新潟を出発すること15時間、日本海から日本列島を横断し、太平洋を望む房総半島の最南端・館山にやって来ました。
今日の宿泊は、館山の「オーパヴィラージュ」。
海辺の隠れ家的なプチホテルです。
ゆめのりょけんでは、今までたくさんのホテルや旅館に宿泊してきましたが、ここは間違いなくトップ3に入ります。
それくらい、すばらしかった!
そんなオーパヴィラージュの魅力を紹介します。
- スポンサードリンク -
おしゃれでかわいい部屋
建物はいくつかの棟に分かれていて、それぞれ2階建てです。
「コクリコ」とか「コルサ」とか名前が付いていて、色分けされています。
1階にはテラス付きの部屋もあって、そこでビールやワインを飲んでいる人もいて、なんだかおしゃれな感じでした。
私たちは2階のスタンダードツインルームを予約。
籐の椅子とかガラスのテーブルとか、外国風のおしゃれな雰囲気。けっこう広くて、ゆったりできました。
かわいい浴衣もついています。
外国風の部屋でも、浴衣姿でお風呂に行ったりお庭を見たりできるのは、日本ならではの楽チンさですね。
庭で南国リゾート気分を満喫
オーパヴィラージュで印象的なのが、庭です。
芝生にプール、椰子の木。
ここにいると、千葉ということを忘れて、南国のリゾートに来たみたい。
ただ、この日は午後から次第に雲が多くなり、ホテルに着いた時には思いっきり曇り空だったので、写真がイマイチになってしまったのが残念です。
その他に、ここの庭には、のんびり過ごせるアイテムがいっぱいです。
籐の丸いイスとか、デッキチェアーがあちこちに置いてあって、昼寝や読書にぴったり。
個人的にはハンモックがポイント高し!
お風呂あがりにゆらゆら揺れながら、まったり読書を楽しみました。
でも、途中でぽつぽつと雨が降ってきたので、ハンモックタイムは1時間ほどで終了。
あーあ、ここで半日くらいのんびりしたかった!
中にも娯楽がいっぱい
建物の中にも、楽しい部屋がいくつかあります。
まずは、一週間くらいこもりたいような充実したマンガ室と図書室があります。
図書室は、推理小説や旅の本、自然の本などが多く、開高健さんの本もたくさんありました。
もともと、このホテルの名前「オーパ」は、開高健さんが名付け親。
「OPA!」はポルトガル語が語源で、ブラジルでは驚いたり感嘆したりすると「オーパ!」というのだそうです。
開高さんの著作のタイトルでもありますよね。
それから、ゲーム室。
写真には写っていないのですが、ダーツもあって、レトロな雰囲気たっぷりです。
ほろ酔い気分でタバコをくゆらせながらゲームに興じるって、映画のワンシーンみたいなイメージですね。
絶品の南房総フレンチディナー
お待ちかねのディナーは、南房総フレンチシェフおまかせディナーコース。
OPAから車で5分ほどのところにある地元「布良漁港」の獲れたて地魚と、館山市内の契約農家さんから仕入れた新鮮朝採れ野菜や自家製農園の野菜を中心にした、地元の食材メインのコースです。
個室に分かれた「れすとらんカンパーニュ」でいただきます。
前菜は、館山で水揚げされた真鯛とカンパチのタルタル仕立てと無農薬の野菜。
トマトの中に魚が入っていて、プリプリ。
館山産ニンジンとサツマイモのポタージュスープの後は、コショウダイのポワレ。
皮はパリっと、身は柔らかく、筍風味のソースがすごく美味しかった!
肉料理は、和牛ロースステーキ赤ワインソース。
柔らかい和牛に、濃厚なソースが絡んで、ほっぺたがきゅううっとなる美味しさ。
つけ合わせの野菜も美味しすぎ。
肉料理は、他にも南総ポークのローストマスタードソースと、仔羊のローストアンチョビソースの3種類から選べます。
デザートは、シェフ特製。
びっくりしたのが、真ん中のバタークリームのケーキ。
バタークリームって、こってりしすぎてすぐに飽きちゃうのが多いのですが、これは、濃厚な風味があるのに全然しつこくなくて、風味豊かで、ぺろっといけちゃいました。
こんなに美味しいバタークリームケーキ、初めてです。感動。
コーヒーの他に、紅茶とハーブティーで選択できます。
面白かったのが、コーヒーについていたスティックシュガー。
木の棒に砂糖が固めてあって、おしゃれです。
ホテルのショップでも売っていたので、お土産に買っていきました。
このディナーは、ほんっとに美味しかった!
素材のひとつひとつが新鮮でいいものを使っているのがわかって、しかも、筍とハマグリのソースとかサツマイモのポタージュとか、オリジナリティ溢れるメニューで、今まで食べたことのない新鮮な感動がありました。
パンも自家製で、美味しくて食べ過ぎてしまうほど。
食卓についていたオリジナルのハーブソルトも、めちゃうま!
