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Feb
04
2014

徳川のお宝がいっぱい徳川美術館

こんにちはシュクルです。
1泊2日の研修で単独名古屋に乗り込んだ私のフリータイムは、1日目の夜と2日目の午後。
宿泊ホテルが名古屋市の栄で、研修場所もそのすぐ近くだったので、そこから簡単に移動できて、見て楽しいところがないかどうか探してみたところ、名古屋市東区にある徳川美術館がヒット。
美術品あり、庭園あり、レストランありで、なかなかおもしろそうです。
栄のバスターミナルから基幹2号系統バスに乗って「徳川園新出来」で降りて徒歩3分。
行ってみたら、予想以上に盛りだくさんの美術館でした。

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徳川美術館とは

徳川美術館は、徳川家康の遺品と、徳川御三家のひとつ尾張徳川家に伝わる美術品や、武具、調度などの大名道具を収蔵した美術館です。
大正から昭和の初め、多くの大名家が関東大震災や経済不況などで宝物や道具を売りに出しましたが、尾張徳川家の第19代当主・徳川義親は徳川家に伝わる道具類を文化財として残すため個人所有をやめて財団法人に寄付、美術館を建てて一般公開としました。

三つ葉葵の紋が輝く

収蔵品は、国宝9件、重要文化財59件、重要美術品46件を含む1万点以上。
本物の大名が代々所蔵してきたものがずらっと揃っている美術館というわけです。

徳川美術館の主な収蔵品

主な収蔵品は、6つの展示室に分かれて展示されています。
第一展示室は、鎧や兜、馬標、槍、太刀など武具の部屋。
第二展示室は、茶室や茶の湯の道具の展示。
第三展示室は、名古屋城の殿様の仕事部屋を再現。
第四展示室は、名古屋城の能舞台を再現して能衣装や能面を展示。
第五展示室は絵巻物や小袖、雛人形など、大名家の嫁いだ姫君たちの婚礼調度の部屋。
第六展示室は、源氏物語絵巻のレプリカやパネルの展示。

エントランスだけは写真撮影可能

面白かったのは、各部屋のたくさんの展示品がばらばらにただケースに入れて展示してあるのではなくて、茶室や書院、能舞台を再現して、三次元的に展示してあること。
古い物を展示する美術館でこういう立体空間展示、あんまり見たことない気がします。
日本美術館お決まりの写真撮影NGなのが、つくづく残念。

徳川美術館のしおりガイドブック

徳川美術館で絶対手に入れるべきアイテムが、入り口に置いてある無料ガイドブック。
子供向けなので、鑑賞のポイントがものすごくわかりやすい!
それに、説明に全部ふりがながついているので、難しい武具の読み方もバッチリ。
「馬標(うまじるし)」とか。
はー、これはたすかる。
「徳川美術館へようこそ」というシリーズで、「じっくり親しむ徳川美術館」とか「一歩近づく徳川美術館」とかいうタイトルがついています。
紙一枚のチラシ状態で置いてあるので、それを自分で折ってガイドブックにする形式。
こんなところで、ゆめのりょけんの旅のしおりと同じものを目にするとは思わなかった。笑。

目玉は国宝「源氏物語絵巻」

徳川美術館の数ある収蔵品の中で一番の目玉は、何と言っても国宝に指定されている平安時代末期に作成された「源氏物語絵巻」でしょう。
もともとは源氏物語54帖すべてが絵巻物になっていたようですが、現存する絵はわずか19場面のみ。
そのうちの15枚の絵が徳川美術館に収蔵されています。
といっても、本物が展示されるのは1年のうちの数日で、しかも15枚のうちの1枚とか2枚とかだけ。
ちょっと肩透かしでしたが、複製や映像、源氏物語関連の他の絵巻物などの展示物はかなり充実しているので、源氏物語好きには楽しめると思います。

中は撮れないので前庭

平成17年には、開館70周年の特別展で、国宝源氏物語絵巻19絵がすべてそろって展示されたようなので、ぜひ開館80周年記念にもお願いしたいところです。
とすると、ねらい目は平成27年かな。
それにしても、残存わずか19場面というのが本当に痛い。
これも"先の戦争"応仁の乱で、京都にあった重要文献がかなり焼けてしまったせいなんでしょうかね...。

国宝「初音の調度」は必見

もうひとつの目玉が、徳川三代将軍家光の娘・千代姫が満2歳で尾張徳川家に嫁いだ時に持ってきた「初音の調度」。
華麗な蒔絵細工の文箱や絵見台、化粧道具などで、第五展示室にて見ることができます。
「源氏物語」の中の「初音」の帖をモチーフにデザインされていて、「年月を松にひかれてふる人に今日鶯の初音きかせよ」という和歌の文字が模様の中に隠されています。
将軍家の姫君のお道具だけあって、当代最高の蒔絵師によって作成されたもので、金銀や赤い珊瑚の入った美しい細工は、じっと見入ってしまうほど。
こんな豪華なお道具を使っていたお姫様は、どんな方だったんでしょう?

