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Nov
20
2013

下総国一之宮・香取神宮に再参拝

常陸国一之宮・鹿島神宮を参拝した後は、いよいよ千葉県に入り、千葉県香取市にある下総国の一之宮・香取神宮に参拝します。
かつては、「神宮」と呼ばれる神社は、伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮の三つだけでした。
神武天皇の時代に創建されたと伝えられる香取神宮は、それだけ特別な神社ということになります。
しかも、鹿島神宮と香取神宮は利根川を挟んだ非常に近い所に鎮座しています。
それもそのはず、香取神宮は鹿島神宮とともに日本の国の成り立ちと深い関わりのある神社なのです。

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日本の国の成り立ち

香取神宮の御祭神は、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。
神話の中でも有名な「出雲の国譲り」の話に登場する神です。
「出雲の国譲り」とは、もともと国津神たちによって治められていた葦原中国(あしはらのなかつくに・地上の国)を、高天原(たかまのはら・天上界)の天津神が治めるため、使者を遣わして国津神から地上の国を譲り受けるという話です。

大鳥居はがっつり修復中

天津神のアマテラスは、国津神の総帥オオクニヌシに対して、国を譲るように使者を遣わしますが、使者である神々は皆オオクニヌシの説得に失敗し、そこで遣わされた最後の使者が鹿島神宮の祭神タケミカヅチと、香取神宮の祭神フツヌシ。
タケミカヅチとフツヌシは、アマテラスの命を受けて国津神と戦ったパートナーというわけ。
この戦いに勝利して、出雲の国譲りが行われ、それが日本の始まりとなったのです。

生まれながらの戦いの神

そもそもフツヌシとはどういう神なのか。
イザナギとイザナミはたくさんの神を産みますが、火の神カグツチを産んだ時に、イザナミは陰部を火傷して死んでしまいます。
カグツチは、その後、怒ったイザナギに十拳剣(とつかのつるぎ)で殺されてしまい、その時、血の滴る剣から生まれたのがフツヌシです。

階段を上って総門へ

そして、国津神との戦いで使われたのも、十拳剣(とつかのつるぎ)。
生まれからして血なまぐさいというか、かなりハードな神様な上に、国津神と戦って勝利しただけあって、フツヌシは戦いの神。
古来より武神としての尊崇篤く、いまではスポーツの神としても信仰されています。

式年大祭に向けて修復中

香取神宮は、朱塗りの華麗な楼門に、桃山様式の豪華な拝殿がありますが、私たちが行った時には平成の大補修工事の真っ最中。
群馬の貫前神社も修復中でしたが、どうも今年は神社の修復の当たり年のようで、いく先々で修復中のシートがかけられています。

拝殿も修復の真っ最中

香取神宮では、平成26年4月に斎行される式年大祭に向けて、本殿と拝殿の屋根の葺き替えと、極彩色漆塗り補修工事をしているのだそうです。
竣工予定は平成25年11月。
元禄時代の華麗な社殿が、平成の修復を経て一段と美しくなるのが楽しみです。

護国神社と要石

朱塗りの大鳥居をくぐって左手に上に続く細い石の道があって、そこを登っていくとそこのまた小さな神社があります。
戦没者を祀った護国神社で、昭和21年に建てられたもの。
静寂の中でひっそりとたたずんでいます。

護国神社

その近くにあるのは、鹿島神宮にもあった要石。
地震を起こす大ナマズを香取と鹿島の神が退治したと伝えられる石棒で、鹿島神宮は凹形でしたが、こちらは凸形。
そういう伝説が残っているくらい、関東地方は昔から地震が多かったんですね。

凸形の要石

あの水戸光圀公がこの神社を参拝した時にこの石を掘らせたものの、ついに根元を見ることができなかったとか。
ていうか、これ掘っちゃったら、またナマズが暴れて地震が起きるかもとか、そういうこと考えなかったのかな、黄門様。

一之宮めぐりのきっかけ

実は、サーチライトは香取神宮に来るのは3回目。
2008年に千葉遠征に行った時の参拝は、ゆめのりょけんでも記事にしました。
【関連記事】 下総国一之宮・香取神宮と神話のススメ - ゆめのりょけん
その時はサーチライトだけの参拝でしたが、神社の由緒を調べたのがきっかけで神話との関係に興味を持ち、やがてゆめのりょけん一之宮めぐりの旅へと続いていくことになったわけです。
そういう意味では、私たちのライフワークのひとつとなった一之宮めぐりのきっかけとなったのが、この香取神宮。
今回、夫婦一緒に参拝できて、またこれからの一之宮めぐりが一層楽しみになりました。

下総国一の宮・香取神宮に再参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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