ものすごく贅沢をした気分を味わえました。
調べてみると、シェフの島田孝之さんは、新潟県出身。
清里のペンションのオーナーさんといい、偶然ですけどなんか嬉しいです。
楽しいお風呂めぐり
癒しのバカンスに欠かせないのが、お風呂。
オーパヴィラージュでは、建物の中にお風呂が4つ、庭に露天風呂が2つあり、すべて貸切です。
人が入るとランプでわかるので、特に予約しなくてもいいのが便利。
全部入りたかったのですが、ジャグジー風呂が修理中で入れなかったので、それ以外のお風呂をめぐってみました。
まずは南仏風呂。
地元の農家から、その時実っている旬の柑橘類を届けてもらってお風呂に浮かべています。
もちろん、無農薬。
柑橘系のいい香りがしました。
続いてワイン風呂。
山梨のワイン蔵から、ワインを顆粒にしたものを入浴用にしています。
血行促進や美肌効果があるとか。
お風呂が暗くて写真もわかりにくいのですが、けっこうお湯が赤くて、血みたいでした。笑。
夜はプロヴァンス露天風呂。
この露天風呂は、南房総の小浦弁天温泉の湯を使っています。
天井が開いているので、空を眺めながらの入浴ができるのがいいところ。
もっとも、この日はお天気が悪くて星空は見れませんでした。残念。
翌朝は、ハーブ風呂に入ってみました。
エキゾチックな香りをイメージしてブレンドしたハーブ(ローズレッド・ローレル・レモンバーベナ・ラベンダー・ペパーミント・サンダルウッド・クローブ)を浮かべたお風呂。
とってもいい匂いでリラックス効果抜群。
そして、このハーブ風呂では大発見!
ふと見ると、古代ローマ風呂のオブジェのようなアヒルと魚がいます。
こ、これは!
今回、ゆめのりょけん温泉班のアヒル隊長と半魚人をうっかり忘れてきてしまい、「やんぬるかな!」と思っていたのですが、このアヒルと魚は彼らのご先祖様!?
不思議な偶然にサーチライトと大笑いでした。
ヘルシーで美味しい朝食
一夜明けて。
昨日のディナーがすごく美味しかったので、期待度MAXで朝食へ。
メインメニューは、ソーセージと温野菜盛り合わせ。
盛り合わせというより、ポトフといった感じ。
ソーセージも野菜も美味しくて、これだけで夕食でもいいんじゃないかと思う。
ここに、昨日のディナーにも付いていたオリジナルハーブソルトをかけると、えもいわれぬ美味しさ。
ハーブソルトって、結構ハーブの香りがきつくてイマイチなものも多いんですが、これは絶妙に美味しい!
ホテルのショップで売っていたので、自分用に買って、使いまくってます。
パンとごはんはどちらかを選ぶ方式でした。
私はポトフに合わせてパンを食べたのですが、サーチライトは温泉玉子の誘惑に負けてごはんをチョイス。
鉄板の組み合わせに大満足。
デザートは、フルーツ入りヨーグルト。
のぞき込んでいる子ヤギと羊は、食卓にあった木の人形です。
他にもたくさんの種類の木彫りの動物がショップにありました。
かわいかったので、いっしょにパチリ。
キリンをお土産に買って帰りました。
セレクトショップでお土産選び
ホテルのロビーにはセレクトショップがあります。
これが、普通のお土産物屋さんとはちょっと違って楽しい。
外国の輸入雑貨や食器とか、動物のかわいい木彫りの置物とか、オリジナルハーブソルトとか、他ではなかなか見ないものがたくさんあります。
単なるお土産だけじゃなくて、自分用とか、誰かへのプレゼントに選びたくなるようなものがいっぱいでした。
ここに泊まる人は、ショップでの買い物も予算と時間に入れておくといいですよ。
ゆったり贅沢気分が味わえる至福の時間
オーパヴィラージュは、たった1泊の滞在でしたが、ものすごく贅沢な時間を過ごした気分でした。
お部屋、食事、お風呂、ホテル内、すべてが満点。
細かいことのひとつひとつに気配りが感じられて、でもさりげない。
スタッフの方もみなさん感じのいい方ばかりでした。
ロビーでは、「うさぎの置物が全部で何個あるのか」というクイズをやっていて、結構見つけたつもりだったのに全然足りなかったり。
そんな遊び心もあって、楽しいホテルでした。
絶対、また来たいです。
できれば1週間くらい。無理かな...。
オーパヴィラージュ/OPA VILLAGE
〒294-0226 千葉県館山市犬石1687
アクセス 館山道・富浦ICより30分(館山駅より送迎あり要予約)オーパヴィラージュのクチコミと宿泊プラン(じゃらん)
- スポンサードリンク -