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Oct
16
2013

上野国一之宮・貫前神社に参拝

上野国の一之宮は、群馬県富岡市に鎮座する貫前神社(ぬきさきじんじゃ)です。
雪の三国峠を越え、さっきまでのホワイトアウト状態が嘘のような青空の下、神社をめざして車を走らせます。
群馬県の偉人・名所・名産を読んだ「上毛かるた」にも、「ゆかりは古し貫前神社」とあるように、貫前神社は1400年の歴史を持つ群馬を代表する神社。
そんな貫前神社の由緒と見どころを紹介します。

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表参道の大鳥居から絶景を見渡す

貫前神社・表参道の大鳥居貫前神社に着くと、まず目にはいるのが朱塗りの大鳥居です。
駐車場に車を停めると、表参道は長い階段になっていて、階段の上にはひときわ大きな鳥居が見えます。
階段を上って振り向くと、目の前には絶景!
山の上の神社は珍しくありませんが、今まで行った山の神社は大体鬱蒼とした森をぬけて社殿にたどり着くところが多かったので、ここまで遠くを見晴るかす絶景は初めてです。
ときおり赤い土煙がもうもうと上がっていたのは、空っ風の群馬ならではの光景。
この赤土は関東ローム層のせい?

振り返ると絶景

全国でも珍しい「下り参りの宮」

下り参道大鳥居をくぐると、道を挟んでこれまた朱塗りの美しい総門があり、その総門をくぐると下り階段が続いていて、その階段を下りるとこれまた朱塗りの美麗な楼門。
その楼門の奥が拝殿と本殿になっています。
つまり、総門から拝殿・本殿を見下ろす形になっている造りで、階段を登って下りて参拝するわけですね。
このスタイルは、「下り宮」「下り参りの宮」と呼ぶ、全国的にも非常に珍しい形です。
大鳥居からの開放的な絶景とはうってかわって、総門から見下ろす境内は、神秘的な雰囲気が満ちていて、階段を下りていくと、特別な場所へこれから入っていくのだという気分が高まります。

武士の尊崇篤き神社

朱塗りの美しい社殿貫前神社の御祭神は、経津主神(フツヌシノカミ)と姫大神(ヒメオオカミ)。
フツヌシは、古代の豪族・物部氏の氏神で、日本神話においてはオオクニヌシからアマテラスへの国譲りで活躍し、国家の基礎を作った神様です。
貫前神社は、531年に物部姓磯部氏により蓬ヶ丘綾女谷に祀られたのが創建とされています。
その後、中世には源頼義・義家父子に崇敬され、室町末期には我らが越後の上杉氏や甲斐の武田氏も保護し、江戸時代には徳川家の庇護を受けるようになりました。
フツヌシは、神話のエピソードからわかるように、戦いの神として信仰されてきたので、このように武士の尊崇を受けてきたのですね。

拝殿・本殿は修復中

拝殿・本殿は平成の大修復中本当なら、楼門の奥に拝殿と本殿があるのですが、残念ながら平成の大修復中。
シートがかかっていて、見ることはできませんでした。
隙間からチラッと覗いていた本殿は、きらびやかで豪華。
色とりどりの木組みや金箔の輝く装飾は、日光東照宮に似ています。
調べてみると、この神社の拝殿・本殿は、徳川家光の命によって造られたもの。
なるほど、東照宮に似ているのも納得です。
平成25年4月には作業シートが取り外され、5月下旬には本体の工事が終了する予定だそうですから、修復完了の暁には目も眩むような美しい社殿が拝めると思います。

姫大神に導かれて富岡製糸場へ

貫前神社の御朱印貫前神社のもう一人の御祭神である姫大神は、正確な名前や祀られた由緒ははっきりしないようです。
どうやらこの地方の古い神様で、神社に伝わる神事の中に機織りに関するものがあることから、機織りの神・養蚕の神と考えられています。
それを裏付けるように、近くの吉井町矢田遺跡からは、古墳時代から平安時代にかけて、たくさんの紡錘車(糸を縒る道具)が出土しているのだとか。
そして、養蚕と言えば、この神社の近くには、生糸生産で有名な富岡製糸場があります。
おそらく、富岡製糸場で働いていた女工たちも、貫前神社の女神様に祈りを捧げたことでしょう。
貫前神社で御朱印をいただいた後は、その日本近代を支えた製糸場へと向かいます。

上野国一の宮・貫前神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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