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Feb
25
2014

伊勢国一之宮・椿大神社に参拝

伊勢国の一之宮は伊勢神宮...ではありません。
伊勢神宮は日本全体のナンバーワンであり、地域単位のナンバーワンである一之宮とは別格の扱いになっているのです。
そんなわけで改めて、伊勢国の一之宮は、三重県鈴鹿市に鎮座する椿大神社(つばきおおかみのやしろ)です。
主祭神は、「道祖神」として知られるサルタヒコ。
旅行安全のご利益深い神様に、今後の旅の成功を祈願してきました。

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旅行安全・交通安全の神

椿大神社は、全国に二千社以上あるサルタヒコ(猿田彦大神)を祭神とする神社の総本社。
サルタヒコは、日本神話「天孫降臨」のエピソードに登場する神様です。

「サルタヒコの道案内」
地上を治めるため、天降ることになったニニギ一行が天八衢にさしかかった時、赤い目を爛々と輝かせた怪しい神が立ち塞がりました。
アマテラスはアメノウズメを呼び、「おまえはか弱い女であるが、神と向かい合ったときに気後れしない神であるから、おまえが行って何者か尋ねなさい」と命じます。
アメノウズメは、アマテラスが天の岩屋が隠れたときに艶やかな踊りを踊った神です。
そこで、アメノウズメが何者か名乗るように尋ねると、「私は国津神、名はサルタヒコ。天孫が天降ると聞きつけて、先導させていただこうと参上しました」と答えます。
こうしてニニギ一行は、サルタヒコを道案内役に加え、無事に地上へと降り立ちます。

こうした経緯から、サルタヒコは「みちびきの祖神」とされ、私たちを幸せな方向に導いてくれる神様として広く信仰されるようになりました。
いわゆる「道祖神」とは、サルタヒコのことを意味してします。

椿大神社・正面参道

このサルタヒコは、鼻の長い大男として描かれることもあります。
天狗の面をつけた人が神輿を先導するお祭りがあるのは、このサルタヒコのエピソードを模しているからでしょう。
「よつばと!」のお祭り回でジャンボが扮しているのも、きっとサルタヒコですね。

木々の香りが満ちる境内

広い参拝者駐車場に車を停め、そこから歩いて境内へ。
椿大神社の境内は、背の高い木々が生い茂り、全体的に鬱蒼としていて、あたり一面に檜のいい匂いが満ちています。
昼なのに薄暗い参道を進むと、本殿の前でぱっと周囲がひらけ、あたりが明るくなるのが印象的でした。

椿大神社・拝殿

ひらけた場所に鎮座するのは、正面拝殿。
きらびやかな派手さはなく簡素な社殿で、立ち並ぶ樹々に囲まれて厳かなたたずまいです。
もっともこの日は、境内で結婚式があり、花嫁さんと花婿さんに親族の方の一行が続き、華やかな空気に包まれていました。

氣魄鉄砲柱

参拝所の隣には、ちょっと面白いものがありました。
「氣魄」と書かれた柱は、佐渡ヶ嶽親方(元琴ノ若関)が奉納した鉄砲柱。
参拝の子どもたちが、この鉄砲柱を突いて気魄と気概を身に宿すことを祈って奉納したものだそうです。
ただ、周囲に立派な囲いがあるおかげで、軽々しく柵の中には入りづらい雰囲気。
境内には七五三参拝の男の子たちがたくさんいましたが、誰一人として鉄砲していないのが残念です。
琴ノ若ファンのシュクルも、「これじゃ鉄砲していいのかどうかわかりにくいよ!」とおこでした。

芸能の始祖神を祀る椿岸神社

椿大神社・本殿の右側には、鮮やかな朱色の鳥居や柱がまぶしい艶やかな別宮があります。
これは、アメノウズメ(天鈿女命)を祀った椿岸神社。

椿岸神社

サルタヒコはニニギを高千穂に先導した後、ニニギに命じられたアメノウズメとともに伊勢国の五十鈴川のほとりに帰り、その地でアメノウズメと結婚して住んだと言われています。
アメノウズメの踊りは神楽のルーツといわれ、こちらも神社の祭祀に縁の深い女神。
芸能上達の神徳があり、芸能関係者や芸妓さんに人気の神社です。

松下幸之助が寄進した鈴松庵

椿岸神社の前の小路を進むと、鄙びた雰囲気の庵が建っています。
これは、松下電器の創始者・松下幸之助が寄進した茶室。
鈴鹿の「鈴」と松下の「松」をとって、「鈴松庵」と名付けられています。

鈴松庵

三間の茶室と日本庭園からなる鈴松庵は、喫茶処として一般に開放され、一服800円で抹茶と和菓子をいただくことができます。

伊勢神宮は全国一之宮めぐりのゴールに

ところで、今回せっかく伊勢まで行ったのに、お伊勢参りはしなかったのかと不思議に思う人もいるでしょう。
特に2013年は式年遷宮の年で、伊勢神宮は大賑わい。
宿泊先のホテルでも、当然お伊勢参りに来たものと思われたようで、「もう伊勢神宮には行ってきましたか?」と尋ねられました。

結論から言うと、今回は伊勢神宮に参拝するつもりはまったくありませんでした。
というのも、私たちの中では、全国一之宮めぐりで諸国の神様たちにお参りして、全国の御朱印をそろえて伊勢神宮に参拝するというストーリーが、いつしか固まっていたのです。
つまり、お伊勢参りは全国一之宮めぐりのグランドフィナーレ。
今はまだ伊勢神宮の鳥居をくぐる時ではありません。
そういうわけで、まだまだ先の長い旅ですが、いつか再び伊勢に戻ってくるつもりです。
今回は、それまでの安全を見守ってもらえるように、旅の神様によくお願いしてきたのでした。
それから、できれば旅行記の方もすらすら書けるように。笑。

伊勢国一の宮・椿大神社に参拝

【まとめ】 全国一之宮めぐりのすすめ

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