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Dec
01
2013

安房国一之宮・安房神社に参拝

房総フラワーラインを下に下に走って行った房総半島の最南端に、安房の国一之宮・安房神社(あわじんじゃ)があります。
背後にこんもりとした青い山、青々としている桜の並木、その中の真っ白な鳥居が爽やかな初夏にぴったり。
海に近い安房神社は、海路を渡ってはるばる南国からやってきた神様を祭った神社なのです。

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阿波国から黒潮に乗って

安房神社の創始は、初代神武天皇が即位した皇紀元年。
神武天皇の命を受けたアメノトミ(天富命)が、最初は阿波国(徳島県)に麻や穀(カジ=紙などの原料)を植えて開拓を進め、その後、阿波国に住む忌部氏の一部を引き連れて黒潮に乗り、房総半島南端に上陸し、そこでも麻や穀を植えます。

境内は広々としています

この時、アメノトミが先祖にあたるアメノフトダマ(天太玉命)とアメノヒリトメ(天比理刀咩命)を布良浜の男神山・女神山という二つの山に祭ったのが、安房神社の起源と伝えられています。
阿波国(あわのくに)をルーツにしているので、こちらも安房神社(あわじんじゃ)ということなのですね。

天の岩戸で大活躍

安房神社の主祭神・アメノフトダマは、神話界の一大事件「天岩屋戸隠れ」で活躍した神様です。
太陽神アマテラスが天の岩戸に隠れてしまって世の中が大混乱になった時、神々たちはアマテラスを岩戸から出すための大作戦を展開します。
その際、アメノフトダマは岩屋の前で、鹿の骨を焼く「太占(ふとまに)」という占いをし、様々な飾りのついた太玉串(ふとたまぐし)を作って捧げ持ちます。
岩屋から顔を覗かせたアマテラスが外に引き出された時、すかさず岩屋に尻久米縄(しりくめなわ=注連縄)を張って岩戸の入り口をふさいだのも、アメノフトダマ。
アメノフトダマが注連縄を張ったことによって、アマテラスは二度と岩屋に籠もることはなくなったわけです。

注連縄を作った神様

そんなエピソードを持つアメノフトダマは、日本の全ての産業創始の神とされています。
特に多くの中小企業、個人商店などには、特に強い力添えがあるとか。
また、天の岩戸での機転の利いた行動や統率力から、積極性を身に付けたり、組織のリーダーとしての資質も授けられるとされています。
起業ブームの現代にふさわしい神様と言えるんじゃないでしょうか。
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斬新すぎる拝殿

安房神社の拝殿は、幸い修理中ではなくどうやら新しいようです。
ていうか、新しすぎ。
なんと、鉄筋コンクリートです。
たくさんの一之宮を参拝してきましたが、鉄筋コンクリートの拝殿っていうのは初めてです。

拝殿は鉄筋コンクリート

うーん。
きれいなんですけど、ありがたみに欠けるというか、情緒がないというか、なんか微妙...。
正直、この発想はなかった。
海風にさらされて腐蝕が激しいから仕方がないんでしょうか?

本殿と神饌所は木造

拝殿の後ろの本殿と、その横の神饌所(神に奉るお食事を作る所)は、木造なんですけどね。
まあ、日本の神様はおおらかなので、あまりそういうことは気にしないかもしれませんが。

阿波の国一之宮とのつながり

安房神社のルーツ=阿波国の一之宮は大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)。
祭神はオオアサヒコ(大麻比古大神)ですが、じつはアメノフトダマのことです。
四国ラリーでお参りした神様が、海を渡った房総の地で祭られて、今私たちも参拝していると思うと、遠い四国の地が急に身近に思われて、やっぱり神様はつながっていると感じたのでした。
【関連記事】 阿波国一之宮・大麻比古神社に参拝

安房国一の宮・安房神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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