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Nov
25
2013

上総国一之宮・玉前神社に参拝

九十九里浜の長い海岸線をドライブすること約2時間、国道228号線で房総半島の内側に切れ込んでいくと、上総の国一之宮・玉前神社(たまさきじんじゃ)があります。
海近くていとおもしろき上総の地の一之宮は、やはり海に縁のある神様を祀る神社です。
玉前神社の御祭神は、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。
御本人自体は地味な存在なのですが、日本の歴史上重要な女神様なのです。

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山幸彦と竜宮伝説

「古事記」の中の有名なエピソードに、海幸彦と山幸彦の話があります。
兄の海幸彦から借りた釣り針を無くした山幸彦は、海の宮まで探しに行き、そこで海神の娘である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)と恋に落ち、結婚します。
海の底の竜宮城で楽しく暮らしていた山幸彦は、3年経ってから釣り針を探していたことを思い出し、海神の助けを借りて無事釣り針を見つけ、地上に帰ることにします。
妻の豊玉姫命はこの時身籠もっていて、山幸彦を追いかけて地上に行き、そこで産気づいて「私が子供を産む姿は絶対に覗いてはいけません」と言って産屋に籠もります。
ハイ、お約束の「のぞいちゃダメ」来ましたー!
フラグ通り、言いつけを破って山幸彦が中を覗くと、そこでは一匹の大きなワニザメがのたうちまわって苦しんでいました。
男の子を産んだ豊玉姫命は、姿を見られたので海に帰ってしまい、豊玉姫命の代わりに子育てをすることになったのが、妹の玉依姫命(たまよりひめのみこと)だったわけです。
生まれた神は、鵜茅葺不合命(うがやふきあえずのみこと)といい、成人すると玉依姫命を妻とします。
そこで生まれた四人の御子の一人が、初代神武天皇。
玉依姫命は、初代天皇の母君にあたるわけですね。
【関連記事】 若狭国一之宮・若狭彦神社に参拝

女神の萌え絵馬

このような神話のエピソードを持っている玉依姫命なので、その御利益は、縁結び・子授け・出産・養育。
女性の心身の働きを守る神として崇められています。
源頼朝の妻・政子が懐妊した時、安産の祈願をしたことでも有名。
玉前神社には、そんな玉依姫を描いた美しい絵馬があります。

子育てに御利益ありそう

たくさんの神社のいろいろな絵馬を見てきましたが、こんなにきれいな絵馬は初めて。
この絵はどなたが描かれたんでしょうか。
こういう絵馬がもっとあると楽しいんじゃないかな。

平成の大修理

さて、参拝の方ですが、ここでまた平成の大修理にぶつかってしまい、社殿はシートですっぽり覆われた状態。
どうも、今年は完全に修理イヤーのようです...orz
シートにむかってお参りというのもなんだか微妙ですが、そこは心をこめてお祈りしてきました。

完全に修理中

玉前神社の社殿は、黒漆塗りの権現造りという造りで、江戸時代1687年の造営。
権現造りというのは、拝殿と本殿が一体化している造りで、日光東照宮や北野天満宮がその代表です。

黒塗りの本殿

シートの奥に見えていた社殿は確かに黒塗りで、修復前の写真を見ると、北野天満宮に雰囲気が似ています。
極彩色の飾りは東照宮に似ていますし、完成したら荘厳な社殿になるだろうと思います。

玉砂利を踏んでみる

修復シートにがっかりしながらぐるっと社殿をの周りを回ってみると、面白いもの発見。
その名も「はだしの道」。
「くつをぬいでお進み下さい」「玉砂利の感じいかがですか」とあるので、ここはどうやら裸足で歩く道のようです。

はだしの道

樹のまわりをぐるっと一周するようになっているので、早速二人で裸足になってチャレンジ。
砂利というより丸い石がごろごろして、足の裏が足ツボマッサージみたいに刺激されます。
ちょっと痛いけど、痛きもちいいというか、なんかパワーチャージできそうで、ぐるぐる2周しちゃいました。

パワーチャージか拷問か

ところがサーチライトは「いでででででで!うべぼば~!」という苦悶の声をあげて、へろへろになってなんとか一周。
サーチライトは健康サンダルも痛くて履けない人なので、この玉砂利の道は拷問だったようです。

神様たちはつながっている

玉前神社は、富士山と出雲大社を結ぶレイラインの延長上に位置しているということで、最近はパワースポットとして注目されています。
山幸彦は、別名・彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)。
若狭の国一之宮・若狭彦神社の御祭神です。
富士山の女神・木花開耶姫(このはなのさくやひめ)の息子なので、富士山とのつながりも納得。
また、山幸彦が海の宮に行くのを助けてくれたのは、陸奥国一之宮・鹽竈神社の御祭神、鹽土老翁神(しほつちおぢのかみ)。
一之宮めぐりを続けてたくさんの神社にお参りしていると、点と点が線になっていくように、神様たちはつながっているんだなあと実感するのでした。
【関連記事】 甲斐国一之宮・浅間神社に参拝
【関連記事】 陸奥国一之宮・鹽竈神社に参拝

上総国一の宮・玉前神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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