさせます。

上社・若狭彦神社に参拝

若狭姫神社に参拝した後は、上社・若狭彦に向かいます。
こちらは、若狭姫神社と違って、鳥居をくぐると、鬱蒼と樹木に囲まれた奥がまったく見えない参道を歩いていきます。

奥が見えない参道

長い参道を歩いていくと、先にあったのはがらんとした境内。
石の道が古代の遺跡のようで、拝殿と本殿のさびさび具合は、若狭姫神社以上と言っていいでしょう。
人っ子ひとり、猫の子一匹いません。

人の気配の無い境内

人のいなかった一之宮では、高岡市の越中国一之宮・氣多神社が思い出されますが、ひっそり度ではどちらも甲乙付けがたい神社でした。
【関連記事】 越中国一之宮まとめて参拝してきた

海幸彦と山幸彦の神話

ヒコホホホデミノミコトは、古事記の中でもよく知られている神様のひとりで、別の名を山幸彦と言います。
山幸彦は、兄の海幸彦と道具を交換して釣りをした時に兄の釣針をなくしてしまいます。
兄に怒られて困っていた山幸彦は、塩椎神(しおつちのかみ)に助けられて海の神の宮殿「綿津見神宮(わたつみのかみのみや)」に行きます。
塩椎神(しおつちのかみ)と言えば、陸奥国・一之宮の塩竈さま。
こんなところでつながっているんですね。
海の神に宮殿に行った山幸彦は、海の神に歓迎され、娘の豊玉姫に一目惚れされて結婚し、綿津見神宮で3年楽しく暮らします。
このあたりは竜宮伝説の元になった話。
山幸彦は、失くした釣針を持って地上に戻り、兄の海幸彦をやっつけて忠誠を誓わせました。
海の神の庇護を得たことから、海上安全、大漁の守護神とされています。
【関連記事】 陸奥国一之宮・鹽竈神社に参拝

豊玉姫の出産

妊娠した妻の豊玉姫は、天神の子を海で産むわけにはいかないと陸に上がってきますが、その時、山幸彦に「子供を産む時には本来の姿に戻るので絶対に産屋を見ないで」と告げます。
ああ、これはもう完全にフラグですね。
案の定、山幸彦は中を覗いてしまいます。
産屋では、なんと一匹の鮫が腹を地につけて蛇のようにくねって出産中。
驚いた山幸彦は逃げ出し、姿を見られた豊玉姫は海へ帰ってしまいました。
生まれた子は、豊玉姫の妹によって育てられることになり、後に初代神武天皇の父となり、皇室の系譜が始まります。
鮫に姿を変えた豊玉姫の出産は、想像すると強烈なインパクトがありますが、産屋の屋根が完全にできる前に出産したことから、安産の神様として信仰されています。

御朱印は若狭姫神社で

注意したいのは、上社・若狭彦神社には社務所がないこと。
社務所がなく人もいないので、祈祷や御朱印授受などはすべて下社で行っているのだそうです。

御朱印とお守り

私たちも下社で上社・下社両方の御朱印と、出産間近のシュクルの同僚に安産祈願のお守りをいただきました。
お守りを渡したあと、無事出産の報告を受けましたよ。

若狭国一の宮・若狭彦神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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