レストランへの小路は風情たっぷり

レストラン宝善亭で江戸時代ランチ

この日のランチは、敷地内にあるレストラン宝善亭でいただきました。
移動時間の節約もあったんですが、この宝善亭には他の店にはない特徴が。
ここではなんと、江戸時代の食事を再現したランチがあるんです。
うるさいサーチライトもいないし、これはもちろん、食べてみるしかない!

宝善亭

注文したのは、「宗春御膳」。
尾張七代藩主を務めた享保・元文年間の食文化を再現したもので、名古屋の味20種が詰められたお弁当です。
小さなお料理がぎっしり籠に入っているのは、祇園「楽楽」で食べた京懐石を思い出します。

宗春御膳

籠に入っているのは、赤味噌・木の芽田楽、蛸・鯰・芋の串刺し、淡雪豆腐、鴨・大根・こんにゃくの煮物、名古屋城の鯱の形にした焼き海老、あこや菓子、五平餅、瓜漬。
その他に、お刺身(鯛の細造りと〆鯖)、膾、鯛葛打ち入り温そうめん、鮎塩焼き、菜っ葉の塩漬けを乗せたご飯、デザート(さつまいものアイスクリーム)がつきました。

鮎の塩焼きとそうめん

名古屋の繁華街や門前町で売られていたものが多いようで、全体に優しい味の、今食べても違和感のないものばかりでした。
お値段は2,800円とお高めですが、江戸時代の食事を食べる機会なんてめったにないし、ちょっと江戸気分を味わってみるのもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、宗春御膳は要予約。
予約なしで食べられるメニューもありますが、全体に2,000~5,000円くらいは予定していった方がいいでしょう。

徳川美術館おすすめ土産

徳川美術館にはミュージアムショップが二つあります。
館内のショップと、庭園入り口近くにあるショップ「葵」です。
どちらも、美術品関係のグッズは充実。
絵葉書、クリアファイル、文房具、ハンカチ、茶道具、香道具など、オリジナルグッズがたくさんあります。

和風アートグッズがいっぱい

特におすすめは、「葵」で売っている三つ葉葵のオリジナルどら焼き。
このどら焼き、とにかく巨大!
小顔の人なら、顔が隠れちゃうくらい大きい。
いかにも「徳川」って感じがするし、絶対「この印籠が目に入らぬか!」とやりたくなってしまう。大きすぎるけど。笑。

巨大どら焼き

このどら焼き、かなり日持ちもするのでお土産にぴったりです。
しかも、いかにもネタ土産という感じなので、味のほうはあまり期待していなかったわりに、意外にも電子レンジでチンして食べると和風ホットケーキみたいですごく美味しかった!
そのほかにも、オリジナルの葵マークのお菓子がいろいろあるので、記念におすすめです。

半日たっぷり楽しめる

正直、1~2時間くらいで終わるかなと思っていた徳川美術館ですが、展示品が多いし、ランチも食べたので、3時間くらいかかってしまいました。
ランチの後で隣接の庭園も散策したので、結局徳川園を出たのは夕方の5時近く。
予想外に時間がかかりましたが、それくらい見所があった美術館でした。
拝観料は庭園と合わせて1,350円と、ランチ同様こちらも少々お高めですが、古典好きなら見て損はないと思いますよ。

ただねー。
やっぱり、中の写真を全然撮れないのが痛いです。
源氏物語絵巻はレプリカの展示なんだから、写真くらい撮らせてくれたっていいんじゃないかな。
ルーヴル美術館なんて、本物も至近距離で写真取り放題だよ?
せめて、入り口に写真撮影用のパネルなんかをどーんと置いてくれると、ブロガーとしては嬉しいんですけど。
全国の美術館のみなさん、ぜひご検討をお願いします。

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